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2007/7/15アシーネダイエー甲南店にて購入。
2009/4/26〜4/29
マンションの1室でデートクラブオーナーが殺される。その現場から高校生くらいと思われる美少女が逃げ出すところを目撃される。その少女を警視庁捜査一課強行犯第三係の係長 樋口警部補が追う。その後、同様の手法で第2、第3の殺人事件が起こる。その現場には同じ美少女リオが居合わせていた。果たして、リオが犯人なのか?
安積警部補シリーズとはまた一味違う警察もの。主人公の樋口警部補は、ポスト全共闘世代として、少し上の層を内心疎ましく思っている地味目の警察官。家庭を大事にする安積とは似ているところもあるが、また少し違った味のあるキャラクター。このシリーズも次作を読むのが楽しみである。
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樋口が被疑者の少女に心を動かされすぎでチトどうなのょ?って感じでしたが最後の妻の一言で妙に安心してしまったのはもしかしたら樋口と同じ気持ちだったかも。(ノ´∀`*)STシリーズの新刊を心待ち。
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そこそこ面白かったです。でもなんか、地味・・・続編も出てるみたいなので、とりあえずは読んでみようかな?主人公の刑事がなんか地味なんだよね。あえてそうしておいて次作以降で変身したりするのだろうか?ちょっと判断に迷う作品です。
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直後に「チームバチスタの栄光」を読んだため、すっかり印象が薄れてしまった・・・地味な話ですが、単体で読んだらもう少し印象に残ったろうに。しかし、主人公が中年警部、学生運動の尻拭いをさせられたという思いを抱いて生きてきた、という人なので感情移入が全くできなくて残念でした。その被害者意識みたいなものがラストで変わるとかならよかったのに。とはいえ、捜査本部立ち上げの舞台裏など、読んでそうなのか!と興味深い点も多々ありました。
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主人公の樋口は、警視庁強行犯係の警部補。肩書きは強面を想像させるが、真面目で謙虚な至って普通の男である。火曜日に起きる連続殺人事件の捜査に当たる主人公の活躍を描く。
事件の重要参考人となる女子高生リオは、誰もが目を奪われるほどの美少女。映像にしたら誰が演じるだろうと考えると、「白夜」の綾瀬はるかだろうか。現在は大人の雰囲気が出てきているので、女子高生役は難しいかな。
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手口は至ってシンプル。
ただその動機を描くための布石が様々な角度から描かれている作品です。
世代論
アダルトチルドレン
心理学
など…
中途半端な世代に生まれた主人公が大人になりきれていない中途半端な大人と対峙し、事件を解決していく警察小説です。
奥が深い一冊ではないでしょうか。
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「全共闘世代には乗り遅れ、遊びの世代にもなれなかった」
常に全共闘世代の残飯を食わされてきた…と思っている主人公、樋口警部補。
その時代を知らないせいもあるのだろうが、ことあるごとに繰り返されると、こじつけにも思えてしまって少々食傷気味。
でも、この樋口警部補。なんだか魅力があるなぁ。
他のも読んでみようかな。そしたら、また見方が変わるかもしれない。
なーんて、ちょっと楽しみでもある、初めて読んだシリーズ一作品でした☆
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9/24 樋口についての記述がしつこい気もしたけどすらすら読めて楽しい。暇があればシリーズ他作品も読破したいと思う。
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朱夏の前の話のようだが、朱夏の前に読んでいたら
朱夏にはもう手を出さなかったと思う。
途中が長すぎて、私でも結末が想像出来る(笑)
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連続殺人とその場から立ち去る「リオ」と呼ばれる女子高生。
それを追いかける主人公の樋口。
たぶん自分が50代だったら的を得たように面白かったのだろうなぁと思う。
時折出てくる世代論の話とか違和感でいっぱいだった。
だけどそれでも展開のよさと文体の引き込み方でスラスラ読めた。
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久々の警察モノです.読みやすいけどもう一捻りあったらいいのかなぁ...とりあえずシリーズは読みます.
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凄く久しぶりに読んだ今野敏。
印象はそのままですが、ストーリーがしっくりと
受け入れられるようになったのは自分も年齢を重ねた為?
凄く、質の高い、永遠のB級的な作品を書かせたら、日本イチ!!
若干、全共闘のくだりがしつこいかな...と感じましたが
きっと、ここをしっかり伝えないと主人公の樋口という人間像と
人物設定が成り立たない。
そう思えば十分許容できる描写に変化するんだね。
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「組織の中の異端」という関係性を描くのはキャラクターものの王道です。少年マンガの「常識的な集団の中の破天荒な主人公」という形を思い出してもらえれば、これは素直に納得してもらえることでしょう。周囲との落差からキャラクターの個性・関係性を強調しやすいし、異端であるが故に物語を大きく動かすブレイクスルーの余地があるのです。
この今野敏による警察ドラマ「樋口顕」シリーズでも、そのように「組織の中の異端」を描いているわけですが、といっても型破りなヒーロー刑事を描いているわけではありません。むしろ主人公・樋口顕は他人の顔色をうかがい、周囲の意見を聞いて調整役に回ることが多い人物。一見主人公には向かないタイプに見えるのですが、実は体育会系で押しが強い刑事集団においては、それこそが異端であり、周囲から一目置かれるという逆転がこのシリーズの面白さのキモであると言えるでしょう。そしてそんな彼が彼の常識と信条にのっとって捜査を進めた結果、最終的には組織の力学からはみ出て、結果スタンドプレーをしてしまうという再度の逆転がカタルシスを生むのです。
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今野敏の作品では時々あるのですが、犯人の動機が希薄で納得できない。
殺人してしまうというのは、突発的という理由はあり得るけれど、そこにいくまでの経緯が希薄すぎる。
なぜなのかよく考えてみると、今野敏はすべて刑事側からの視点でしかストーリーが進行していないからではないのかと感じました。
ほんの少しでも、犯人側の視点で書かれたところがあると、心情なりが理解できて納得できるのかもしれない。
また、こいつがあやしいと思うポイントが、あまりにもおりこうさんであり得ないくらいまじめな考え方から来ているのも理解できないです。
たったあれだけのひっかかりで、捜査本部をひっくり返すほどの結果を出すというのは、いくら物語でも出来すぎ。
主人公は本当はとても小心者というアピールも、しつこいくらい出てきて逆にうざい感じがします。
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新しい人を開拓したくて購入。
ズボッとは、、はまらず。。
主人公の自己認識と他者認識のギャップの
描写はちょっと引き込まれた感じ。