紙の本
うまくいく人の共通点とは?
2022/12/19 15:03
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投稿者:MACHIDA - この投稿者のレビュー一覧を見る
癌だけを特別視することなく、何が重要かを考えさせてくれます。結局の所、必要以上に悩んだりストレスを溜めたりするのが一番よくない、ということは各種事例で証明されている通り。様々な症例と共にあるべき「生き方」を指し示しています。
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さっと一読しました。井岡達也「がん治療 うまくいく人、いかない人」、2022.9発行。次の3つについて記述されています。①がんと診断されたとき知っておくべきこと ②自分に合った病院、治療法をどう探すか ③がん治療がうまくいく人といかない人の違いは何か。
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がん治療において患者や家族が取るべき行動について書かれている。著者は腫瘍内科医で抗がん剤治療の第一人者であり、医療の現場で見聞きした事例に基づいて説明されている。医学知識がなくてもわかりやすく、また、医師の率直な意見も書かれており、がん患者に関わる際の参考になる。本書の性質上、できるだけ早い段階で読んでおくと良いだろう。
がんや治療法のメカニズムには言及していないため、詳しい情報を知りたい場合には別の文献に当たるほうが良い。
36ページ 中心になる人が必要
ですので、患者の家族の中で中心になって動ける人を決めておくのも大切です。
→これは自然に決まるように思っても、そうとは限らないため、明示的に決める必要がある。はっきりしない状態で進めると患者や看護師が困ってしまうため、治療開始までに明示的に決めるほうが良い。また、患者の家族も加齢や病気で衰えることがあるため、親や配偶者を中心にしないほうが良いケースもあり、よく考えなければならない。
44ページ
がんの診療を行う病院の情報については、国立がん研究センターが運営する「がん情報サービス」(https://ganjoho.jp/)でがんの種類別に調べることができます。
→本書では「がん情報サービス」が信頼できる情報源として何度も紹介されている。私もまずはこのサイトを活用したい。
119ページ
一つアドバイスさせていただくなら、がんと診断されても会社を辞める決断は簡単に下さないほうがいいでしょう。がん治療は進歩し、患者さんの負担は以前に比べかなり小さくなっています。
→最近は社員の働き方が注目されているため、まずは会社に相談するべきだろう。そして逆に会社としては、がん治療中の人や家族のお世話をする人でも働き続けられる環境を作ることを目指したい。
126ページ 録音は、事前に目的を伝えて許可を取る
心を開いて、患者さんと医師が足並みを揃えて、がんに立ち向かっていくほうがよいのに、医師と対立するような姿勢が治療のプラスになるでしょうか?
→これはその通りで、録音に限った話ではなく、あらゆる課題について言えることだと思う。システムエンジニアやコンサルタントの仕事でもこういった姿勢を持つべきであろう。