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英語の歴史。まずこのジャンルが確立されているものだという事を初めて認識。
もともとはケルト語派の人がすんでいたブリテン島であったが、まず五世紀頃 ゲルマン語系のアングロサクソン人が進出。アングル人の土地、と呼ばれるようになる。1066年にはフランス貴族によるノルマン征服でフランス語が上に置かれる。14世紀いこう英語は復権しシェイクスピアや英国そのものの勢力拡大で英語も影響力が拡大していく。
古い時代はノルド語、ラテン語、フランス語の借用が多く、綴りも統一性に欠けていた。これらの借用語は日本語の漢語に近く書き言葉として使われるケースがおおい。
an 名詞はもともとone 名詞であったた。
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”大学生以上の英語学習者、大学学部・院で英語学を学ぶ学生、英語教員を主たる読者として想定し、「英語史」という歴史的な視点を前面に押し出して、素朴な疑問の解決に臨む”本。
英語の知識があることはもちろん、ブリテン島の歴史や、言語学の知識がある程度あったほうがよい。
帯には、
・なぜnameは「ナメ」ではなく「ネイム」と発音されるのか?
・なぜ-lyをつけると副詞になるのか?
・なぜ If I were a bird となるのか?
・なぜ Help me! とは叫ぶが Aid me? とは叫ばないのか?
・なぜアメリカ英語ではrをそり舌で発音するのか?
とあり、その疑問に対する説明を英語史的に解説している。
私には、読んでもよくわからない項もあり難解だったが、ああ、そうなんだと思える項目も多く、また、なにより「英語学」という未知の分野に触れられたことがよかった。
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難しいので以後再度挑戦したい。
a apple / an apple の違い
母音を連続するのを防ぐものではなく、子音が連続するのを防ぐものである。
aが実はマイノリティなほうなのである。
名前動後
名詞の場合はアクセントが前側、動詞の場合は後ろ側にある。
ex record
これは変化の途中であり、動詞が後になるというのはかなり長い期間のトレンドあり、今後もこの傾向が続いてくと思われる。
マジックe
name
bite
後ろにeがついたときに前の母音が2つの発音になる理由
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大学時代のゼミの先生の本。純粋に面白い。
英語は言語の中でも特に、不思議なルールが多くて、その中でも英語の幹となっているルールに関する疑問に答えてくれる。もちろん、全てに答えがあるわけではないけど、英語の道筋を示してくれる素晴らしい本です。
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英語への抵抗が少しでも減り、親しみを感じられたら、と思っていたときに見つけた本。
語学は初心者でも、目からウロコの内容で、面白い!
新しい世界に出会った気分。
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★館長の本棚★ 友次副図書館長推薦図書
【所在・貸出状況を見る】
https://sistlb.sist.ac.jp/opac/volume/242568
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【琉球大学附属図書館OPAC】
https://opac.lib.u-ryukyu.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB22471023
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言語学習の際、こういうことになってますんで、と天から与えられた不変の言語法則のように教えられるが、なぜそうなのか? と立ち止まることで、過去から現在にいたる言語の実は連続的な変化とその不思議について思いを馳せることができる。
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英語という仕組みも人と歴史が作ったものツッコミどころが沢山ある。
英語を身近に感じさせてくれる本。
ただ、もうちょっとだけ、専門用語を抑えて欲しい。
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英語を学習した者であれば疑問を持つであろうトピックについて,英語史の観点から説明を試みている。「〜と思われているが実はーだ」という論法が多いのは好みが分かれそうだが。
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説明が難しくて理解が追いつかない部分も少しありましたが、楽しく読めました。
学生時代の英語の授業のときに「なんでこれってこうなの?」と疑問に思ってた人は読んだ方がいいと思います。
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著者の堀田先生がゲストでご出演されたYouTube、ゆる言語学ラジオを見て。こと人気シリーズ「カタルシス英文法」に関してはパーソナリティ水野さんの今までのネタ元がほぼ本書だということに気づく。本書は英語の納得いかない文法に英語史の形から回答を出していく形式の本となっている。しかし、本書を読んだからと言って別に英語が上達したりするわけではない。ただ貪欲に知識欲を満たしてくれるだけである。でもそれって最高の贅沢ではないだろうか。
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目次にあるような、なぜ “a aplple” ではなくて “an apple” なのか、なぜ3単現に -s が付くのか、というような素朴な疑問は歴史的経緯が丁寧に説明されていて腹落ちする。そういう細かい疑問を解いていくうちに英語の歴史に触れることができる。
また、時代と場所に応じて動く動的な言語として、道具としてではなく学習対象として英語を見られるようになる。
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英語の歴史を通じて現代英語を学習するにあたって感じる疑問を解消してくれる。
特に印象的だったのは「なぜ〇〇は〇〇という表現をするのか」を考えるより「なぜ〇〇は〇〇という表現をしないのか」という視点が重要であるということ。
例えば不定冠詞「a」は母音で始まる単語の前では「an」になるがそちらが特別なのではなく「a」の方が元々あったnの音が抜けた特殊な形であるというのは初めて知った。
日本語で和語、漢語、カタカナ語の分類があるように英語も本来語、フランス語、ラテン・ギリシャ語で分かれていて、類義語の中でもそれぞれお硬い雰囲気を醸し出したり逆に親しみやすさを出したりとニュアンスが違うそう。
これを意識すると表現の幅が広がりそうだ。
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非常に面白かった!
英語という言語が遂げたユニークな歴史、その変遷、そして昔英語を学び始めた時に感じた数々の「なぜ?」に対する回答(仮説)を知ることができる良著。
なぜ、綴りと発音が一致しない語が多いのか、逆に綴りが同じで発音が異なる語があるのか、三単現のsはなぜ付けるのか、不規則動詞や不規則な複数形はなぜ存在するのか、なぜSVOの語順なのか、などかつて自分の中にあった疑問の数々が解き明かされる心地よい読書体験。
そして、「なぜ英語だけ」と感じていた自分の勘違いにも気づけた。上に挙げたいくつかのなぜは日本語やその他の言語にも当然にある事象だったのだ、ということを知れたのはとても良かった。
英語を学び始めの時に出会いたかった(中学生には取っ付きにくい本だけど)