紙の本
進藤くん視点が好き。
2023/01/11 20:28
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:moon - この投稿者のレビュー一覧を見る
シリーズ第3弾。
今回もゾッとする怪異ばかりで面白かったです。
中でも進藤くん視点が好きです。影の協力者というか、見えないながらも日常側の人間がいることでホッとする瞬間もあって、とても大切だなと思う。
それと、濱地先生の怖いものが知れて良かった。
紙の本
濱地健三郎の呪える事件簿
2023/03/25 10:49
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:neige - この投稿者のレビュー一覧を見る
ホラー苦手だから、こういう手合いの作品は避けていたのに、霊なる・幽たるがホラー色少なかったので…。霊なる・幽たると違って、いや~これは怖かった。
投稿元:
レビューを見る
読み始めてから、これもしかしてシリーズものなのでは...って気づいた
でも前作読んでなくてもおもしろかったな〜
おもしろいけどおもしろい以上の感想は湧いてこない感じ
投稿元:
レビューを見る
Amazonの紹介より
江神二郎、火村英生に続く、異才の探偵。大人気心霊探偵小説第3弾!
探偵・濱地健三郎には鋭い推理力だけでなく、幽霊を視る能力がある。彼の事務所には、奇妙な現象に悩む依頼人のみならず、警視庁捜査一課の刑事も秘かに足を運ぶほどだ。リモート飲み会で現れた、他の人には視えない「小さな手」の正体。廃屋で手招きする「頭と手首のない霊」に隠された真実。歴史家志望の美男子を襲った心霊は、古い邸宅のどこに巣食っていたのか。濱地と助手のコンビが、6つの驚くべき謎を解き明かしていく――。
正真正銘の心霊現象を解き明かしていく短編集でしたが、ホラーといった怖さよりも謎を解いていく面白さや探偵の華麗なる行動・風貌が印象深かったです。
普通は心霊現象といったものは科学的に証明するために奔走するのですが、この作品は単純に非科学的なものとして受け入れて奔走し、さらに推理していきます。
ダンディーな佇まいを放つ探偵のキャラクター性が、とても存在感を放っていて、「大人」な雰囲気を楽しむシリーズだなと思いました。
内容としては、ホラーな雰囲気はありましたが、探偵と助手のキャラクター性も相まって、マイルドな恐さがありました。
派手さはなく、非科学的なモノとの静かな「対決」でしたが、読み終わった後は一味違った高揚感を味わえました。
大きな盛り上がりはありませんが、色んな心霊現象を楽しむことができ、陰陽師のような異彩を放つ探偵の存在にとても魅力的に感じた作品でした。
投稿元:
レビューを見る
ちょっとしたホラーとちょっとしたミステリの中間くらいの濱地健三郎シリーズ第三弾。
今回はコロナ禍でのお話っていうのがちょっと面白かったです。コロナ禍でステイホームで家にいる機会が多いので怪異に気づいたりする機会も増える、というのは「なるほどなあ」と。
ノリとしてはこれまでと同じ。実はこうだった!みたいなのがしっかりと明かされるわけでもなくふんわりと解決するのが好き嫌いありそう。先日読んだ小野不由美さんのかるかやシリーズに近いようなものを感じました。
ところで江神火村に続く新たなる探偵みたいな感じで宣伝が書かれてるのを何度か目にしましたが、空閑純シリーズはもう書かないんでしょうかね・・・
投稿元:
レビューを見る
【収録作品】リモート怪異/戸口で招くもの/囚われて/伝達/呪わしい波/どこから
紳士的な名探偵で霊能力者の濱地健三郎は魅力的。助手・志摩ユリエも騒がしくなくて着実に助手らしくなってきているのがいい。
また、濱地が怖いと感じているものを知って、慢心とは無縁とわかる。確かに、怖い。
敵対しそうなのが出てきたのは興ざめ。このままで終わらせてくれることを願う。
コロナ禍を舞台としており、きちんと謎に絡ませているのはさすが。
続編希望。巨悪はいらない。
投稿元:
レビューを見る
心霊現象を対象としている探偵濱地健三郎が活躍する物語。あまりおどろおどろしいものは無く、読みやすいかな。それだけにやや物足りないかも。
コロナ禍の社会を舞台にしていて時代だなぁと思った。
投稿元:
レビューを見る
※
心霊探偵 濱地健三郎シリーズ第三弾
ちょっぴりホラーなミステリー
ミステリアスなボスと若葉の様に
健やかな助手の仕事っぷりが
読んでいて爽快です。
投稿元:
レビューを見る
ホラーとしてもミステリとしても中途半端な気がしたな。ホラー寄りとは思うけど。
コロナ禍をそこまで強調する必要はなかったと思う。
投稿元:
レビューを見る
怪異は状況に応じて形を変えて姿を現す。コロナ禍においても怪異は休まることなく濱地先生は今回も紳士的に素敵に解決。ダンディ!
濱地先生の怖いものの話が出たけれど、確かにそれは怖い。何かと結ばれてしまっているのかな。それは、ほどけるのかな。
それにしたって、アウトドアスタイルの濱地先生が来るとは思わなかった。
投稿元:
レビューを見る
心霊探偵・濱地健三郎シリーズ三作目。濱地たちの世界もコロナ禍に。コロナ禍での心霊体験とは…がテーマな短編六篇収録。リモート飲み会の背後に現れる幽霊とは。所有する小屋に忍び込んだ不審者の正体は。やたらと霊能力者に声をかけられるライターの別宅に囚われているものは。赤波江が遭遇した被害者が濱地の電話番号を手にしていた理由は。コロナ禍でも賑わうキャンプ場に囁かれる噂は。金縛りに悩まされる古物商の主人は。コロナでもないのに発熱が治らない患者の原因は。
人が家から出られない状況で、あるいは人が街から消えた状況で起きる怪異に立ち向かう濱地とユリエ。リモート怪異が一番ひえっとなった。ユリエもどんどん霊能力者になってきたな…濱地の少し人間らしいところが見られるのも良い。じわじわ書いてほしいシリーズ。
投稿元:
レビューを見る
「リモート怪異」「戸口で招くもの」「囚われて」「伝達」「呪わしい波」「どこから」
6話収録の連作短編集。
心霊現象が関係する事案だけを専門に扱う私立探偵・濱地健三郎と助手の志摩ユリエが6つの怪奇現象を解き明かし解決に導く。
英国製スーツに身を固め髪はオールバック、年齢不詳の濱地と助手のユリエ、視る能力を携えた二人の掛け合いが自然体で微笑ましい。
本作はコロナ禍を背景にしている事で未知のウィルスと怪異、両方の薄気味悪さが感じられた。
怪異の正体や真相が明確になるわけではないけれど、このフワっとする感じ、嫌いじゃない。
投稿元:
レビューを見る
〈濱地健三郎〉シリーズ第三作。
あとがきで作家さんが触れられているように、どれもコロナ禍を舞台にした話になっている。
私も助手のユリエのようにコロナウイルスが目に見えれば良いのにと思ったことがあるので共感できた。
全体的にはシリーズ初期よりもホラー寄りの話が多かった。
濱地とユリエのコンビネーションはますます冴え、濱地にとってユリエは無くてはならない助手になっているようだ。だが一方でユリエの私生活にも気を配る良い上司でもある。
一方スーパー霊能者のようにあっという間に怪異を収めるものの、それが何なのか、なぜ起きたのかなど何もかもを解明できるわけでもない。これもまたあとがきにあるように、怪談とミステリーとの『あわい』を味わえる話となっているからだろう。
「リモート怪異」
タイトルはダジャレのようだが怖い。真面目な会議に子供やペットが入り込んでほのぼの笑える動画は時々見るが、こんなものまで入って来られたら堪らない。
「戸口で招くもの」
しばらく立ち寄らなかった小屋に妖しいものが。戸口でおいでおいでをするモノは何か。一目見てここまで推理できる濱地はやはり凄腕探偵。同じものを見ているユリエ(=読者)には思いつかない。
「囚われて」
こちらも想像と違う展開。実はこの人こそ最強では?
「伝達」
濱地の助けを必要とする人には、必ず濱地の元へ伝わるという奇跡のような話。一つの偶然が起こらないだけで濱地の助けは得られなかった。
それにしても『ふざけた語呂合わせになっている』という濱地探偵事務所の電話番号って何だろう。
そして濱地が怖いものとは。
「呪わしい波」
こんなに手の込んだことをしてまで…という、作り話のような話。まるで特殊詐欺のような犯罪で、わたしならその後に現れて解決してくれた濱地まで仲間じゃないの?と信じられなくなりそうだが、そこを信じさせたのはきっと濱地の人柄なのだろう。
「どこから」
冒頭は濱地とユリエがキャンプ地へ。アウトドアな濱地は想像出来なかったが、どんな場所でも隙のない濱地でちょっと面白くないような。
その後心霊スポット、豪邸へ行くがどこにでも怪しいものはいる。
『怪異はどこからやってくるか想像がつきませんね』
というユリエの言葉通り、キャンプ地だろうが家に籠っていようが、リモート会議をしていようが、どこにでも現れる。
やはり見えない方が幸せかも知れない。
※シリーズ作品(全てレビュー登録済)
①「濱地健三郎の霊(くしび)なる事件簿」
②「濱地健三郎の幽(かくれ)たる事件簿」
③「濱地健三郎の呪(まじな)える事件簿」本作
投稿元:
レビューを見る
シリーズ物とは、思わずに、作者 有栖川有栖氏の本で、手に取った本である。
心霊探偵 濱地健三郎を主人公として、今のコロナ禍で、在宅風に!
霊的なトラブルが、描かれているのだが、始めの方は、余り、面白みがない。
半世紀前に、宜保愛子氏だったが、心霊スポットへ行ったり、大阪の帝塚山の霊が見える人などが、話題になった事がある。
若い人は、知らないだろうけど、作者位の年齢な人だったら知っていると思う。
確かに霊感の強い方もいる。
美輪明宏氏もそんな方の一人であろう。
私も、そんな時代の時に、この本の中の197頁のような金縛りにあった事がある。
ベッドで寝ていて、足元が重たいと感じて目が覚めると、紫の矢羽根模様の着物姿で、長い髪を下ろした女性が、伸び上がって来た事が、……
その一瞬、体は金縛りで、ぎゅっと目を閉じたまま数分間、そして動けた……
でも怖いという恐怖感は無かった。この本と同様の体験をしている。
母曰く、母方は 47代続く士族であったし、紫の矢羽根の柄の着物もあったと言う。
それに、祖母の生き霊も見ている。
死後、僧侶に、仏壇前で見た祖母の話をしたら、即座に、その横に居たのは私です。
それは、導人で、私です。それが見えたのは、凄いし、ご先祖様が、見守ってくれると……言って下さった?
死にかけた事が、3回ほどあったけど、ご先祖様の背後霊が、助けてくださったのかも……
もうこの様にいい歳になったら、そんなのを見ることもなくなったけど。
この本の最後の「どこから」も見えないけど、生きてる人に付く霊もありそうと、思いながら、ミステリーでも無く、怪奇物語と言って良いのだろうか?
ちょっと不思議な体験した昔を思い出した。
投稿元:
レビューを見る
コロナ禍。『リモート怪異」ってショートショートにありそうなタイトルだな。探偵はピンチになっても紳士。