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おもしろかった!というか、人生を学べた感じがした。みんな色んな悩みを持っていて、喫茶とまり木で、出会う人々によって浄化されていく感じ。いいなと思った。自分だけが、問題があるわけじゃないって知らされる。疲れている人だったり、なにか悩みを持っている人に読んでもらいたいと思えるような本だった。登場人物の誰かしらに感情移入できるような作品だと思う。
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第一章の家族写真で泣いてしまった。
家族との絆の大切さが心に沁みました。
最終章の主人公と仲良くなった子の再会も感動的でした!
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「喫茶とまり木で待ち合わせ」というタイトルは間違ってはいないけれど本当に待ち合わせの場所として使われているだけという印象が強かった。
喫茶店という場所だけで物語が展開し完結するものと想像していると少し物足りないかなと思った。
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こうあるべき、に捕らわれず生きていくのはとても大変
自分の意志の強さとまわりの受け入れる気持ちがあればこそ、うまくいくような気がする
羽を休める場所にと開店した喫茶とまり木、その思いが居心地よさに繋がっていそうで、近くにこんなお店があればなぁと思ってしまう
そして最後!本当に奇跡だ…
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「喫茶とまり木」が必ず出てくる短編集
○離婚して手離した娘と母
○「喫茶とまり木」で手作りアクセサリーと手作り小物を売る男子
○無難な道を歩む主人公と自由と強さをもつ高校時代の友人との再会
○依頼されて1週間女優と過ごすことになった青年
○死を望み、最後のコーヒーを飲みに訪れた青年
後ろめたい気持ちや隠したい気持ちを抱えて過ごす人々に
「あなたはあなたで良い」と許してくれて
優しい気持ちになれて
背中を押してくれる短編集
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今どきの「カフェ」ではなく、昔ながらの「喫茶店」が舞台の連作短編集。と、聞くだけでも心の片隅がほこほことしてくる。
喫茶店で待ち合わせ、ってなんだかいいよね。
誰かが待ってる場所。誰かが向かう場所。そこから何かが始まる予感。
沖田円小説は初読みだったのだけど、こんなに優しい物語を紡ぐ方だったとは。
どこにでもいる人たち、それは私かも知れないし私の隣にいる人かもしれないし、どこかですれ違った人かもしれないし。そんな誰かと誰かの、待ち合わせから始まる優しい物語たち。
世知辛い毎日に疲れた心に、じんわりとしみる。
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喫茶とまり木で待ち合わせて、2人の物語が回り始める展開。そんなとまり木誕生秘話が0話にあり、それぞれの事情や幸せを含みつつ、最終話で円環を成す、ハッピーエンドストーリー。
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感想
人生の主人公は自分。その当たり前のことを思い出させてくれた。主人公にも困難は訪れる。しかし乗り越えた時に物語はさらに深みを増し面白くなる。
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住宅街にひっそりと佇むとまり木という喫茶店。ここに集う人々の悲哀。特に印象的だったのは男子高校生のビーズアクセサリや、シュシュをとまり木で販売していることを友達に隠していて…。と最後の同級生がバイトとして一緒に生きる。
こんな素敵なカフェの常連になりたい。
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0話から始まる短編集
最終話を読んでもう一度0話にもどってしまった
先が知りたい!と読み急いでしまう本ではなくて、ゆったりとコーヒーでも飲みながら読みたい本
どの話も、さりげない優しさが側にあることに気づいて、ダメだと思ってた自分を 大丈夫だと認めて 前にゆっくり進もうとするラストの心地よさが用意されている
毎日に疲れたら、じんわりゆっくりと沁みていく喫茶とまり木の物語をいつかまた読み返そう
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『喫茶とまり木』 オーナーが「居場所のない人、毎日に疲れた人が羽を休められる場所」にしたい、と願うお店なのでした。
全五話の連作短編集で、0話と5話が喫茶店オーナーの幼少期と現在につながる話。間の1〜4話に、母と娘、老婦人と男子高校生、若い女性と旧友、臨時で便利屋を引き受けた男と依頼主の若い女性等、様々な人たちが待ち合わせ場所からとして集います。
共通しているのは、自分の考え方が凝り固まっていて、他人や自分自身を決め付けていたり、思い込みで悩んでいたりしていたことが、ゆっくりと氷解する様に薄れていく、温かく包み込んでくれる物語になっているということです。
喫茶店のオーナーなどが重要な役割を果たすというよりは、喫茶店で待ち合わせをする人たちの関係性が良好になるための、きっかけとなる場所の提供の役割を担っていて、正に『喫茶とまり木』なのだなと実感します。
秋の夜長に、心がホッコリする読書としておすすめの一冊です。
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良かった~。
「喫茶とまり木」を舞台に繰り広げられる連作短編集。
喫茶店の佇まいや人間模様に気持ちが和らぎました。今どきのお洒落なお店じゃなくてもいい、誰かのホッと一息つける場所になれることが素敵だと思う。
短編では『コーリング・ミー』が特別に好きでした。世代を越えた友人、駆君と羽須美さんの関係が素敵。
『蜃気楼の彼女』も良かった。感じる部分が多々ありました。
1つ1つの話は短いのに、どれもすごく物語に引き込まれた。
“喫茶とまり木”を訪れる人それぞれに人生があり屈託がある。親子でも友人でも、本当にいろんな関係性があり、感情移入しながら夢中で読みました。
心に響くフレーズがあちこちに散りばめられていて、いつの間にか付箋がたくさん!
店長の想いを知ってじ~ん…。
温かい読後感、じんわり心に染みる素敵な作品でした。
『私の代わりなんていくらでもいるって思ってた。でもさ、自分には価値がないとか、わざわざ思う必要ないよね。ハードルはどれだけ低くたっていいと思う。胸張ってても、猫背になっちゃっててもどっちでもいいし。何がどうあれ、私は私だけなんだから』
『人と同じことがつまらないとか、人と違うから駄目だなんてことはない。何がかっこいいとかかっこ悪いとかも決められない。それぞれ、自分の息のしやすい場所で、自分に合った生き方をしたらいいんだって知ったんだ』
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短編集だったが2話目の『コーリング•ミー』が良かった。
1話目の『家族写真』は号泣。
読んでいて自分の立場と同じ境遇だったり同じ年頃の子供が居たらつい重ねて読んでしまうよなぁ。
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どこにいたって息がしづらいと思っている人が、ほっとひと息ついてゆっくり自分のことを考えられるような場所。それが喫茶とまり木。羽を休めて、元気になったら飛びたてますように。自分のペースで、自分らしく。『コーリング・ミー』がとても良かった。
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喫茶とまり木での、優しさあるれる全6話の物語。
合間、合間で
気分転換に読むのに心地よかった。
大きく変わらなくても、向く方向の角度がたった1度変わるだけで、進む先は全く違う場所になる。
未来を少し不安に感じてしてしまっている私のこころに響きました。