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恐怖のバスタブ
殺人カメラ
スイスイスピーディ
深夜バス
ハリエットの恐ろしい夢
田舎のゲイリー
コンピューターゲームの仕事
黄色い顔の男
猿の耳
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2022/10/10 読了
児童書のコーナーにあった。西洋系のホラーだけど、グロさはなく、読みやすく、適度にハラハラする。
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9つの短編集。
主人公はティーンエイジャー。
古いものに纏わるホラー。
アンティークだったり中古だったり、古い建物だったり。
それに関わったことで恐怖のどん底へ。
色々と戒めもあるような短編集でした。
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アンソニー・ホロヴィッツというと、「刑事フォイル」の重厚なミステリ、『メインテーマは殺人』などの作品を思い浮かべる。
だから、そこからスタートしているので、こんな10代向けの本も書くんだ、なんて思っていた。
いや待て待て。
元々は中高生向けの本からスタートした作家だ(2023年春に代表作の海外ドラマも始まるようだ)。
だから本作は重厚な物語しか知らない私のような読者にとってはとても新鮮で、YA 世代には読みやすい・・・ホラーとなっている。
おすすめは『猿の耳』。
もちろんかの有名な、『猿の手』をオマージュしている。
さぁて、どこに辿り着くかな。
それにしても著者の作品には結構日本人が出てくる。
昔はアジア系といえば中国人だったような気がするが、どんな姿であっても日本人が登場するのはちょっと嬉しい。
恐ろしい日本人も出て来るけれど。
あと、日本食は寿司だけじゃないけど。
『スイスイスピーディ』は競馬の話。
どうも馬券が当たるらしい。
でも、中高生には馬券は買えないよね。
さて、どうするか。思いついたのはあの乱暴者の上級生。
あ、あ、あ、もう結末はこうに決まってる!!!
全部で9篇。悪い子はいねぇが、と言われているような物語たちだ。
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うひゃ~
皆さんお気をつけ下さい
思いっきり児童書です
日本でもよくある子供向けのちょっとした怪談話集です
でも講談社もなんかちょっと勘違いさせるような売り方してるような気がする…
まぁ訳者の田中奈津子さんが児童文学の世界でけっこう有名な方だし、ホロヴィッツ自身もこれまでも児童文学書いてるんだけど、それにしても「今一番人気のミステリー作家!」みたいな煽りしてるし
まぁ自分は図書館で借りてるからそこまで突っ込む資格ないのかもしれないですけどね
それとかなり日本人の扱いが酷いです
イギリス人の子供たちは日本人に得たいのしれないイメージとかもってるんかな?
よくこれを持ってきたな講談社
“イギリス人の“子供向けです
日本人の大人が読んで面白いとはあまり感じないかな
最後の方は飛ばし読みでした
というわけでご注意を!
追記)でも最初から児童書として手にとっていれば、ホロヴィッツの語り口が良いし、イギリスではこういうシチュエーションが怪談話に繋がるのかと思えたりしますよ
私が勝手に騙された感をもってるだけです
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いいですねー!「世にも奇妙な物語」のようです。映像が目に浮かんでくるのはそれだけリアルな描写があるからですね。もともとホロビッツ氏はヤングアダルト小説からのスタートのようなので、こちらが本領なのでしょう。噛み砕いた表現がゾワゾワ感をそそります。青少年の皆さんにたくさん手に取っていただいて、ここからぜひミステリの世界にお越しいただきたいですね。ホロビッツ沼仲間になりましょうー。
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ホラー短編集。
半分は途中でオチが分かってしまったが、それでも自分では絶対体験したくないような話。
注文の多い料理店を彷彿とさせる話があったけど、嫌な終わり方だったな。夢オチにさせてくれたらよかったのにね。まあ主人公が鼻持ちならない子どもだったので、あ~あ…程度の感想だったが。
被写体が生を失ってしまうカメラを父親にプレゼントしてしまった少年の話が結構好き。
迂闊に出処の分からない物を使うべきではないなぁ…。しかし、無生物はどうなの?ラストの後がどうなったのか気になる。
競馬の記事を書いていた記者が使っていたパソコンを貰い受けた少年の話はただただ、羨ましい。私も欲しい(笑)。
しかし、欲をかいた不良は酷い目に合った。単にパソコンを粗雑に扱ったから制裁されたのだと思いたいが、段々欲を出すといずれ同じ末路を辿る気がしてならない。
ゲームの仕事はもうひたすらかわいそう。お金に釣られてよく分からない仕事を承諾した結果、永遠にゲームの中で頑張らなければいけないんだものね。
「大人に言っても相手にされないだろう」とか「これくらいだったらやってもいいよね?」とか子どもの自己判断が命取りになることもある。
主人公が子どもならではの話だった。(周りの大人たちが恐ろしい人物である面も大きいが)
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全部で9つの短編集。主人公は皆中高生。読み進めるにつれだんだん恐怖の度合いが増して行って、「ハリエットの恐ろしい夢」「田舎のゲイリー」で頂点に達した。いじめっこや悪ガキにおしおきをしているようだ。
「恐怖のバスタブ」父母がアンティーク店で買ってきたバスタブにとりついていた”恐怖” 最初は僕を、そして父を蝕み・・
「殺人カメラ」これもアンティークで買ったカメラにとりついていた”恐怖” シャッターを切ると写したものが壊れるのに気づいた僕。弟は父母とピクニックに行った。おまえシャッター押した? うん。何に向かって? あのねー ちょっと星新一の気配?
「スイスイスピーディー」父の同僚が死んで、その遺品のパソコンを持ってきて僕にくれた。ん?電源を入れていないのに文字が? これば競馬馬の名前? と、当たりだ。いじめっこがこれを聞きつけやってきたが・
「深夜バス」パーティーからの帰り、遅くなってしまい、ふと目にとまったバスに乗ったが、なんだか奇妙だ・・ 乗ってるのは皆過去の人?
「ハリエットの恐ろしい夢」ハリエットは裕福な家で贅沢に暮らしていたが、父が破産し一家離散に。おまえはあのおじさんの所へ行けという。父がお金をもらうのがみえた。そこは珍しいものを出すレストランだという・・ ・・うっ、いくらハリエットが我儘娘だとはいえ、これは・・
「田舎のゲイリー」ゲイリーは悪ガキ。ある日田園に囲まれた母の実家に行ったが、おばあちゃんは退屈だし、フットパスを通って散歩に出た。と道を間違え足はくじくし、そこで・・ これは「ハリエットの恐ろしい夢」にもまして、なんというか。 ホロヴィッツさん、ワルガキに恨みでもあるの? 戒め? これはドーンときた。
「コンピューターゲームの仕事」ケビンは勉強がきらいなので16歳で学校を卒業した。(イギリスは16歳でGCSEという義務教育修了全国統一試験があると文中にある)町を歩いていると、コンピューターゲームの仕事募集の張り紙。怪しげなドアを開けると、小さな日本人みたいな人がいた。(ホロヴィッツは日本人を出すのだが、小さい身長、小さい目といった書き方をしている)
「黄色い顔の男」私の30年前の回想。ドリアン・グレイ的。でもちがうか、私はいいこだったもの。その週末、親が離婚するというのでいつもよりちょっと多い小遣いをもらっただけなのに。
「猿の耳」ちょっとぎくしゃくした父母とマラケシュに旅行に来たブライアン。そこで4つの願いがかなう「猿の耳」を買うが・・ 家に戻って学校で「猿の手」という話を習ったが授業中眠ってしまったので結末は知らずじまいだった。家では相変わらず父母はけんか。で、父が4回目に言った言葉は・・ ちょっと「猿の手」をもじってある。
2022.10.4第1刷 図書館
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ホラー短編。主役が中高校生だからか、なんか中途半端な感じがする。日本人のイメージも不気味なんやろか。日本人以外も微妙に人種差別までいかんけど、漠然と変なかんじがある。そっちが気になって、ホラーもあんま怖くないしで読み終わってしまった。
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YA向け作品だが、大人でも楽しめる。ドアルドアールに似たようなゾワッとする短編集。ホロヴッツは日本人が嫌いなのかな?得体の知れない役に多用してる(苦笑)「深夜バス」が個人的に好きだった。
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netgalleyにて読了
ホラー短編集。
主人公はいずれも中学生くらいのティーンエイジャー。
いわくつきの物を不用意に手に入れたことから始まる悲劇...
ハロウィンパーティーで門限を過ぎてしまい、慌てて乗ったバスは本来もう走っていない型のバスで...
など、定番ながらもじわりじわりと効いてくる恐怖のエッセンスがたっぷり味わえる。
学生時代はスティーブン・キングのホラーをよく読んだが、ホロヴィッツは初めて読んだ。
短編というのも、5分で読める小説がよく借りられる小中学校に向いていると思う。
勤め先の中学校は、ホラー好きの生徒が多いので早速学校図書館に入れたのだが、並べた日からずっと借りられ続けている。
2022.11
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ノリにノってる(当時)アンソニー・ホロヴィッツのYAホラー作品。
血の影がちらつく不気味なバスタブ、撮ると悲惨な結末が待っているカメラ、勝ち馬の予言が現れるコンピュータなど9編。
う~ん、どうなんでしょう。
日本のいわゆる怪談ものとか恐怖の話的なものの中にもこういった筋の話はあるような気がし、あまり新鮮味は感じなかった。
強いて言うなら舞台が海外なので中高生が読むには国内小説とはちょっと違う雰囲気のホラーが楽しめるかなっていう程度。
おそらく全編書き下ろしなのだろうけど、トリッキーなわけでもなく、シニカルなユーモアが潜んでいるわけでもなく、ホロヴィッツらしさを全く感じれないのが残念。
”少年スパイアレックス”シリーズとかもこんな感じなのかな。
今年のこのミスの表紙は荒木飛呂彦先生だったのにねぇ。。。
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アンソニー・ホロヴィッツのホラー短編集。前半3編は古物に纏わる怪異。
「深夜バス」ハロウィンの夜,兄弟が乗った旧型バスには生きた人間はいない。このまま目的地に着けば命が危うい。どうする?この話1番怖い
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主人公は全員10代というYA文学のホラー。大人向けのホラーは怖すぎたりグロいのもあって苦手なんだけど、こちらは面白く読めた。
ちょっとしたことから平穏な生活がガラリと変わってしまう恐怖。10代向けとは言え結末はゾクゾクとしてしまう物語ばかりだった。
最後の話の『猿の耳』は有名な『猿の手』がモチーフ。手ではなく耳にしたからこその捻りが効いていて面白かった。
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怖すぎる。
普通に本当に怖い!
全て怖くて最後にゾゾっとするが、特に、ハリエッタの恐ろしい夢は怖すぎた。
しばらけ引きずってしまう。。。