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情景が頭に浮かびやすかった。なぜ彼はクイズに答えられたのか?もいう疑問から引き込まれ、あっという間に読み終わった。クイズによって人生が肯定される描写も良かった。
読み返すほどではないので星3つ。
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探偵もののミステリーが好きでよく読んでいますが、ちょっと変わり種もと思い手に取ってみました。
競技クイズにはどういうテクニックがあるのかが丁寧に書かれていました。
なぜ、何も問われていない状態で解答ができたのか?時代背景に則った理由だなと感じました。
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QuizKnockの動画とかよく見るので、クイズ用語とか聞き覚えのある回答が出てきて嬉しくなりました。
クイズに強いのと記憶力があるのは別っていうのはまさしくそうだなと。
ちはやふるの競技かるたとも近いような感じがしました。
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クイズ番組って、観ているだけだと分からないことがいろいろあるんだなーと感じた。
ひとつの謎(?)が気になって途中ハイスピードで読んでしまったけれど、総合的には面白かった。
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賞金1000万が懸かったクイズ大会決勝。三島と本庄は互いにあと一問取れば優勝が決まる最後の一問、本庄は問題が読まれる前に回答し大会が終了する。果たしてヤラセだったのか、何かトリックがあったのか、その謎に迫る。
正直な感想としては驚きよりも納得感。問題文を聞かずに回答できた理由は、番組の演出のクセを見抜き最後の問題を予測できたから。タネも仕掛けもなく実力で優勝したのだった。結末をワクワクしながら読んでいた私もまんまと本庄の魔法にかかってしまった。
また、この小説を通してクイズの見方が180度変わった。本作のような早押しクイズにおいて回答者がどのように思考しているのか頭の中を覗き見できる。てにをはなどの1文字単位で続きの問題文を推測し答えを導き出す様は圧巻だった。単に知識量が多い=強いと思い込んでいたが、クイズに誰よりも早く回答するための知識が必要でありその土台があってこその知識量の勝負が早押しクイズであると分かった。コンマ1秒を争う早押しはまさにスポーツだ。
ページ数も少なく半日もあれば読み終わる親切設計で、普段あまり本を読まない人にも勧めやすい。
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問題を全く聞かずに正解してしまう謎の決勝戦最終問題の場面から始まっていきなり引き込まれた。クイズの大会に出てる人達の世界が凄くよく分かる。記憶力だけが完璧でも勝てなくて、問題の読み上げの最初の何文字目かで答えを手繰り寄せる思考の瞬発力の闘いがとても面白かった。
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面白かった!
クイズってこういう風に答えてるんや!ってのが単純に面白かった。
そして最後の結末は、だからこそリアリティがあったというか、リアリスト故の結末みたいな感じでめちゃめちゃ納得感のあるラストやった。
これ本気のクイズ番組の見方変わるなー!
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なかなか面白かったです。そして、なんだろう?なぜかサクサク読めるんです。
クイズ番組が好きな人はぜひ読んでほしい。
クイズについてよく分かるし、これを読んだ後はクイズ番組や回答者の思考をもっと楽しめそう。
ラストの「クイズとは何でしょう?」の答えは、納得です。私達もクイズ番組で、回答者よりも速く答えられる時がある。それは自分が経験したことだったり、学んだりしたことだからだ。
だから知識を増やすにはいろんなことを経験することが大切なんだな〜と改めて考えさせられました。
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これほどクイズに特化したミステリーが成り立つとは。クイズを見直した。
クイズは百科事典的な知識だけで闘えるものではないのね。参加者のワインディングロードにある道標、それがクイズだ。
「クイズとは人生」と言いきる主人公。「アタック25」などの出場者は、こんな人達なんだろうか。
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ゼロ文字押しで正解なんてヤラセしか無いだろうと
浅い考えで読み進めて行くとそこには自分の知らないクイズの奥深い世界が待っていた
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クイズ大会での不可解な早押しの謎を追うストーリーのはずなのに、読了後は自分が今まで積み上げてきた人生について考えている不思議な小説だった。これまでの日々の積み重ねが今の自分を形成しているという一見当たり前な事の尊さを強く感じた。ジャンルで分けられない、面白さの軸が複数あるような小説で読み応えがあった
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賞金1千万円をかけた早押しクイズ番組の決勝で相手の「ゼロ文字押し(問題文を読み始める前にボタンを押して正解する)」に破れた主人公は出題内容を振り返りながら、問題が自分と相手の人生におけるエピソードであったことに思いあたり、「ゼロ文字押し」の根拠を推測する。
なんとなく「スラムドッグ・ミリオネア」っぽいフォーマット。
早押しクイズの解答者の思考過程など、面白く読める部分もあったがさしたる山場もないまま終わってしまった印象。
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好きな人が帯を描いていたり、オススメしていたので購入。
面白いし、読んでいて徐々に紐解かれていくのは気持ちよかった。
読む人自身のいる業界によって、感想が分かれそうではあるなと思いました。
テレビ業界やクイズ界隈の人たちは凄く入り込めるが、それ以外の人たちは浮いた所から読んでいる感じがして入り込めない気がした。
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図書館の順番待ちでやっと回って来た、この本を読み終えた瞬間に作者の直木賞受賞のニュースが入って来ました。今年になってから新聞のインタビューに登場したりして小川哲の名前はどんどん大きくなって来ている感じがしています。たぶん作家としてこれからもっと存在感を増して行くでしょう。なぜなら彼の創作はどのジャンルにも属さない唯一無二のものだから。なんて「嘘と正典」読んだだけですが…その時はSF小説にカテゴライズされていて、そのつもりで読んだのですが、でも読後感は人の心の不思議さ。藤子・F・不二雄がSFを「少し不思議」と定義しましたが、そんな感じかな。本書はクイズという圧倒的に知的な競技をテーマに巧みな構成で、あり得ない出来事の真相を究明していく推理小説としても読めます。まるで本書でも言及される数列を解くように一問一問の意味が明かされていくのですが、それはクイズが知識を競うものではなく、人生において感情と論理のタペストリーから産まれるものである、というようにとてもエモーショナルな展開なのです。またそれは単純な競技ではなく、視聴者のいるコンテンツである、という意味で奥深いものになっています。この小説のモチーフである「確定ポイント」はこの創作物の中にも存在して、そうなるよな、という納得感と同時に、そういう風にしかならないよな、という喪失感も感じました。と、いう読者の贅沢さも指摘されていたりして。
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他の人も書いてたけど、オチがあれじゃああんまりだ。それまでは良かったのに。帯に著名な作家さんたちが推薦してたから、なんかちょっと拍子抜けした。期待感持ちすぎたかな?