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新しいシリーズ
監察医の小説は、度々ドラマにもなっているが、特に海外ドラマ等とは違い、日本の制度が異なる事などがあって、主人公として解決の肝になる事は、あまり無い。
幕旗先生達の今後の、活躍が楽しみ。
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本屋で見かけて、読んでみたいと思ったが、失敗したら嫌だったので、図書館で借りてよんだ。
アメリカ帰りの変わり者の法医学者・幕旗と新設されたジェンダー班がタッグを組んで、様々な事件を解決していく中編集。
正直もっと面白いと思っていたので、がっかり感が否めない。
幕旗は発するコードの意味も不明、死者の幻影と会話出来るとか言うのも、何だか不気味。
結局幕旗の過去に何があったのかも、よく分からないまま。
続編ありきで、描いているのかなぁ。
ジェンダー班の戸口の昆虫好きは、他の作品を彷彿させるし、突発な設定の割には新鮮味にも欠ける。
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正直ここに出てくるコードはどうでもよいと思うし、主人公の幕旗のバックボーンにもうなずけないものがあるが、3挿話ともに事件のプロットと解決に導くまでの道筋と背景描写は素晴らしい出来だと思った。ジェンダー班の面々のキャラ設定も上手ですんなりと物語と調和している。読んでみる価値はある本だ。
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「秘密の涙」のラストはドキッとした。幕旗先生にはこれ以上苦しんでほしくないけれど続編を期待してしまう。色んな事が中途半端な感じが否めなかった。
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法医学者が主人公のミステリー。死者と対面し語り、そこから浮かび上がる謎を解いていく。多様化する犯罪を取り締まる新部署ジェンダー班の刑事たちとともに真実を明らかにしていく過程は素晴らしいです。登場人物はだれも癖のあるキャラ設定で楽しいし、中山七里氏の光﨑教授にも匹敵しそうな灰汁の強い主人公の今後の活躍も楽しみ。
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死者と対話する警察医の活躍を描いたミステリ。警察に新しく設立されたジェンダー班の面々とともに、事件解決に挑みます。刑事たちのキャラクターも魅力的で素敵でした。
引きこもり、トランスジェンダー、家出少女、と現代社会で起こる様々な犯罪と、その犠牲になった被害者。彼らの無念のために解剖を行い、対話する警察医の幕旗の姿勢はたしかに「変わり者」ではあるけれど、とても真摯です。しかしまさかあんな仕掛けがあったとは……。
お気に入りは「秘密の涙」。悲しい事件ではあるけれど、そうかあの人が関わっていたのか、とほっこりさせられます。彼女のキャラクターは素敵ですよね。ぜひ友達になりたい。
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驚きの展開だった
主人公の生い立ちっていうか、過去が明らかになってくる後半は、事件そのものよりもヘヴィで驚きだった。それを踏まえて、このあとのシリーズが続くのだろうか?確かに脇を固める助手や警察さんたちも魅力的なんだけれど、主人公には重い背景だよなぁ。
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死者と語る警察医の法医学者。
事件の真相に迫っていく展開は面白く読みやすかったですが、背負っている過去や設定、タイトルのコードなどなくても面白いのでは、と思えるくらい背負っているものが重かったです。
シリーズになったら次も読みたいです。
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※
知識も経験も豊富だけど、風変わりで
取っ付きにくく無愛想な法医学者の
幕旗が主人公。
生者には心を砕かないけれど
死者の声には真摯に耳を傾ける幕旗は、
自分に幾つものコード(戒律)を科して
死者がその体に残した手がかりから死に
至った事実を探し出す。
死者に誠実な法医学者が、持てる力を
余すことなく発揮して解決に力を尽くす物語。
ーーーーー
主人公の特異さが全面に出されているけれど、
深い拘りを持つ理由やNYから日本に帰って
きた訳が最後までイマイチはっきりされない。
多分正解だと思われる推測はたつけれど、
不明瞭さのためにスッキリしない読後感が
尾を引いてしまう。
新設された捜査班が事件の解決に奔走するので、
主人公の背後を曖昧に終わらせた点と合わせて
今後の続編があるのか、はたまた読み人が
自由に想像を膨らませるタイプなのかどちらが
作者の意図だったのか思い悩みました。
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法医学者が神奈川県警と契約して警察医として3つの事件に関わり死者の声を聞いていく。登場人物のバックボーンにいろいろと関係性があった。最初の方の少しホラー風味というか、特殊な設定も後半には主人公の過去が明らかになり解決していく。新たに刑事が増えたりシリーズ化されるのかな。少し作品に入り込むのに時間がかかってしまった。
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映像化しやすい作品でしたね。
死者に語りかけることで、事実を並べ、真実を追い求める法医学者
犯罪も多様化するなか、警察組織も対応が迫られ、ジェンダー班を創設し、立ち向かうことに。
死者の声は、何を伝えたいのか。。。
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「すべては死者のために」。被害者の声に耳を傾ける法医学者。彼を支えるのが、新設「ジェンダー斑」の面々だ。
最近、変人鑑定人の物語を読んだばかりだ。
この作品の主人公、法医学者の幕旗も、変人。いや、性格的に、
どう向き合えばいいのか、わからない。
「名探偵役の人物は変人」は、すでに、定番になっているのだろう。
素直で、人が好い「名探偵」の話も読んでみたい。
余計な方向に意識を持っていかれる必要の無い、裏表のない人物。
(そもそも、そんな人物は、名探偵には、なれないか)
無愛想、とっつきにくい、めんどうくさい、おまけに死者と話せる、のかと思ったら、
潜在意識に浮かぶ、娘や被害者と、ぶつぶつと話をする。
「ヤバい人」に近い。
ただ、それは、幕旗の過去に繋がっている。
この作家さんの、前の作品「検事シリーズ」とは、大いに毛色が異なる。
これはこれで、大いに楽しみだ。
ま、主人公はともかくとして。
幕旗を、捜査側から支える、神奈川県警に新設された
ジェンダー斑の面々が、実に、面白い。
こっちの方が、主役を食っている気がする。
個人的には、これからも、こちらの方の活躍が見たい。
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かなりの取材をしてストーリーを考えたのが分かるけど、へんこつ過ぎる主人公にしたのは娘さんのことがあったからか。もっと法医学にこだわった方が良かったかも