投稿元:
レビューを見る
最後まで楽しく読めました。
ただ、内容としてはハーレクインロマンスの最もよくあるパターンともいえます。
ヒロインは幼くして孤児院に入れられ、修道女となることを志しています。しかし、孤児院で面倒を見ていた三人の幼い少女たちが彼女らの父親の出身だという砂漠の部族の長に連れ去られようとしているのを身を挺して止めました。それがきっかけで砂漠の王国のプリンスと運命的な出会いを果たします。
結婚には「愛情」が必要だと信じるヒロインと、「愛情」は人を弱くさせる無駄な感情だと信じるシーク。若い二人は激しく惹かれ合いながらも、その考え方の違いにより、別れそうになるが―。
王道である分、安心して読むことができました。最後のシーンはタイトルから比較的容易に想像することができるものの、素敵なタイトルだと思いますし、実のところ、私はこのロマンチックなタイトルに惹かれて読みたいと思いました。
販売は既に終了している作品のため、近くの図書館に予約を入れてもそこにも在庫がなく、他市の図書館から取り寄せていただき、やっと読むことができた作品です。