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さすがの安定感!田舎とは言え、いろいろある。人が暮らしていれば当たり前のこと。でも、殺伐とした、機械的な都市部にない、豊かな自然に恵まれた、父の故郷八百万町。今回もいろんなドラマあり、方言もどこか懐かしいもので、いい作品でした!
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意外とミステリであった。名古屋に近い地方のハヤブサ地区に東京から移住したミステリ作家の三馬太郎。そこはもともと父方の故郷であり、自然豊かで長閑な場所である。そこで付き合いから消防団に加入する。しかしそんな地区で放火事件が次々と発生し、三馬は事件に巻き込まれてゆく。同じく東京から移住してきた美人や、父方の遠い親戚たち。不釣り合いに立派な寺を守る住職。ハヤブサ地区を何故か目の敵にする町長。盛んに空き地や山林に太陽光発電パネル設置を目論む開発業者。事件は連続して発生し、三馬はミステリ作家として推理力を発揮していくのだが…。
田舎町のの人間関係と、誰が本当の味方なのかというのが見所。しかし最近宗教がらみの本が多い。
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田舎はこんなものだ。遠い親戚迄繋がっている。ましてや日常の生活の中ではやっかいな当番付き合い、そのひとつが消防団だったり、祭りの世話だったり町会の役員だったりだ。幼い頃小生も墓参りの折に今ではよく分からない親戚の家に寄った覚えがある。そんなことを考えながら読み終えた。地域のお付き合いは大変な事だ。最後はしんみりと読了。
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平積みにされている池井戸さんの本ならはすぐに購入でした。
田舎に引っ込んだ作家と消防団と怪しげな宗教がさまざまな形で展開。おりしも、統一教会が世間を騒がせている真っ只中での出版。これを意識してから描いたのか、そうではなくたまたま重なったのか?後者なら世の中への洞察力が凄すぎる。あまりに内容が(宗教団体のサイズは全然違うけど)近いので。
田舎の居酒屋に集合する消防団の面々を想像すると、自分も田舎に住んで、地域の人たちと楽しく人生を過ごしたいと正直思った。
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ミステリーという目線で読み出すと、途中までの展開が遅く感じてしまう。
最後まで読むとミステリーの要素は入ってくるんだけど、半分くらいまではむしろほのぼのした日々の暮らしが綴られる。
地方移住の肌触りを感じられるなかで、ゆっくりゆっくり、不穏な空気になっていく。
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『半澤直樹シリーズ』や『下町ロケット』や『陸王』やその他諸々の池井戸潤先生の作品を読んできたけれども、本作はそれらの作品のようにのめり込めなかったです。
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作家が「作家」を登場人物にした作品は、たいていおもしろくないと思いつつ読んだが、なかなかの仕掛けを仕込んだ推理もので、ソーラーと宗教団体という設定も、時代に合っている。たまたまかどうかは知らぬが、今、旬の出来事を捉えるのが、「作家」たる所以なのかもしれない。
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2022.19th
池井戸先生としては珍しいミステリー作品。
最後のところで唐突にいい話感出そうとしてきたのは正直??でしたが、かなり面白い作品ではないかなと思います(^^)
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おもしろかった!
でもズルい…
読者に限定的な情報だけ伝えて意図的にミスリードを起こさせる。作者の「俺はこんなものも書ける。いや、こういうものを書きたいのだ」というオナニー的な自己顕示欲につきあわされた感じ。
この作者がおこなう一人称の頻繁な変更。それが良さかと思っていたが、それについてもそれ以外も書けるとアピールしたかったのかな。
見事な作品ながらなんとも消化不良。。。
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・最後の和尚の話の頃から、着地に向かって回収が忙しく、前半の自然とか住民の人となりが消えてしまった。郁夫をはじめ消防団が消えてしまった。
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半沢直樹シリーズとか、銀行シリーズとか、町工場とか、足袋屋とか、様々な作品で楽しませてくれる池井戸さんの新作。
今回は珍しく連続放火事件犯と対決する
田舎に移住した事をきっかけに地元消防団に入った小説家という構成。
放火事件は何故起こるのか、誰が犯人なのか、主人公の太郎は推理小説家として、推理を巡らせる。この集落に忍び寄る放火事件の目的がわかってくる頃、もっと大きな陰謀が背景にある事を知る。登場人物が
全て怪しく感じ、犯人は誰なのか分からなくなる。やがてどんでん返しの結末が。
今回も楽しく読みました♪
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池井戸さんのミステリは久しぶり。色々忙しかったのもあるけど、半沢シリーズに比べて読むのに時間がかかってしまったなぁ、という感じ。
池井戸さんの地元は自分も隣接県なので方言が凄く理解できるというw。
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池井戸作品にでてくる、明確に憎たらしいやつがいませんでした。
田舎での人と人のつながりの温かみみたいなのは良かったと思います。
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池井戸作品は初見です。
ミステリーながら情景描写が鮮やかで美しく、
とある田舎で営まれる人々の生活と自然が細やかに描かれています。
田舎独特の人と人との繋がりが新鮮でした。
展開はそれほど早くありませんが読み応え抜群です。単行本で500ページ近くあります。
もし実写化されるのならドラマで見てみたいです。
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半沢直樹で有名な池井戸潤さんの最新作。
著者の作品は、悪い組織や上司に"倍返し"をする爽快なイメージがあるが、本作は全く異なるミステリーである。
著者の新たな作風を読めたのが、ファンとしてうれしかった。
東京から田舎のハヤブサ地区へ移住し、消防団へ勧誘された主人公。
連続放火事件の真実とは?
新興宗教と事件の関連とは?
ムラ社会的な人間関係の描写と最後までわからないミステリーがおもしろかった。
シンプルで読みやすいミステリー小説です。