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シリーズ第8弾
散りばめられていた点と点が繋がっていく。
4傑の平九郎・迅十郎・惣一郎・レラが待つ「風」とは?
黒狗の玄九の登場がどうつながっていくのかワクワクする。
早く次が読みたい。
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シリーズ第八弾。
シリーズ一作目に登場した(うろ覚えですが)“夜討ちの陣吾”から、彼の幼馴染で呉服の大店〈越後屋〉に勤める比奈を晦ましてほしいとの依頼を受けた平九郎。
闇組織「虚」と組んで行われていた悪事が露見することを恐れた〈越後屋〉の大番頭・富蔵は裏の口入屋〈四三屋〉の利一に比奈の始末を依頼しますが・・・。
今回はとにかくバトルが凄いですね。
富蔵が金に糸目を付けないのをいいことに〈四三屋〉の利一がエース級の裏稼業の手練れを大量投入して、平九郎と比奈を狙ってきます。
そんな中〈大丸〉の“神童”(ぼろ鳶シリーズ”のあの人の幼き頃でしょうか)の機転により「炙り屋」が味方側についたのは不幸中の幸いでしたね。
で、圧巻のバトルシーンですが、まず平九郎VS凄腕の暗殺者たち・・とにかく数が多い!しかも手練ればかりときては流石の平九郎も大怪我を負うなど、かなりハードモードでした。
ただ、中には“プロ”としての矜持がある者もいて、何故か“今際の際”に、平九郎にお役立ち情報を教えて事切れるというパターンもありました。
“プロ”といえば、探索の達人“黒狗の玄九”もなかなかいいキャラでしたね。彼なら平九郎の“探し人”も見つけてくれそうです。
一方「夢の国」では、「虚」の一員・惣一郎VS弓の達人で(多分)アイヌのレラとの激闘も見どころでした。途中からはロシア勢(多分)と相対するため、惣一郎とレラが共闘したりとこちらも複雑且つ面白いことになっている模様です。
そして、「炙り屋」こと迅十郎VS「虚」メンバーの九鬼の闘いも決着はつかずとも手に汗握るものがありました。
因みにタイトルの「四傑」は、表紙から推測するに、平九郎・迅十郎・惣一郎・レラの四人のことと思われます。
という事で、キャラも増えてますます今後の展開が楽しみになってきたこのシリーズ。早く続きが読みたいです~。
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序章/越後屋の切れ者/長屋の絆/白銀の狩人/
四三屋の利一/暗黒街の地図/比奈の旅立ち/猿橋の上で/豪と疾/玄人の詩/終章
人を晦ます。腕も度胸も頭脳も必要、お金も要るよやっぱり。見つからないように隠し逃がす、追われないようにもしなくては。ドキドキしました。
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物凄く面白かった。
武の達人たちの戦いぶりに心躍るものがあった。
中でも主人公の平九郎の戦に次ぐ激しい連戦ぶりには脱帽。
本作は発売が延びに延びた作品なのだが待った甲斐があった。
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少し前に司馬遼太郎作「風の武士」を読んで現在出版される歴史小説に大きな影響を与えている事に驚いたが、著作(このシリーズ)はその名作の良さを残しつつ
物語り、活劇として進化を続けている。特にスリリングな戦闘の描写や、登場人物の玄人(プロ)としてのプライドに共感や感動、次作への期待も大きく膨らむ、「今村ワールド」心から楽しめた。
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シリーズ第8弾。
今回もプロフェッショナルな男たちに終始魅せられた。
しかもいつもは闘い競い合う仲である男たちが、利害の一致から共闘するシーンが幾つもあり、いつも以上にワクワク。
仕事に忠実なのはもちろん、仕事に対する矜持をしっかり持ち、自分の役割や力量を悟っていて賢く潔く…と読んでいて惚れ惚れする。
表紙の4人、平九郎・迅十郎・惣一郎・レラは言うまでもなくカッコいいけれど、個人的には"黒狗の玄九"が良かった。そして平九郎の長年の望みがこの玄九にかかっていると思うと、次回以降がますます楽しみになった。
これまでのタイトル、春夏秋冬、花鳥風…と来れば、次回はきっと"月"。どんなタイトルになるのかも楽しみ。
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7月よりランティエを定期購入しつつ、この頃よりこの本の発売がどんどん後ろにずれて来て不思議に思っていた。9章中、6から9章まで並行して月刊誌に掲載されていたので話しが伸びたのかも知れない。次々と襲い来る敵。凄い数の敵を用意して終わり切れなくなってしまった感じ。強敵過ぎて大怪我を負ってしまう。人を調達する側もくらまし屋に関係する業者というのが複雑でエグい。
妻の消息が判りつつあるし、強い味方も増えてきた。最後までどうなるか気になってしまう。
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くらまし屋の平九郎に次々と襲いかかる凄腕の殺し屋たち、果たして平九郎は無事依頼人をくらますことができるのか、時代劇エンターテイメント第8弾。
これまでよりもボリュームを感じさせる厚味の一冊、それもそのはず、暗黒街の殺し屋が次々と登場し、闘いが繰り広げられるのだから。
この展開は、まさにアベンジャーズ、ヒーローやヴィランの闘いがまさか時代小説の中で味わえるとは思いませんでした。
その中心となる4人の人物像もそれぞれ味があり、魅力を感じました。
この後、この4人がどのように物語に関わっていくのか、最後まで目が離せません。(まさにアベンジャーズ)
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くらまし屋稼業 8
堤平九郎は、姿を消して4年になる妻子を探しながら、飴細工を売りながら、裏稼業のくらまし屋稼業を営んでいる。
どんな者でも金さえ積めば、姿を晦ませる。
その対極にいるのが、炙り屋。
どこにかくれていても必ず、炙り出すという。
双方共、依頼は、必ずやりとげると言う。
越後屋の伊八郎は、比奈と二人で、越後屋傘下の千代屋へ出向した。
伊八郎は、千代屋の悪事を知った事で、何者かに殺されてしまった。
身の危険を知り、比奈は、幼馴染みの・陣吾に助けを求めた。
陣吾は、上津屋の旅籠の主人で、香具師の大親分・禄兵衛の片腕。
その陣吾は、比奈を晦ますよう、平九郎に依頼する。
前作の“立つ鳥の舞”からかなり経っているので、思い出すのに時間がかかり、その上に、次から次へと登場人物が増えきて、なかなか、読み進まなかった。
今回、平七郎は、人探しの名人・黒狗の玄九に三千両で、人探しを頼んだ。
妻子の行方探しを依頼したのか。
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最高でした!
厚みがあって、読む前から期待倍増!今回は、くらますという事よりも,戦闘シーン多め。
主人公である平九郎に幾度と訪れる危機にハラハラさせられました。
惣一郎目線で語られていく新たな登場人物との死闘は迫力満点!
目が離せません!!力が入ってしまいます!
炙り屋、闇の一味のあの人の絡み、スリリングで目が離せない展開、エンタメ感ありすぎでしょう〜♬
平さん、そこまで命がけにしなくても、、命こそ大事よ!と、語りかけたくなりました。
今村先生の本の凄いのは、心理描写も素晴らしいのです。読みながら、自分も巻き込まれていきます、読書って、これが良いんですよね〜
自分も登場人物の一員になってしまう感じ。恐れ多いけれど、私もくらまし屋の一員となって、お助けしている気分で読ませていただきましたよ!
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カッコイイ!
「井蛙流奥義 戌神」に続いて2つ目の奥義開眼です!( ゚д゚ )クワッ!!
技名も超絶カッコイイ!のですがそいつをレビューに書くってのはちぃと野暮ですぜ旦那(誰?)
まぁ奥義は十二個あってそれぞれ干支の名を冠した技名になっていて、技そのものにも干支に因んだ特徴があるってことだけ教えてあげましょう
特別ですよ
奥義はあと十個残っていますので最低でもあと十巻は続くということですね!楽しみ(一巻に一つという根拠は特になし)
そして今作『風待ちの四傑』には「くらまし屋」堤平九郎、「炙り屋」万木迅十郎、「虚」の若き天才剣士榊惣一郎の他に凄腕の弓使いレラが登場
このレラがどう見てもアイヌの戦士なんですがそこはずっとぼやかしたまま
ちなみ「レラ」はアイヌの言葉で「風」を意味します(お!珍しくお役立ち情報)
そしてこの四傑に加えて裏稼業の凄腕たちがわんさか登場し入り乱れております
おかげで今回はほぼ全編通して戦闘シーンw
でもカッコイイからいいのです!
カッコイイは無敵なのです!
敵にも味方(?)にもこれから何かやってくれそうな面々が登場したシリーズ第八巻
んもー次を早う!
あ、『羽州ぼろ鳶組』シリーズ先でもいいですよ
しょうがないなぁ
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あちらでもこちらでも、手に汗握る展開ばかり。読んでいてページが進むのが勿体無い、と感じるくらいの読み応えでした。 四傑とのことですが、4人じゃない気がした読後。虚、強い。平九郎もかなり危ないシーンもあるのだけど、恐らく負けないと思うのでそこは今村さんを信じます…。初音はそんな風に生活していたのですね。次巻はいよいよ再会の時…かな…楽しみに待とうと思います。
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今回は”くらまし”はちょっと脇へ置いておいて…
戦いのシーンが多め。いや、ほとんどか。
好きな人にはたまらないかもだけど、
わたしはまあ、、、そこまでは。。
でも今回はどちらかが明らかに優勢という戦いは
ほとんどなく、互角。
なので手に汗握る展開にハラハラドキドキが続いた。
これまで飄々としたイメージだった惣一郎が
初音や弓の達人レラとの出会いで
人間らしさを垣間見せる。
なんだかものすごく訳ありな惣一郎、
気になる人物のひとり。
このシリーズを読み始めた頃は平九郎との戦いが
早く実現しないかと、そればかり思ってたけど、
今はちょっと、たたかってほしいような、そうでないような、複雑な気持ちだ。
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まだまだ続く。ドキドキハラハラで一気読み。いろいろな秘密がそれぞれの登場人物にあり、なかなか明らかにならない、、、
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今回も沢山の人が出てくる
少し、混乱してきたけどそれぞれのキャラクター色が描かれているのでかろうじて付いていっている
闘いの場面が多くてハラハラしたけど
良い人も悪い人も一本、筋が通った人ばかりということが清々しかった