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「普通じゃない」は可能性だ! 「障害」が絵筆となって生み出されるアート作品を世に解き放つ双子の起業家。ジャケット、バッグ、さらには駅や空港のラッピングと、その活動範囲はこれまでの常識を軽く飛び越え広がり続けている。「僕らは未来をつくっているんだ」という彼らの原点、軌跡、そして未来を初めて明かす一冊。
第1章 お兄ちゃんと僕(「ふつう」じゃないって、かわいそうなの?;中二病的生存戦略 )
第2章 「るんびにい美術館」との出会い、「MUKU」の誕生(「超ヤバいって!」;初期四人ユニット誕生 )
第3章 ヘラルボニー始動!(東京の拠点は「100BANCH」;「俺、会社辞めようと思って。おまえも会社辞めろ!」 )
第4章 コロナ以前、コロナ後(コロナウィルス感染拡大とヘラルボニー;10年先、20年先を見据えて )
第5章 「異彩を、放て。」―「障害者」という枠を越えた未来へ(僕らの前を歩いていた人たち;覚悟の意見広告 )
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自閉症の兄ちゃんを持った双子の弟たちは、相手が誰であれ、あるがままに受け入れられるようになった、といいます。
そうして家の中では普通の兄ちゃんが外に出るとバカにされ、可哀想といわれる現実を変えたくて、彼らはハンディを持つ人たちのアートの会社を会社を作ったのです。
2022/12/01 更新
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読み物としてよりは、やはりヘラルボニー自体の取り組みが素晴らしいと思う。
知的障がい者に依存した、彼らのような芸術家がいないとできないビジネスというのがとてもいい。
そんなヘラルボニーの軌跡について知ることができる本。
松田さんたちのお話もよいのだが、個人的には「るんびにい美術館・板垣崇志さんが語る」の部分が特に面白かった。この本に称されているような作品について「そのままの水のすごさ」と記されていましたが、まさにその通りだなと素直に感じました。
このような事業がもっと広まって、様々な人がお互いに認め合いながら暮らすことができたら、この世の中も少し生きやすくなるのではないかと思います。
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すごい伏線回収。元々知っているブランドではあったけれど、ますますファンになった。目指す世界が大共感の嵐だったので、終始興奮しながら読了。
医療、教育、福祉、国際協力など、弱者を掬い上げる事業はどうしても儲けることを悪とされがち。可哀想だから応援しよう、とか。でもヘラルボニーは「おしゃれ」「かっこいい」という感情から入れるプロダクトを作って社会の認識を変えつつある。
私自身、誰しもが得意不得意を持っているから、みんなの得意や好きなことが輝けるような社会になれば、と思っている。さまざまなレッテルを溶かしたい。ヘラルボニーは知的障害の人たちの枠を溶かし始めてくれた。これからもどんな異彩が放たれていくのか、楽しみ。
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「あるがままで、あたりまえに」
そういう社会にしたい。そのために動きたい。
その願いの何歩も先を、何段も上で進んでいるのが、本著の作者が手がける「ヘラルボニー」であることが改めてわかった。
追いつくどころか、後を追うことすらできるか自信がないけど、思いを抱いている以上、続きたい。
まさか、オリジナルで生み出したはずのフレーズ「あるがままで、あたりまえに」が出てくるとは思わなかった。
「障害があっても、ありのままでいられて、当たり前に肯定される世界。」(p189)
抱く想いは間違っていなかった。
そう思わせてくれた一冊。
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作者がやっていることは、凄く面白い。でも作家が書いた本ではないので、本として読むと少し退屈だなと感じながら読んでいたのですが、 [ るんびにい美術館•板垣崇志さんが語る ]は、様相が異なり引き込まれました。本当に凄い情熱で、作者が事業を進めていること、異彩作家さんのことがすごく伝わる感じがしました。ここを読むだけでも十分な価値のある本だと思います。
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自分達の考える未来のために自分の時間を使える人はかっこいい
障害福祉に新たな選択肢を作る
最近思うこととして、選択肢が増えることで幸せになれる人はいる。一方で迷う人もいる。考えることが増えると疲れる。
選択肢があれば、それを選択して、他を選択しない勇気が必要。
ヘラルボニーは、自分で作った選択を迷いなく進めている
るんびにい美術館の板垣さんの話に、「障害のある方の作品をプロダクト化する企画は前からある、という話をすると、崇弥さんは驚いた様子だった」というのがありました。
これがいいのだと思いました。
他を選択しなかったから突っ走れた。
これが良い、と思った時に、他社を調べて、他を選択しない、という選択をしない。
行動する理由は内なる自分との対話だけで良い。
未来を見つめて行動する
ヘラルボニーを応援します
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数年前から、ヘラルボニーという不思議な語感の会社の名前を聞くことが増えてきた。鮮やかな障害者アートをデザインに取り込んで世に発信している会社というイメージである。
『異彩を、放て。』という挑戦的なタイトルと、目を引くカバーデザインが目に飛び込んできたとき、以前からこの会社に興味があり、迷わずに手に取った。一読、とても良い本だった。
本書は双子の松田崇弥・文登さんによるヘラルボニー創業から2022年現在までの軌跡である。お二人の実直な性格がにじみ出る文章に共感と感動を覚えた。私の目を引いた表紙デザインは、知的障害のあるお兄さん・翔太さんの手によるものであるという。
障害者の作品をビジネスで通用させる。お二人の意図はそんな簡単なところにあるのではないらしい。障害のあるなし関係なく、すべての人の可能性をひらきたい、その人らしく暮らせる社会にしたいという思いが感じられる。アートはまずその一歩に過ぎないのだ。
障害者を食い物にするのかと、陰に日に言われることもあるだろう。しかし、本書を読めばそんな非難は的外れであることがわかる。こういう若い方がおられるということにとても心強いものを感じ、大いに刺激を受けた。
ヘラルボニー、なんだそれ、という方はぜひ本書を読んでみてほしい。このプロジェクト、凄いです!
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福祉業界にイノベーションを起こしているヘラルボニー代表2人の著書。
双子で兄が知的障害がある。その2人が人生を通して経験したり感じてきたことから、ヘラルボニー誕生の話やどんな世界を創りたいのかが、熱く伝わってくる。
障害者を個性として捉え、健常者が持っているのと同じように選択肢が持てるような世界はとても素敵だと思う。
2人の想いや、実際にどんな活動をしているのかだけでも知ってもらいたいので、是非読んでみてほしい。
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COTEN RADIOでヘラルボニー創業者の松田兄弟のゲスト回があり、ヘラルボニーという会社に興味を持った。また偶然なことに、そんなことを伝えてもいなかった私の妻がこの本を買ってきて家で読んでいたので、2つのきっかけで私もこの本を手に取ることにした。
会社概要は前述のラジオでざっくり知ってはいたが、この本では松田兄弟が幼少の頃から結社に至るまでの物語も語られている。生きていく中でどういった想いを抱き形にしていきたいと思ったか、詳細に描かれていて、後半で様々な形になって結実していくところで目頭が熱くなった。
るんびにい美術館の方のコラムが入っているのも良かった。創作をする障害者の方を身近で見てきたからこそ、ヘラルボニーに何を求めるのかについて想いが綴られていて、ヘラルボニーの立ち向かっている問題の解像度がより上がった。
「知らない」ことは「怖い」ことなんだと感じる人が多い中、ヘラルボニーの打ち出すメッセージやブランドが、一人でも多くの人に届いて、その漠然とした恐怖を打ち消し受け入れる気持ちにしてくれることを願う。
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約1年前、初めて盛岡のマザリウムで初めて「ヘラルボニー」というものを知り、なんじゃそりゃ?ってかアートがある部屋値段高ぇな……と思った自分。
それから1年弱、ヘラルボニーのアートを知り、なぜか心揺さぶられるようになった自分。
この変遷に我ながら驚き、創業者である松田兄弟がベンチャー界隈では有名であることを知り、本書を購読。
ヘラルボニーの取り組みが社会的に素晴らしいことは疑いようはなく応援しているが、自分がヘラルボニーのアートに魅了されている(そして最近ついにグッズを買ってしまった)のはおそらくそれが理由ではない。
本書でも語られているように、異彩作家の方の「人間の加工されていない芯の部分」が表出した結果としてのアートが、直接的に心に響いているのではなかろうかと腹落ち。そう考えると、ヘラルボニーの、異彩作家のファンは今後どんどん増えてくるのではなかろうか。
いずれにしても、アートそのものに対する応援だけではなく、ヘラルボニーというチームそのものに対しても益々応援したくなる、そんな本でした。
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ヘラルボニーの展示を見て、興味を持ち、この本を知った。読みやすい文体でスルッと読めてしまった。
この本を読まなければ知ることのなかった、アートを商品化するまでの話は感慨深かった。商品の値段が高いことも、この本を読んで納得した。
障害を持った子供の親は、自分が亡くなった後のことを心配しない親はいないくらいだけど、その事も書かれていた。
熱意と行動力と忍耐力、感心しました。
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価値観の革命。
以前からヘラルボニーのことは知っていたけど、この本を読むことで、やっと理解に近づいた気がする。
それと同時に、自分がやりたいこと。自分がやるべきことが少しだけ見えた気がする。
自分にとっての聖書となりました。
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大好きなブランドの創業者による起業記。
盛岡市を訪れる前に読了。
創業されたお二人の原体験、熱意、チームワーク、好きという気持ちの全てを糧に、ヘラルボニーの世界が少しずつ広がっていく様子にワクワクした。
なによりブランドの持つ価値観の素晴らしさを改めて感じた。
福祉×ビジネスに想いを寄せる者として、挫けそうになった時に何度も読み直したい。
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ご本人達の目標や熱意、取り組みはとても凄い。
共感するところも大いにある。
でも、途中から会社のHPにある沿革をそのまま見てるようで文章としてはあまり面白くはなかった。
るんびにい美術館の方からの寄稿が良かったので、ヘラルボニーの関係者の方からの寄稿を寄せ集めたものを読みたいと思った。