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間違いない
2023/04/29 13:36
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:hon10 - この投稿者のレビュー一覧を見る
あまりに高く、あまりに長いので、ずっと躊躇っていました。でも、買って良かった!一週間かけて、じっくりと堪能。幸せな時間でした。若い女性の全裸死体が発見。犯人は誰だ!?・・という、珍しくもない内容。しかし、そこを読ませる、さすがの力量。『空中ブランコ』以来遠ざかっていましたが、続けて『罪の轍』も読みます!
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本の内容もですが、ページ数が多くてワクワクしながら読んだ。
長いから途中で疲れちゃうかなと思ったけど、いいタイミングで人物視点が切り替わるので、そのままずっと読めるし、なにより面白い登場人物が多くて飽きなかった。
いい本だった~
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2022.12.9読了。
読み応え抜群の600ページの大作。
奥田さん曰くデヴィッド・フィンチャーの『ゾディアック』からヒントを得たということですが、言われてみれば確かにそうかも、と納得しました。
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いやー。
長編すぎてなかなかラストに辿り着かなくってどうしようかと思ったー。
こないだ「罪の轍」で懲りたのに、またしてもこの著者の長編読んでしもた。笑
若い女性の遺体が立て続けに発見された。
これは10年前に捕まえ損ねた犯人の犯行なのか。
浮かび上がる新旧の容疑者たち。
警察、遺族、記者、警察OB。
たくさんの人の思いが何度も堂々巡りしながらもなかなか逮捕に結びつかない。
1番クロに近い大男刈谷は本当に犯人なのか?
ラストまで引っ張られてドキドキする。
実際の捜査って、こうしてなかなか証拠に辿り着けないものなんでしょうね。
結局ベールに包まれた部分を残したままラストを迎えてしまったけれど、これからの若い力の瑞々しさに未来を託す形で良かったと思う。
個人的には「罪の轍」が面白すぎてそれには及ばなかったけれど、やはり奥田英朗の本は面白い。
次にまた分厚い本が出てもまた読まずにいられないだろう。笑
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群馬県、栃木県、両県の渡良瀬川の河川敷で若い女性の同じ手口の全裸死体がみつかります。
この二つの県では、やはり10年前に渡良瀬川で同様の事件が2件あがっていますが、犯人とされた人物は不起訴で捕まっていません。
群馬、栃木の警察が捜査を始めますが、浮かんだ容疑者は3名。
10年前怪しいとされ容疑者となった暴力団系の、池田清。
10年前から追っている退職した刑事の滝本が後を追います。
二人目は、引きこもりの大人しい青年、平塚健太郎31歳は夜中に車で街を徘徊していました。
調べていくと、平塚は解離性同一障害で別の人格になることがあるとわかります。
三人目は期間工で10年前と今回、長野県から働きにきていたトラックドライバーの刈谷文彦32歳。
スナックのママ明菜と付き合っています。
刈谷には目撃情報の人物像に一番近く、どうみても一番怪しい。本ボシ、黒だと誰でも読んで思うと思います。
刈谷は一回別件逮捕されて、とり調べられますが、黙秘を続け釈放されます。
648ページありました。
重くて手にタコができるんじゃないかと思いました。
最初これだけの長さに一体何が描いてあるのかと思いました。
読み終えて、648ページの価値はあったと思います。
退職した刑事の執念。
多重人格者の設定などもいかされていて、その他、刑事、マスコミ、被害者家族、明菜などの心情もよくわかりました。
読み応えのある重厚感のあるミステリーだったと思います。
※それにしても、北朝鮮、怖いです。
今朝、スマホのエリアメールが鳴り続けて、ウクライナの人々の心情がわかる気がしました。
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超大作648ページ!読後の達成感はハンパない。
警察の葛藤と焦燥、被害者家族の慟哭、それこそ川の流れのように次々と様々な感情が溢れてきて読み応えあり。
殺人事件からヤクザとの抗争やら多重人格やらで盛り込み過ぎで情報が渋滞!
群馬と栃木の土地勘がないため、刑事の視点が変わったら、これはどっち側の刑事?と混乱したこともしばしば。
犯人は最初に怪しいと思った人からブレない。
ただラスト100ページは急展開で、あっという間に読了。もうちょいその先を描いて欲しかったなぁ。
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栃木と群馬 両県警の捜査員 警視庁から来た面々と 名前がたくさん出てきてページを読み返しながら読んだ。
結局10年前の2人目の殺人犯は誰だったのか??
犯人の殺人にいたるまでのハッキリとした心理も 黙秘のままわからず…
なんだかモヤモヤしたまま終わった。
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いや〜面白かった〜、さすが^_^
分厚い本でしたが、あっという間^_^
で、2件目の犯人は誰??^_^
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おもしろかった。こんなに厚くて長いけど飽きることなく読めました。でも終わりがささっとしてて読み終えて、すっきりという感じはなかったような気がします。
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超大作。
複数の視点から描かれていて
読みやすかったがとにかく分厚い為、
時間がかかった。
その割に自分としては、
結末に納得できず…
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とても読み応えのあった一冊でした。
ジワジワと犯人を特定し、そして捕まえようとする執念が凄まじかったです。
10年前に娘を殺され、ずっと事件を追っている松岡。写真館を営んでいるプロのカメラマンの腕で、現場近くの写真を撮り続けるのは、警察も家族も閉口気味。それでも諦めないで撮り続けるのがもう狂気としか言いようがない気迫でした。
新人新聞記者の千野も、本来の希望する部署ではなかったけれど、事件記者は案外向いている気がしました。
特にトリックがあったりとかではないですが、正統派警察小説で、全く飽きずに読めました。
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とても面白かったです。
犯人が罪を犯した理由が最後まで明かされなくて
少々消化不良のところもありますが
グロテスクな描写もなく、文章も読み易く、
いい警察小説でした。
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辞書のようなすごい厚み、648ページ読めるだろうか?そんな不安はページをめくった瞬間に消えた。
情景がすぐさま思い浮かび一気にストーリーに引き込まれる。
リバー事件が、それぞれの登場人物の目線で描かれながら、どんどん転がり終着点へ。
事件を追う登場人物のたちの行動が、それぞれの立場で非常にリアリティがあり、そこに一風変わった学者篠田が入ることで、面白みが加わる非常に上手い人物構成。
読者それぞれに受け取り方が違うであろう結末も、私はこれがリアルではないかと思えた。
ストーリーの面白さ、キャラクター設定の上手さで映像化されると予想。ぜひNHKさんの土曜ドラマ枠でお願いしたい。
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大好きな奥田さんの新刊。
予約待ちして借りれました。
手に取って分厚さにビックリ。
でも、するすると読んでしまいました。
いつもの奥田さんのように
登場人物がめちゃくちゃ魅力的なわけではなかったので、ちょっと残念でしたが、
複数の人々の視点から描かれて
少しずつ組み合わさって
なかなか証拠が見つからないもどかしさや、
またも事件が起きてしまう苦しさ、
まさかここでこの人がこんな目に遭うなんて
まさかこう繋がっていたなんて
など、ハラハラドキドキ読ませてもらいました。
証拠集めの苦労や
検察の厳しさ、
現代の犯罪の巧妙さなど、
警察や犯罪のことをよく調べられて描かれているなあと思いました。
既刊の作品に比べると
ちょっと物足りなさも抱きましたが、
やっぱり奥田さん大好きです。
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本の厚みにビビりながら読み始め、あっという間に完読。殺人事件の犯人の闇をもうちょっと深く知りたかったけど。奥田英朗さんはやっぱり好きだわ。