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アパレル経営コンサルタントが、日本の問題を糾弾。
欧米のsdgs もしくはDX化の流れについていけない旧態依然の日本の企業は厳しいという話。非上場会社が多く予算を達成するためにつくりすぎてしまい処理していない在庫を多く抱えている。
ECや新システムによる需要予測と言う前に、プロパー消化率、値下げ品のオフ率、残品率、商品企画原価率の、4KPIを管理しないといけない。シーインのビジネスモデルは、時流を捉え、中国の工場から余剰な製品を仕入れ、SNSでの露出、ECでささげ写真を仕上げ、関税のかからない個別郵送で消費者に届ける。
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ー アパレル業界はこの10年で劇的に変化しており、消費者の購買の後押しをする媒体は「ファッション雑誌」から「ライブコマース」に変わり、購買の主たる場は「リアル店舗」から「EC」へのシフトが進んだ。さらには「大御所」によるトレンド予測は「ビッグデータ解析」によるデータ分析へと変わり、商社など中間流通のビジネスモデルは「ものづくりの会社」から「投資会社」へと転換している。こうした変化は、競争環境の変化が引き起こしたのではない。技術または技術によるオペレーション効率化による業態進化である点がポイントだ。
問題は、アパレル企業の経営環境が、その進化を吸収できないところまできている点だ。 モノで溢れる先進国において、アパレル産業の成長は止まった。そして、市場に隠されている「隠し在庫」、消費者同士の「二次流通」の流通点数は、繊研新聞社の試算によれば、毎年新規に投入される新商品の投入点数 (35億~40億点)以上の可能性があるという。
その結果、企業のKPIは売上と利益から、「優良顧客数×LTV」へ、成長戦略は自助努力による新規出店から、パイの食い合いによるM&A(企業買収)に変わってきた。 ー
アパレル産業の危機的状況はよく分かるが、その解決方法が、在庫の適正化、組織改革、出島によるドラスティックな改革、組織間コミュニケーション、DX、D2C×越境EC×ライブコマースと言うのは…
いや、分かりますよ…
分かりますけど、それが出来るなら最初から…
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アパレル業界にとって最大の問題は余剰在庫。
過去30年の間に、アパレル市場の規模は3分の2に縮んだ一方で、供給点数は1.75倍に増えている。
衣料品をSPAで上手に生産すれば、企画原価率は20%台まで下げられるが、非衣料品や完成品の仕入れ原価は40%以上。
プロパー消化率=ある期間内での総投入量に対して、どの程度が正規価格で売れたのかを、金額ベースで算出する指標。
現在のアパレルのプロパー消化率は、ブランド力が高い企業でも50%を上回ることはない。
正しいOTB(調達調整 )が大事。
そのために売上が未達の場合、新規の仕入れをせすが、売れ残った在庫を優先的に換金するべき。
SHEINのビジネスモデルの秘訣
1.工場で余った余剰在庫や残反を安価で買取り低価格で世界販売
2.ケイティペリーなどのインフルエンサーと組んで、インスタなどSNSを活用したマーケティングと現地PR会社の活用
3.出荷地から車で5時間以内の中国広州工場からの出荷による、世界各国への消費者へダイレクト小口配送
4.余剰在庫、中国の輸出関税と米国の輸入税免除を活用した、圧倒的に低コストなサプライチェーン
「クーリエ」=ドアトゥドアサービスのことで、物流業者に渡せば世界の裏側まで48時間以内で運んでくれるサービス
日本がD2Cを成功させるためには、製造業・工場がブランドをもっていること。また、新しい価値がそこにあること。さらにSNSライブコマースを使ったPRなどを使って、消費者への認知を広める資金力とノウハウが必要条件。