紙の本
漁業の未来のために
2023/02/16 05:10
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投稿者:チップ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ドラマになって話題の本の原作者の体験記
前作よりもさらに詳細に苦労が描かれている
漁獲量が減っているという事は聞いていたが、ウィルスの問題は知らなかった。
漁業だけでなく林業・農業にもつながる旧来の仕組みとの軋轢が大変参考になった
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農協も漁協も初めは生産者と消費者を結び
より良い仕事と生活を支える純粋な組織だったはず
人とお金とが寄ることで少しずつ違う方向に進み
それに支配される構図ができてしまう
オリンピックだって力持ち自慢をみんなに見てほしい祭典だったはず
この大きな頑固な壁を一人で壊そうとする女性が現れ
凝り固まった頭をたたき続けるパワーに圧倒される
彼女が
子育て、経済、人材配置と育成他
全てを担うのは何故?
応援の気持ちとあきれる想いとないまぜのまま読みました
この小さな島の漁業が持つ悩みは個人の生活ばかりではなく
全世界のそして地球の資源枯渇も提示してます
今 50年後の世界に責任を持つべきです
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根気と強いモチベーション。周りを巻き込んで自分の損得を顧みずの行動はなかなかできない。尊敬の一言。読んでからドラマを見ることをおすすめします。
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購入してから1日以内(17時間17分)で読了したのは初めてです。そのくらい先行きが気になって面白くてあっという間に読めました。
漁師さんたちの不安や想い、関わる漁協、飲食店、配送会社、銀行、梱包などの資材屋さん、様々な方とのエピソードがてんこ盛りで、ワクワクドキドキしながら目頭を熱くして、お話の運びの緩急は、読後感がとても心地よく自分も頑張ろうと元気を貰える一冊です。
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ドラマやニュースでこの女性のことを知り手に取りました。
今、日本は漁業だけでなく変革を求められる大変な時代だと思う。これは変革のモデルケースだ。勇気をもらった人は多いのではないか。
新しいことを始めるのは周囲との軋轢を生むのは当然だ。古い価値観を大事にする人から理不尽な扱仕打ちがあっても対立するのではなく共存共栄を目指す筆者の姿勢に感銘を受けた。
資金繰りに窮したとき、普通なら誰も相手にしてくれないだろう赤字の零細企業に融資してくれる銀行が現れた件など、筆者がそれまで積み上げてきた信頼が巡ってきた幸運であろう。
硬直した仕組みの中で、変わらなければと暗中模索している名もなき多くの戦士たちに勇気と希望を与えた1冊ではないか。
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オーディブルで拝聴
VOICYやドラマで著者を知り、読むきっかけとなりました。実際は本に書いてあることより過酷で大変なことも多くあったことと思いますが、信念を曲げずに事業を続けていく姿は尊敬します。
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「根性さえあれば営業なんて誰だってできる!」っていう哲学を地で行く、漁業ビジネスのパイオニアの話。
本編で説教じみた根性論は皆無なのですが、どうしたって気になるのはそこです。ストーリーの隅々から滲み出る坪内さんの根性とセンス、これにまず感心します。
坪内さんは、足を使い販路を拡げる体力もあれば、女性らしさを利用して人を動かすズル賢さもあるし、人の懐に入り込むためにどうすべきかを心情的に立案できる計画力と感受性があるし、人に笑われ裏切られようと諦めない信念の強さもあるし、誰かを切り捨てることなく全体が幸せになれるような関係性を構築しようとする志もある。この万能感は本当に何なんでしょう!営業マンとして、素直に戦闘力が高すぎると感じました笑
こんな感じの自分語りが展開されると大体嫌味な本になりがちですが、個性的な登場人物のおかげでとてもマイルドな読み物になってて楽しく読めます。特に長岡さんとのエピソードは、ほっこりもするし「なんでそうなるんだ!?」と驚きもするしで、読み手を色んな感情にさせてくれて、読後、いいアクセントになってたなぁ!と感じました。
また、踏み込んで書きにくかったであろう漁協とのドロドロしたやりとりなんかも、よくぞ書いてくれたなと思いました。俄かには信じられませんでしたが、地方の闇ですね。
副次的に、養殖は環境負荷が高いことなど知れたのも良かったです。未来に起こりうる食糧難からの動物性タンパク質の枯渇問題で、昆虫食なんて開発せずに日本は海が広いんだから養殖しろよ!なんて声が世間ではありますが、養殖業もそんな万能な解決策ではないのですね。
あと最後に一個だけ、小泉進次郎氏はじめ代議士がかっこよく見えるシーンが数ヶ所あります笑 必見、結構いいシーン。
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ドラマを見てから、本書を読んだ。
ドラマでは、誇張しているところもあるのではと思ったが、大筋は本当の話なのだとびっくり。
既得権益や固定観念に粘り強く立ち向かった筆者には脱帽する。上手く行かない期間が長いも耐えて踏ん張り、一次産業を再生する強い想いを感じた。
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家族がファーストペンギンのドラマの録画を途中(3話)から何度も大音量で見ていたため、始まりはどんなのだろうかと気になりました。
物語形式ではなかったのですが、この話はあの場面に繋がるのね。あの話はドラマ用だったのね。とそれなりに楽しく読みました。
興味を持っていた本人が読めば違う思いを抱くのでしょうが、本を全く読まないので残念です。
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ドラマ化もあって興味はあったが、ここまでの主人公とは思っていなかった。覚悟、人生の覚悟がないと企業は成功しない。世の中そんなに甘くないと知ったし、一方で常識を破る坪内さんは痛快でカッコいい。
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