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「あなたのいばしょ」を大学在学中に設立した著書。
若い人たち向けだが、カウンセリングの基本が詰まっている。わかりやすく、著書自身の体験を交えて書かれているので、悩んでいる人たちにも響くのではないかな。
生きる意味を見いだせない、辛くて生きていけない、と苦しんでいる人、そんな人が近くにいる人が手にとってくれるといいなあ。
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人に頼ることの大切さ、間違った自己責任論、良いことがたくさん書かれていた。何よりも大空さんがとても頑張って生き抜いてきたのだと知って驚いた。
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虐待など壮絶な少年時代を送った著者の講演を聞いて本も読んでみた。著者がやっているNPO「あなたのいばしょ」の相談ではチャットも活用している。なぜなら、その無機質さが思いを素直に表出できることもあるからというような話を講演で聞き、ちょっと目からうろこが落ちるような思いになったことを覚えている。
相談というと電話、電話より対面のほうが親身になれていいものだと思い込んでいたが、彼の話を聞くと(特に現代においては)無機質な手段によるほうが素直に思いを表出できるものかもしれないと思うようになった。
ことほどさように、この本でもよくある論とは一筋違えた大空論が展開されていて、彼の境遇を思うと説得力がある。タイトルである「死んでもいいけど、死んじゃだめ」についても、「「死んでもいいなんて、けしからん」と怒る人がいますが、そういう人は、死を選びたくなるほどの苦しみを経験したことがないのだと思います。」(p.142)といって、最後の最後の出口を残しておきたいからだという。確かにすべてに絶望していながら死にたくても死ねないってつらいだろう。
死ぬの生きるのって、おためごかしじゃなくて、このくらいの信念で向かわなければいけないと目を開かせてくれる一冊だった。
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頼ることが大事。人はひとりでは生きていけない種なんだよね。自分に余裕がある時は頼られる人になりたいな。
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「24時間365日無料チャット相談を立ち上げた著者が、複雑な家庭で育った経験や相談窓口での対応をもとに、10代の現状に寄り添いつつ、悩みを深い孤独に変えないための方法を伝える。」
大空 幸星 (オオゾラ コウキ)
1998年愛媛県生まれ。慶應義塾大学在学中にNPO法人「あなたのいばしょ」設立。24時間365日無料で利用できるチャット相談窓口を運営。孤独・自殺対策をテーマに活動。著書に『望まない孤独』(扶桑社)。
もくじ
第1章 僕が「365日24時間」チャット相談を始めた理由
第2章 孤独を感じたら、迷わず誰かに頼って欲しい
第3章 「悩み」を「苦しみ」に変えないためにできること
第4章 自分の人生の主人公として生きる
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この著者については、時々討論番組で見かけていて、若いのにとても頼もしい人が出てきたなーと思っていた。きっとよい家庭環境で育った人なんだろうと思っていたら、こんな育ち方をしていたなんてとても驚いた。
この著者の言葉は、とても分かりやすくて心に届きやすい。
”過去を悲観するのではなく、これからをどう生きたいかを考えよう”
上から目線の人に言われるとよけいひねくれてしまうけど、辛い過去を乗り越えた人の言葉だと、そうしてみようかなという気持ちになる。
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壮絶な実体験が伴っての「みんなのいばしょ」。自分の居場所がないというのは本当に辛いこと。そんな辛い思いをしている子供がたくさんいる。孤独にもいろいろな形がある。体験していないけど、本を読んで少しでも理解しようと試みた。わかるわけないけど、わかろうとする努力は必要。「みんなのばしょ」も興味がわいて、調べて、ボランティアに参加しようかと思ったけど今は募集していなかった。