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二日で読了。
将棋の入門書。監修が藤井聡太五冠(執筆時現在)ということで注目の一冊。
発行所は日本将棋連盟。
小学生でも読めるようにルビが振ってあるので読みやすく、かつ誤解して覚えなくて済んで良いと思いました。
マンガやイラストを豊富に用いており飽きのこない構成。
最初に将棋の駒に触れて行き、駒の名前と動きを覚え、成り駒を覚えます。
2章では将棋を指す最初の一手までの説明。駒の持ち方から居飛車・振り飛車なども。
3章では序盤、中盤、終盤それぞれの戦略について(序盤では奇数の歩を突く、攻める前に玉を囲う、中盤では駒得のテクニックや拠点を作る方法、終盤では寄せや詰みの基本、攻めの速度などについて解説)。
4章では20問の簡単な将棋ドリルで最後は三手詰めの詰将棋。
コラムでは反則についてや持将棋についてなど、ルールについて補われています。
最後に「役に立つ用語集」があります。
「見る将」ですが、ルールだけでなく指し方のコツの基本が分かると、将棋を見るのが一段と楽しくなりそうです。