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「死」を科学の視点から考察していく本なのかと思ったら、違った。科学とは名ばかりのスピリチュアル系の本だった。
宇宙にはゼロポイントフィールドという、この世のすべての過去と現在を記録している空間が存在する。これがゼロポイントフィールド説。予感や予知、デジャヴやシンクロニシティなどは、人間の潜在化した意識がゼロポイントフィールドと繋がったことによるもの。
「私は長年、科学者としてやってきた。その私が正しいと思っているのだから、この仮説は科学的に一蹴すべきものではない。というか、世の中は現代の唯物論的科学を信仰し過ぎている。科学の常識を皆は疑った方がいい。唯物論的科学では分からぬことがたくさんあり、限界だ」
というのが序盤にきて、現代の科学の人々の受け止め方を「宗教的」と論じている。
途中から、完全にスピリチュアルもしくはSFっぽい話になってしまう。
ふと後ろのページを開くと、そこには著者の過去の著作(運気を引き寄せるには?的なものばかり)や、自己啓発っぽいセミナーが紹介されていた。
これって、著者はなんかアレなやつ…?
しかし、この「ゼロポイントフィールド説」を否定できる根拠もないので、もしかしたらガリレオのように、未来ではこの考えが科学の常識となるのかもしれない。
ということで、星は2つにしておきます。最後まで読めずに、途中で止めてしまったけれど。
この仮説が現実味を帯びてきたら、もう一度、読み直してみようと思う。今はただの胡散臭い話にしか思えなかった。
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「死」を直視すべきときを迎えている方々・「科学」にも「宗教」にも疑問を抱かれている方々・最先端量子科学の「仮説」に興味を持たれている方々・人生で「不思議な体験」が起こる理由を知りたい方々・肉親の「死」について切実な思いを抱かれている方々・「死」についての思索を深めたい方々(e-honより)
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「死」に対して、その危うさや謎めきに関心が高くなったタイミングで、そもそも「死」とは何なのか?が知りたくて読んだ本。
思った感じとは結構違くて(笑)かなりスピってたけど、押し付けてこない感じや最後にメールアドレス書いて「意見ください」と言う、筆者の成熟度合いに、ゼロ・ポイント・フィールド仮設を頭から否定するのは違うと思わさせられた。
死ぬことで、ゼロ・ポイント・フィールドに意識が移って、「私」を忘れて「すべて」を知る。と言う考え方は、魅力的すぎて危ないと思った。
哲学者がよく自殺するのが、自分の存在意義(=生きる意味)が見つけられなかったのではなく、「この世の真実が知りたいと思ったから」だったのかもしれない。
でも、そもそも何で死んだらいけないのか?って説明できないよなーって。たしかに単純に、周りが悲しむからっていうのはあるが、なんかすごく腑に落ちてる感じはしない。
霧がかった「死」という概念に対して、本書を読んで晴れたというよりかは、よりモヤに隠れてしまったような気がする。
でも、みんなが読みやすいように分かりやすく書いてくれた筆者はすごく素敵だと思う。
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科学と宗教は長年対立してきた。
そして現代においてそれらは対立するのではなく
一つの繋がりを見せた。
長らく人類を悩ませてきた「死」に対する
ひとつの仮説が自分の人生観をかえた。
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この世界の本質は物質ではなく、波動である。唯物論的科学、物質還元主義的科学が立脚する物質は、極めて曖昧な存在である。
死後の世界を科学的な視点で解明しようとしている意欲的一冊と言えるだろう。
全体的に理屈が通っており納得できる。なるほど、最後は、哲学的となっている。古来からの各種の宗教的な言葉とも符号している。
なかなかに、興味深い一冊。
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死後について科学的な考え方を聞いてみたいと思い読みました。わかりやすく説明されていて読んでいる時は理解しているつもりなのですが、読み終えた後、やはり難しいのかもう一度読み直そうと思ってしまった。少し時間をおいて再読してみようと思っています。
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意識には5つの階層が有ることゼロポイントフィールド仮説人は死んだらどうなるか人生をどう歩んだか等々参考になりました。小生般若心経の内容も知る身なればなかなか面白った。宇宙の始まりは揺らぎから始まること記されていて楽しかった。
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大学時代に出会った量子力学、時を同じくして研究テーマとした臨死体験。この2つを20年以上関連付けるべく書籍論文、関連番組や動画コンテンツなど未漁った。昨今提示されたこのホログラム原理によって、身の回り含む宇宙空間の面にすべての情報が保存され、物質を投影しているという仮説に至った。
本著で語られる「ゼロ・ポイント・フィールド仮説」は、心霊や占いなどの不思議な体験、死、宗教という、一般的には科学と相反するテーマを切り口に大胆に語られる。
私が小学生の頃に強く既視感を感じたのは福島県にある「阿武隈鍾乳洞」の断崖絶壁を見た時だった。以来、「脳」と「身体」だけでは説明のつかない現象があるのではないかという問いを続けてきたが、本著は現段階の科学における一定の納得感を与えてくれた。
それだけではなく、自己を鍛えるためここ数年続けてきた心理療法やメンタルトレーニング、マインドフルネスを取り入れた精神修行に対しても、死生観の新たな知見を与えてくれた。
生きる事の意味は何か、私とは何か、地球がなぜ存在するのか、神とは何か、星はなぜ無限に存在するのか、宇宙とは何か。
これらの問いを抱く方には是非一読していただきたい。
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ゼロポイントフィールド仮説、量子真空に波動情報としてすべてが記録されているかも、という説でこれ自体は大変興味深くもっと知りたいと思った。
が、本書の中盤以降はそこから「宇宙意識」に話が飛躍し、筆者は科学的想像力というが少なくとも自分には思想実験の類に思えた。とあるアニメの人類補完計画を説明してるのかと笑
センスオブワンダーを軽視せず、科学と結びつける考え方はなるほどというか面白いのだが、残念ながら科学的根拠を示せていないのが物足りなかった。
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ゼロ・ポイント・フィールド仮説から死を論じた本。仮説という事で明確な証拠がない。無知無学な小生が言い出したら恐らくは妄想として片付けられるだろうが田坂先生の説得力が尋常ではない為どんどん読み進んでしまった。
量子真空の波動に未来(変更可能)な情報が含まれておりその情報をアクセスする(表面意識よりも更に深層に入った四つの意識だと)事で世の中のオカルトじみた話が合理的に説明できるというのが面白かった。特に引き寄せの法則は思い当たるものがあるので留意したい。
宇宙意識に合一していくという話、手塚治虫先生が『火の鳥未来編』で描いていたコスモゾーンと似ている気がする。手塚氏は不眠不休で仕事をしている様な人だったらしいから「アクセス」しやすかったのかもしれない。
個人的に考えた事として目的のない宇宙意識の段階が人間の先に進むであろうという事。本書では当然事実として人間で終わっているが量子コンピューターによるAI活用がなされたらどうなるのか。まあ小生の妄想だけど。
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とても面白かった。一流の科学者が、科学的に死後の世界を語っている初めての本だと思う。神棚や先祖を毎日拝んでいるが、その行為に自信が持てる様になった。
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ゼロ・ポイント・フィールド仮説は自分としては腑に落ちるがこの仮説は決して実証出来ないという所が悩ましいですね。
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霧が晴れてきた山頂に立っている、清々しいそして凛々とする気持ちになりました。
深くて広い宗教的学問と体験、それ以上に科学者として真実を探究してきた思考の数々、双方にブリッジを掛けるという構想は一般人である私も日々研鑽を積むべきと感じ、実践します。
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書店で本書の目次を見ると、対象読者をいくつか挙げられていた。私はその中でも「人生で『不思議な体験』が起こる理由を知りたい、あなたへ」が該当。科学的に説明できないことを科学的に説明するというのか? 本を買わせるのがうまい。
しかし、本書で述べられている「ゼロ・ポイント・フィールド仮説」が、科学的な説明のようには思えなかった。著者の言うところのブラックボックス(宗教による説明)と変わらないのでは? まぁ、私の科学知識ではエアコンやテレビの中ですらブラックボックスなので、前提知識が足りないだけなのだろう。
それは置いても、このような宗教的な問題を、宗教に依らずに説明できる理論というのは有用だと思う。宗教を回避したがる現代日本人には、精神の拠り所がなく、すぐに病んでしまうので。
特に印象に残ったのは第十二話。人が生きる意味、つまり、どうせ死ぬのになぜ生きるのか? ということに、ここまで明確な答えを記している本はあまりない気がする。
自分なりに解釈すれば、我々人間は、宇宙にとっての調査兵団のようなものだ。それが天命とあれば、おいそれと死ぬわけにはいかぬ。できるだけ多くの人生経験を積み、多くの情報をゼロ・ポイント・フィールドに記録していかなければならない、といったところか。
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自分が物理学会出身だったこともあり、死後の世界の否定派であったが、どこかに「なんとなく信じたい」という気持ちがあった。それに科学的なアプローチで可能な限り確からしい仮説で答えてくれた作品だった。
個人的には量子科学的に物質は粒子と波動の二重性をもっている、という既知の理論を土台として展開する話が腹落ちした。目に見える粒子だけではなく、目に見えないエネルギーとしての波動も確かに存在している。つまり、肉体ではなく意識は目に見えないがエネルギーで確かに存在している。
よくある「引き寄せの法則」はこの構造をもちいて説明が可能で、自分の意識と波長が近い意識は、波動の性質上集まってきやすい。なのでポジティブな波長を維持し続けることは物理的にもポジティブを誘引しやすいということなんだなぁと個人的にとても納得。感謝のメカニズムにも通ずるところがあり、理解が進み、興味が広がりました。作者の前著も購入してみようと思いました。