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犯罪者を育てたくて子育てをする親はいない
『普通』に育ててる『つもり』がいつの間にか子供の成長を妨げ歯車が噛み合わなくなってくる。
自分も絶対に大丈夫と思いながらも、呪いの言葉の方を言ってしまっている事がある。
もちろん言っていけないわけではない、根底の想いをしっかりと子供に伝えながら子育てしていこうと感じた一冊
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更正プログラムの一環で内観療法が用いられていることを学べた。
困った時に法務少年支援センターを活用することが出来ると知れて選択肢が広がった。
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うまくいかなくても
愛情をもって向き合うこと・・・
修正はいつでもできること・・・
あたりまえのことを
あたりまえに・・・
ということか
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まずは、子どもの言葉を聴く。
そして、気持ちに共感する。
共感とは、肯定することではない。「あなたはそう感じたんだね」「そんな気持ちになったんだね」と、ありのままの思いを受けとめること。
言うは易し。実行するのはとても難しい。
他人の子どもでも、「舐めたこと言ってるな」「甘えたこと言ってるな」と思うことがある。これが自分の子どもになったら尚更だと思う。
でも、そこで親も子どもと一緒に成長していくことが大切なんだと思った。
子どもは人生の初心者だけど、親だって育児の初心者。
初心者同士、一緒に手探りで、対等な人間として尊重しながら成長していくのが理想的なんだろうな。
親が子どもを受け容れられないのは、親自身が受け入れられた経験がないことも要因としてはあるのかな。
まずは自分自身のことを受け容れることから始めていけたらいいな。
ロールレタリング、とても面白そうなので自分でもやってみたい。関わりのある子どもたちにも勧めてみようと思いました。
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読みやすい文章でした。「こういう言葉がいけない」と根拠も交えて書かれているが、時と場合にもより、様子を見ながら、その子に合わせた声がけが求められる気がした。また対成人でも通用することも含むと私は思った。
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「普通の子」が犯罪に至るまでの経緯や心理状態などわかりやすかった。子どもだからと蔑ろにせずにきちんと話を聞くことや観察し見守ることなど…が非行に走らせないために大切なことだと思った。
また親も完璧な人間ではないから間違えたことをしたらきちんと謝り、そのうえで修正していくことで子どもと一緒に成長していくことができるのではないかと感じた。
実際やるとなると、なかなか難しいことかもしれないけど、知識として知ることができて良かった。
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章ごとに事例→解説というつくりで、やっぱ事例があるとわかりやすいな。TVに出てる有名人なんですね。
言葉は悪いけど、失敗例から学ぶことは多いので。
以下、章タイトルからメモ。
・「みんなと仲良く」が個性を破壊する
自己決定する力が弱い。合わない人と仲良くする必要はない、心理的距離の取り方を学ぶ、「嘘でした」言えたら勇気を褒めていい、ダメ出ししたら必ずフォロー
・「早くしなさい」が先を読む力を破壊する
事前予見能力は発達の中で身につけていくもの、日常で逆算して考える練習を、バリエーション豊かな先読みができるようになるために体験・読書
・「頑張りなさい」が意欲を破壊する
子どもが言葉をどう受け止めているかに配慮、プロセスを褒める「頑張っているね」、スモールステップ学習、いきなり自己実現に向かえない(欲求の5段階説)、アスリートはレジリエンスが高いのは失敗と乗り越え経験が多いから、希望の光を示す
・「何度言ったらわかるの」が自己肯定感を破壊する
本人なりの努力や成長を認める、観察(変化に注目するのがポイント)、謙遜しちゃったらあとからフォロー
・「勉強しなさい」が信頼関係を破壊する
過度の期待が子どもを追い詰める、青年期特有の心理的視野狭窄、他の選択肢があることを一緒に考える、リスクとコスト、勉強以外の話題を持つ
・「気をつけて!」が共感性を破壊する
失敗経験から学ぶ、親の考えを言うのではなく本人に考えさせる、過保護・過干渉になっていないか(サイモンズの4類型)、難しい問題は専門家に相談(法務少年支援センター)
子どもは思っていることの1%も口に出せない、常に観察
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子どもが犯罪をおかさないためにも、おとなが子どものありのままの姿を受け入れてあげることが大事だとあらためて考えさせられました。
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犯罪心理学者の著者が、22年間に法務省心理職として出会った1万人の犯罪者や非行少年を心理分析して確信したこと、それは「親がよかれと思って投げかけた言葉が『呪いの言葉』となって子どもの未来を壊してしまう場合が多い」ということだそうです。
著書の中では、「みんなと仲良く」「早くしなさい」「頑張りなさい」「何度言ったらわかるの」「勉強しなさい」「気をつけて」の6つの呪いの言葉を、事例と共に紹介しています。
興味深いのは、序章で紹介されている保護者のデータです。非行少年の父親が一番反省しているのは「子供の好きなようにさせていた(63.8%)」こと、母親は「子供に口うるさかった(69.3%)」こと…言い過ぎても言わなすぎてもダメということです。筆者は、親子の信頼関係こそが重要、と述べていますが、信頼しているからこそ手を離し、心配だから手を差しのべるのが親でしょうし、そのバランスが非常に難しいと感じました。終章で、本書で一番伝えたかったこととして「うまくいかないことがあっても、愛情をもって真剣に向き合っていれは何とかなります」と述べられていますが、途中経過としてかもしれませんが、何とかならなかったから非行に走った現実があるわけです。その経験を高い勉強代と捉えて、そこから立ち直れば人生としては結果オーライ?なのかもしれませんが、2人のティーンエイジャーの親としてはやはり我が子を犯罪者にはしたくないし、子育てに悩みは尽きないと思いました。筆者は「どんなに立派な親でも、子育てに悩まない人はいない」と述べていますし、私のような凡人には尚更なのかもしれません。
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大変取っつきやすく、読みやすい本であった。
但し、「本書の細かな事例にキッチリ従っていこう」なんて感想を持っては危険だ。
本書でも紹介されているが、
・子どもに過干渉すること
・子どもを放っておくこと
どちらも危険だ。
じゃあ、どうすれば良いのかって?
①子どもをよく見ること
それから、大人も、始めから、キチンとした親ではない。
と言うか、100%キチンとした親なんていない。
だから、
②親である自分も不完全だと認めて、子どもと一緒に成長していくこと
の2点が、大っぴらに述べられていないが、本書に通底しているもののように思える。
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非常にわかりやすい内容でためになった。普段、何気なく子供に言ってしまっている言葉が積み重なると、子供の感じ方や性格に大きな影響を与えてしまう。気をつけて言葉を選ばないといけないと感じた。
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0 どんな本?
親から子供へのメッセージがどの様に悪影響かを
教えてくれる本。子供は親の保身などの気持ちを敏
感に感じとる事を教えてくれる本。
1 何で読んだの?
(1) 育児に役立てたいから。
(2) 呪う言葉と救う言葉を知りたい
(3) 育児に役立てれる状態になりたい。
2 構 成
序1〜6終章の8章構成222頁
良かれと思っては親に自己満足から始まり、腐らず
諦めずにいれば人生良いことがあると締め括る。分
かりやすい構成とは感じなかった。
3 著者の問題提起
親が良かれと思って口にした日々の言葉が子供達
の心を傷付け非行の原因になっている。
4 命題に至った理由
犯罪心理学者として1万以上を分析した著者の
知見から。
5 著者の解
傾聴と対話。親気持ちをしっかり伝える事。間違
いや誤ちは謝ること。これらで子供達の心を傷付け
ないで済む。
6 重要な語句・文
(1) 信頼関係が子育ての重要な前提
(2) 話し合う過程が大事。親子も夫婦も。
(3) 長所や個性を伸ばすのに興味のある事は幅広く
やらせる。
(4) 「センセーションシーキング」子供の興味を否
定しない。
(5) 「事前予見能力」複雑な因果関係を知る幅広い
体験と読書で育つ。自分で決める機会が大事。
(6) 「動機付け」過程を褒めることが大事。
(7) 行動を起こした事を褒める。
(8) 「アンダーマイニング効果」内発的な動機が外発
的なもので下がる事。褒美をやる時は親も喜ぶの
が大事
(9) 過保護・過干渉
(10) 道徳性・共感性
7 感 想
読んでいて対話が大事だと感じた。「こうなって
欲しいから〜」「心配だから〜」と親の行動を説明
する事が大事だと思った。
刺さったのは興味のある事は幅広くやらせる事。
深く知りたい事は共感性の伸ばし方。
人に勧めるなら対話の重要性
タイトルの救う言葉をを知りたかった。(無いらし
い)
全体を通して傾聴と対話が大事だと感じた。思い
は自由なのでネガティブな気持ちも一度飲み込ん
であげたい。
8 todo
(1) ダメ出しをする時は親の意図を伝える。
(2) 興味のある事はやらせる。
(3) リスクがあっても身体的な危険がない限り失敗
する様な体験も見守る。
9 問 い
子供とは?
10 答 え
大人と同じ人間である。
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テレビでお馴染みの犯罪心理学者の出口さんのはじめての子育て本。
まず、なんといっても読みやすい。
判例もあげていて、理解しやすい。
内容自体は目新しいことはないのだけど、いいちいち納得できる。極端にどっちかに片寄ってなくて良いです。
以下、参考になったことをメモ書きで。
・警察の取り調べ→客観的事実。心理分析→主観的現実。なるほど、もうすでにわかりやすい。
・犯人には更生プログラムが用意されているが、被害者にはないんだよなーっていうね。それとも、自分が知らないだけで、存在してるのかな?
・心理学用語「確証バイアス」自分に都合のいい情報ばかりを集めてしまうこと。これに陥る保護者がいる、と。自戒せねば。
・「レジリエンス」逆境や困難を乗り越え再起する力。その力の育みかた。失敗→落ち込み→回復、を繰り返すことが大事。なるほど。
・犯罪を防ぐための考え方「リスクとコスト」の件。どちらも関係ない犯罪者は「無敵の人」と呼ばれる。言葉の質量にゾッとした。
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子育てとあるが大人に対しても同じだと思う。相手にどれだけ真剣にまっすぐ向き合えるのか、が大切だと思う。
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経験則で何となくダメだなと思う言葉がある。仲良くしなさい、勉強しなさいなど。それがなぜダメなのか、具体例を出しながら、わかりやすく説明してくれている。理由もわからなく、言ってはいけない言葉を言わないことは、ただの無関心になりうる。深く理解し、実践していきたい。