投稿元:
レビューを見る
握手は、協力関係をスタートさせ維持させる行為だ。しかしパンデミック以降そのあり方は変わりつつある。
この本はそんな「握手」について文化の違いや、その起源から考察している。
握手にまつわる四方山話が豊富で面白いよ。
投稿元:
レビューを見る
握手する習慣のない日本人にとって、チンパンジーと人間が進化の過程で別れる時から握手には意味があったと言われても、負に落ちない。
投稿元:
レビューを見る
人はなぜ握手するのか?
筆者によると、よく言われる「私はあなたを攻撃しませんよ」ではないらしい。確かに右手で握手しても左手で攻撃は可能だ。人類が生まれてからだいぶ早い時期に起因するホルモン分泌という生理的な理由があるとのこと。??とは感じたが、読み進めると色々根拠も示しており理解はできた。
世界には握手以外にも体の他の部位を触る挨拶もあるらしい。ここでは書けない挨拶も……いちど見てみたい。
でも同じ人間でも日本を含む東洋ではなぜ握手しないのか?
これも書いてあった。新型コロナのような感染症が一因らしい。でもペストやスペイン風邪は西洋こそ深刻だったのでは?と思えた。ここはやや腑に落ちない。
ただ人間が円滑なコミュニケーションをとるために握手、またはその代替を考えてきたのは事実。そういう視点で見るとおもしろい。
握手が招いた悲劇など後半はちょっとした蘊蓄集になっており、違った楽しみができそう。