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ゲームのようなファンタジー
2024/04/18 07:11
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投稿者:hm - この投稿者のレビュー一覧を見る
細かい描写で場面を想像しやすく、もちろんストーリーが面白くて引き込まれていきます
そうなるか みたいな展開です
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正直、映画版の『二つの塔』のフロドとサムとゴラムパートが薄暗く、ずっとぼんやりと悲しいから、小説で一冊分このテンションだったらしんどいんじゃないかな、と思っていたけれど、まさかの切ない、やさしい、かわいい、りりしいパートでした。
サムよ、そんなにもフロド君が好きなのか、と何度衝撃を受けたことか。
フロド君とゴラムにちょっと心がくすぐられ、どんどんと語りの妙が深まっていく情景の描写がとても美しく、恐ろしく、現実には無い場所であることが信じられないくらいの密度で語られている。もう私もそこに行ったと言えるくらい。(言いたい!)
ファラミアの人物像が思っていたよりも武人だったことも驚きだった。
どちらも好きだ。
それにしてもサムの献身さがフロド君を支えて来たのは確かだったけれど、ゴラムを突き落とす最後の一押しをしたのも彼だったことが悲しい。
フロド君とサムのあの胸を掻きむしられる決別の場面がなかったことも嬉しかった。
よかった。こんなに慕っているのに、帰れって言われたら泣くどころじゃないわ。そのまま崖から落ちそう。だって、世界とフロド(しかもあの時点では死んでいると思っていた)を天秤にかけて、フロド君をとっちゃう人だから。
夢中で読み終えたけれど、さあ、もう残すところ二冊になってしまって、もうさみしい。読み終えたくない。でも読んでしまう。
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フロド&サムの巻。ゴクリことスメーアゴルの話し方が独特で、なかなかアクの強いキャラだ。ゴクリがどうなるかは気になるなあ。そして新キャラのファラミルが登場。
それにしても、サムがすごく忠義の士だ。庭師なのに騎士のよう。主君のフロドは割とずっとピンチな気がするが、またもや大ピンチ!……というところで第二部が終了。いつもいいところで終わるな。続けて第三部も読みます。