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やっぱりこのコンビ好きです。
今回はお互いをお互いに素直に「相方」と言えるまでになったのだからたいした進歩(笑)
次回作ではそろそろ貴子はお嫁に行かないかなぁ
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◆あらすじ◆
白骨死体、今川老人殺害事件、父娘惨殺事件。
これらの事件に関連はあるのか。
音道の立てたある仮説は、深く重く沈殿しつつあった捜査を大きく動かした。
一方、刑事を騙る男が捜査を攪乱する。目的は難なのか。
誰が情報を漏洩しているのか。
深まる謎と謎が交錯し、溶け合っていく───。
人間の欲望という業が生み落としていく悲しみをスリリングに描くシリーズ最高潮の人間ドラマ。
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音道貴子刑事シリーズの1冊。「未練」「凍える牙」「花散る頃の殺人」「嗤う闇」と言う順に読んできましたが、新しく作品が出たので読んでみました。「鎖」も続いて読みたいものです。滝沢とのコンビもファンにはたまりませんが、少し共に人間が丸くなりました(^^;
貸家の解体現場から白骨死体が発見され、その後、その貸家の持ち主が何者かに殺されるという設定で、なかなか魅力的な設定舞台です。
ミステリー的には、結末が少し物足りませんでしたが、この音道刑事のキャラクターがなによりで、楽しめました。短編でできたと思うけど、鑑識の早苗との関係の変化も面白かったです。
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24年前の殺人事件の被害者遺族にとって、救いようの無い悲しい事件の真相。
それにしても、上巻で感じたところの、、、事件と関係があるんだかどうだか、主人公の家庭事情とか恋人だとか友人関係だとか、ため息しか出てこないような挿話は、抜きにして読みたかった。
(2009/4/23)
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音道貴子シリーズ長編。切ない話だ。複数の事件が絡み合う、というプロットも面白いが、なにより人間描写がさすがだと思う。
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凍える牙や鎖のようなスピード感あるアクションシーンというか、派手な動きはないんだけれど、話の展開はさすがにうまいですね。尋問の時の滝沢と貴子の絶妙なコンビネーションを見ているとなんだかうれしくなってしまいます。滝沢は途中で倒れるかと思ったけど、それはなかったなぁ。そんな展開でも面白かったのになぁ。
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恋人とのああいうオチは私的にはハッピー−エンド?かな?
と微妙な感じ…。
そして職場での人間関係の豹変とは、犯人の言い訳とか、読んでて確かに不愉快に感じてしまうほどになってしまうけれど、自然と読後はそんなに嫌な感じにはならなかった。
早くこのシリーズの続編が読みたいなぁ。
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女刑事 音道貴子シリーズ
相変わらず面白い。
民家の下から
古い白骨死体が発見され
調べていくうちに
認知症の家主が殺害され
一見
繋がりのない事件。
音道刑事の仮説にドキドキわくわく。
そして
怪しい人物の意外な過去に胸を締め付けられ
白骨死体の身元が!!
そして
全ての事件の犯人は。。。
事件の1つ1つが明かされるたびに
想像もしない真実があり
読み進むのが楽しくて
一気に読んでしまいました。
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今回は本当にシナリオが良かった。
切なさも、強い憎しみも、抗えない時間の長さも、そんな言葉にも形にも出来ない感情を、本当に丁寧に描いていたと思う。
まるで自分の身内が事件を起こしてしまった張本人のような、そんな複雑な気分にまでさせられた。
決して奇抜な事件を描くのでなく、まさにどこにでも転がっていそうな事件をこうまで胸を抉られるほど鮮やかに描かれてしまうと、もう何も言えない。
見事、としか。
また、滝沢がなんだかんだ言いながら、音道に信頼を寄せているのがいい。
格好いいことを言うでも、どこぞのヒーローのように音道を救ったりするでもなく、だがしっかりと彼女を受け止め、同じ歩幅で歩こうと努力しているのが、もう堪らん!
どうしたらこんなにも緻密に人間を描けるのか。
乃南アサの音道シリーズでは、いつも思わされる。
自分が実際に全てを傍で聞かされ、一部始終を見てしまったかのような錯覚にまで襲われてしまうのだ。
また、貴子が苦しめられる、女子との付き合いの中に生じる日常風景にも、同性として分かりすぎる面が多くて、いつも本当に翻弄させられる。
一度読み始めてしまったら、貴子と同じ責務を背負わされてしまったかのように、苦しく、逃れられない時間が始まるのだ。
だが、それがとても心地いいのも事実である。
最後が淡々と終わるのも、好きだ。
ラストシーンでは、もしかしたら昴一とはこのまま自然と別れてしまうのかもしれない、いやでもこのまま答えを不透明にさせたまま、ズルズルと続いていくのかも知れない……などと楽しく想像を廻らせてもらった。
次回作では、うっかりちゃっかり玉城と結婚でもしてる状態から始まるんじゃないかと、今から妄想しつつ、期待(笑)
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とっても面白かった!!!
貴子の唯一の女友達が飲みながら愚痴る男の話。
あまり聞きたくないと思いながらも、普通の会話ができる嬉しさ
事件を日々追う貴子には貴重な時間だった
はずなのに・・・
所轄でコンビを組んでいた仲間と、事件の話をするうちに
偽刑事が現場に現れるようになったり
白骨遺体の事件から、その現場の家主だった痴呆の老人殺害。
滝沢と貴子は、事件を追いながら、その偽刑事の真相を暴いていく。
真夏の灼熱の太陽が差す陽射しが、まるでここに感じられるような物語、
単調に捜査を続け、捜査本部の雰囲気もトーンダウンしつつあるなか
貴子のもとに、所轄での相方、玉城からの驚くべき情報が!!
じょじょに追い詰めていく真相、真犯人。
その裏に起きていた24年もの間の事件にまつわる背景。
もう、緊迫感たっぷり!
読まずにはいられない。
皇帝ペンギンから、アザラシへと昇進(?)した滝沢と貴子との信頼感。
相手を尊重する心。
とても丁寧に描かれていて、目の前に、二人がいるかのよう。
とても、とても満足感のあった上下巻だった。
圧巻!!
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続きが気になって一気に読みました。
このシリーズの中では結構好きです。
一番好きなのはシリーズ第1作の『凍える牙』ですが、この話も主人公と滝沢の二人のやりとりが読めるので、そこがいいです。
やっぱり、このコンビが好きなんですね。
何だかんだ言いつつ、お互いを信頼しているんだな、と思いました。
まだ読んでいない音道シリーズもあるので読みたいです。
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楽しみにしている音道貴子シリーズ!
上巻は勢いよく読めたけど、下巻途中で完全に先が読めてしまった。。。。
残念
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いつもながら、この作家さんの人物描写がすばらしい。
ぐいぐいと引き込まれ、一気に読みました。
頑なな音道と無神経な(本人は気を使っている)滝沢のコンビがおもしろい。
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人は外見ではわからないという事を痛感させられました。
信じていた人からの裏切り。
それでも現実と向き合い 前を向いて生きていかなければいけない辛さ・やるせなさが描かれています。
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一つの真実へ向けての道筋が細い光のように見えてドキドキしながら読み進みました。音道と滝沢の阿吽の呼吸がジンジンと響き久しぶりの満足する作品でした。