紙の本
おもしろい
2018/06/27 20:06
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なつめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
一時期、話題になっていた大東建託の内幕が、丹念に調べられていて、おもしろかったです。成果主義の限界が、興味深い。
紙の本
衝撃の内容
2018/09/17 21:40
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投稿者:広島の中日ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
あのさわやかなTVCMの様子とは全く逆の、大東建託のブラックぶりを告発した内容です。
正直、読んでみて衝撃の内容のオンパレードでした。
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社員、顧客共に幸せにできない会社に存在意義などあるのだろうか?最終章の事件まで起こした社員の話は確かに酷すぎて大東建託に全責任があるとは言えないものの、コンプライアンスを重要視している会社であれば起こりえないと言わざるを得ない。企業の成長がこう言った無理や無茶で成り立っている、またこういうことが一切報じられず平然と企業CMや広告などでブランディングされ被害者が増えて行くことを想像すると恐ろしさを禁じ得ない。
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仕事で不動産賃貸業に関わるようになったため、勉強がてら興味本位がてら読んでみた。
何とも恐ろしい会社があるものだというのがまず。そして一部上場企業がここまでのことしといて全然ニュースにならないってのも、どんだけ力持ってんだ大東建託どうなんてんだマスコミ、って感じ。
あぁいう状態で辞めない社員というのは自分には全く理解できないけど、一種のマインドコントロールで宗教のようなもんなんだろうなと思いました。
未だに固定資産に信用を置いている人がまだまだいっぱいいるんだろうなぁ……
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ショッキングな内容だった。
これが本当ならばとんでもない会社だ。
営業成績のためなら、モラルや社員の命などなんとも思っていない。そんな企業体質がうかがえる。とても怖い。
仕事柄アパート融資の申し込み受付けた事があったけど、社員の執念にも似たこだわりが異様に感じた。この本を読んで納得した。
本当に怖いのは、この会社が未だに存在して、同じような営業を続けている事だ。くれぐれも不幸な人がこれ以上増えないことを願うばかり。
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大東建託がすげーブラックだ、というルポ。確かにブラックだった。いい部屋ネットのCM好きだったんだけどなー。
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これが事実とすれば、大変な企業である。一括借り上げや、盛んに流されるテレビCM。その裏でこのような犯罪スレスレの営業が行われているなら、許されるべきではない。
続編を期待したい。
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大東建託で働こうかと思っている人、大東建託で物件を建てようと思っている人にとって、とっても参考となる本だと思います。私も、今住んでいる前の住まいは大東建託でお世話になりましたが、退去する際の修繕の支払いや内容についての対応に、後味の悪さを感じ、二度と大東建託の物件に住みたいとは思わなくなった経験がありますので、さもありなん…と、思いながら読みました。が、ノルマの辛さや人間扱いしない対応に、想像以上の酷さを実感するような、インタビューだけではなく、法廷でのやり取りまで取材した、詳細な実例を基にした報告でした。うーん、近づきたくない。
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大東建託で働く社員の大変さ、強引に大東建託の物件を建築させられるオーナーとの実際のやり取りが取材で明らかになっている。
一括借上による家賃保証だと言って、大東建託の物件を建築させる方法は一見良さそうに聞こえるが、10年経過後は空室による家賃減額がほとんどとのこと。
ノルマの為に書類の偽造や、融資が降りていないにも関わらず着工するなど、常識を逸脱していることが往々にして起きている。
将来の為に不動産投資をしましょう!などと言った電話が来ることがあるが、無知では相手の思うツボなので、勉強は必須だと感じた。
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本書が他人事ではないのは、今の賃貸物件が大東建託管理だから。そういえば、思い当たる節も多い。
営業マンがたびたび変わる、台所床にきしみや沈む箇所あり(P52)、ペット可物件なのに音漏れがひどい、家賃の値上げを一方的に通告してきた、etc
まあ、噂には聞いていたものの、本書の内容はレオパレスに負けずとも劣らないブラック振りなのに、ネガティブなマスコミの露出はなく、今なお有名人を使ってCMをバンバン流している・・
こうしている間にも、マンション経営でだまされる老人が増えるというのに・・
問題の構造はこうだ。
有休の土地を持っている老人や資産家に「土地を遊ばせておくよりも、マンション経営で相続税対策、定期収入が確保できる、30年間の家賃保証をする(嘘)、資金は融資で賄う(嘘)、客付けや修繕管理はお任せ(いい加減)」という甘い言葉で勧誘する、その背景には厳しいノルマを抱えた営業マンの存在があり、苦労するのは現場の人間、得をするのは本社のみという上場会社とは思えない労働環境を放置している。
著者は、「テレビや新聞で大宣伝を垂れ流し、警告の類もほとんど聞こえてこない大東建託商法は、世間を騒がせているオレオレ詐欺よりもはるかに悪質だ」(P136)と激怒する。
また、本書で度々出てくる中村武志人事部次長ですが、新設された労組委員長があるインタビューを受けただけで「会社への名誉棄損」だと懲戒処分にされるのですが、本来労働組合として取材を受けたのなら組合への質問であるべきなのに個人名で質問書を送り、個人からの返事がないという理由で「職務懈怠」だとする(組合長として、正式に労組へ質問してくださいと回答しているにもかかわらず)、さらに細かな質問内容は取材者にすべき内容である旨を著者から質問したところ、その返事がふるっている。
「質問はマイニュースジャパンに尋ねるべきとありますが、よくお考え下さい。御社と当社とは雇用関係などありません。同社に業務上の指示などできません。抗議されるのであれば、よくよく法律関係を整理したうえでしていただきたく存じます」(P160)
本社が労組委員長とマイニュースジャパンの取材内容を確認するのに、あくまでも業務命令にこだわるのは上下関係が通用する世界だからなのでしょう、雇用関係が無いから質問できないなどという法律はどこにも存在していません。こんな子供だましの理屈で、上場企業の人事部次長が務まるのですから大した会社です。(皮肉)
それにしても毎年の採用と離職者の数が同じ、違法な残業や就労規則を放置、マンションオーナーを甘言でだます、欠陥住宅建設、自殺者や犯罪者などを出しても本社として事件を発表せず個人の問題として闇に葬る・・こんなひどい実態なのに国土交通省、経済産業省、労働基準監督署はきちんと指導勧告の仕事をしてほしい。
追記で本書の出版にあたり、本社の弁護士から裁判沙汰にしますよと圧力がかかったことは記憶しておきたい。今なお現実を直視しない会社の体質を象徴しており、裁判の行方が楽しみです。
この本を読めば、たいていのサラリーマンはこの会社よりはマシだと安心できるこ��でしょう、なんちゃって。
本書は大企業の闇に切り込む労作ですのでご一読を。
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不動産投資に関わる人は読んでおいて、損はないと思います。
特に新築を建てる際には関わりたくないと痛感しました。
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大東建託の内幕 〝アパート経営商法〟の闇を追う 単行本 – 2018/6/18
大東建託というのは地主の蜜に群がるシロアリなんだ
2018年12月13日記述
三宅勝久氏による著作。
2018年6月15日初版第1刷発行。
はじめにも記載のあるようにMyNewsJapanに連載した記事を中心に編集したものが本書である。
三宅勝久氏も指摘しているが、ブラック企業大賞などの企画に対して大東建託がノミネートされないのはおかしいと述べていた。
本書や記事を読んで見ればそれに強く同意できる。
メディアも広告主である企業にはもともと批判的な記事は載せにくい構図がある。
しかし大東建託はあまりにも野放しにされすぎた。
電通(メディアをコントロール)トヨタ(莫大な広告費)のような
圧倒的な存在で無いにもかかわらずだ。
*不動産の世界はそんなものと放置されているのか・・・
印象に残った点を列挙してみると
地主にアパートを建設してもらう為に自腹での支払いが発生
同じ支店の同僚もライバルで社内も張り詰めた空気
数字が人格という言葉が大東建託にはあります。
数字が全て、数字が取れない営業マンは人にあらずという意味です。
軍隊のような会社ですよ。
会社は社員にPHS(携帯電話)を所持させ、発信電話を利用して常に行動を検知していた。
午前は朝礼、会議後に営業に向かう
地主らしい家を訪ねてはアパート建てませんかと勧誘する
午後は個人行動
夜8時半に支店で終礼。翌朝の会議に備えて日報の作成
契約が取れそうになっても楽にはならない。客の希望に合わせて建設案や試算書をつくる。
法務局や市役所で書類を取る。
建ぺい率や容積率といった細かい計算もしなければならない。
長い一日が終わって帰宅できるのは、早くて午後11時。
遅ければ午前1時か午前2時になる。
建築営業は大東建託の中でも一番過酷な職場。
たいてい1年以内で辞めてしまう。3年いればベテランだ。
管理者養成学校
夜に何十キロも行進をする、街頭に立って大声で歌を歌う。
立木に向かってすいませんと100回言え、なんてのもある
契約金を建て替えるうちに借金がかさみ、闇金融へのい返済に苦しむ
2012年10月上司の免許証を使って銀行のカードローンを申し込もうとしたところ、なりすましが発覚して警察に逮捕される。
↓
この事件が発端となり、所沢支店で14人、埼玉中央支店で7人が解雇
不正をしたというのが理由です
*全国的な調査はせず。本社で決済した者は全く処分されていない。
トカゲの尻尾切り
退去費用の不正より、テンプラ契約(架空契約)の方がはるかに問題
架空契約に協力してもらうのは大東建託のファンになっている家主
架空契約は家主との親密な関係なしにはできません。
接待するための費用や架空契約に必要な注文時金30万円は社員の自腹です。
無理して架空契約を取るのは業績を挙げ続けなければ露骨に退職を迫られるからだ。
筆界確認書の原本のコピーを取り意図的に大東建託に不利な部分を消して
地域住民をなかば騙す形で農道を半分にしようとした・・
退去費用ゼロで店子追い出しを行うことを画策(鳥取県)
有名な企業だからというだけで信用するのではなく、少しでもおかしいと思ったら、自分で法律を調べ、弁護士に相談するなどして慎重に対応すること
アパートを建てても10年目に強引に家賃を下げられる
2部屋のアパートと話していたのに1部屋のアパートを建てられる・・
初任給は額面で約28万円ですが、新人は最初の1年で契約が取れないと2年目から
6万3000円カットされます。さらに半年取れないと追加で4万5000円カット。
最短だと入社後1年半で給料の額面が18万円ほどになります。
手取りにすると12~13万円です。
建築営業は、担当(ヒラ社員)であれ、課長や支店長であれ土日出勤は恒常的です。
残業月100時間はごくふつう。多い人は120~130時間はあるんじゃないでしょうか。
明らかに200時間超えている人もいる。そうしないと業績を達成できませんから。
低迷研修(嫌がらせ)
研修とは名ばかりで実態は嫌がらせ。電車で何時間もかかる遠方の支店に呼び出す。
しかも朝8時半到着厳守で、ヒラ社員は自家用車の使用は禁止だ。
始発電車でも間に合わないことがある。
そんな時は前日から出かけて一泊する。
この場合の宿泊代は自腹だ。
そうやって呼びつけた先で飛び込み営業をさせる。
半日の間に35件の面談をやって報告しろと言う。
しかも本人の成績にはいっさい反映されない。
研修の結果、社員は披露と屈辱を抱えて職場に戻ることになる。
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この手の本は堅苦しく、難しい言葉を使って書かれていることが多く読むのに時間がかかるが、ジャーナリストの視点から物語のように読めるのですらすらと読めた。
過酷な業績主義と軍隊式の洗脳教育がなされ、過酷な労働時間に加えてパワーハラスメントとブラック企業の要素勢揃いといったラインナップだ。
業績主義が行き過ぎて二年契約が取れなければ解雇となるため、不正や顧客を騙していく。
会社に雇用されている人、顧客が被害者となり会社役員などのごく一部の人間に吸い上げられる。誰もがおかしいと思う会社内部事情だが、上場会社で力を持ちすぎている為改善できない。法や条例を使ってもっと雇われ人が強い立場に改善するべきだと思った。
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東証プライムの上場企業なのに真っ黒じゃないですか!
噂では聞いたことがありましたが本を読んでこれほどまでとは心底驚きました。
社長が変わっても企業体質は簡単には変わらないんだろうな。
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いや~もう怖いのなんのって!!
この本読んだら大東建託方式のアパート経営の恐ろしさにビビります
アパート経営商法…とはよく言ったもので
土地を買わせてまでアパートを建てさせる…
会社としてはその後借り手がいようといまいと関係ない!
”アパートを建てさせること”で入る大金だけを”儲け”という…的な商法がまかり通る恐ろしさ
賃貸契約に関する仲介手数料なんて微々たるものよりも違法なことをしてまでも手に入れる大金が大切…
そんな会社のブラックな体質で疲弊する社員
自殺、うつ病、殺人未遂、詐欺、パワハラ…
大東建託の社員が陥る闇の深さったら…
「遊んでいる土地はないですか?」
「測量だけさせて下さい」
こんな言葉を聞いたらすぐにドアを閉めること
お話を聞いてしまうと残るのは借金のみ!