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めっちゃ感動した!!
色々考えさせられたなぁ…
作者は息子のGFが亡くなって、この本を書く事を決めたんだとか…
映画化楽しみです☆☆
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30年ほど前の作品で、作者の息子さんのガールフレンドの実話が元になっているみたいです。
そして、その息子さんが大人になって
ハリウッドで映画化する際に、脚本を手がけたそうです。
最近?公開された映画の原作ということで。
ちょうど、この本のクライマックスを読んでいた日にとても気分が
落ち込んでいたせいもあり・・・もう、号泣です!!
年取ってから涙腺が緩んで仕方がありません。こういった話を読んだり、見たりすると
もう、号泣です!
作者さん自身が元々小学校の先生をやっていたそうなので、担任と音楽の先生がキーパーソンです。
時代や文化・宗教の違い、貧困や兄弟間の考えや家族間など、ちょっと
現代の日本の生活上は、わからない心理感覚もところどころありますが。
ラストの悲しみや、物語り全体を見ると、気になりませんでした。
外の新しい世界に、橋はつながっている。
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映画化された時に気になっていた作品なので、原作を読んでみました。
児童文学で、11歳の少年が主人公です。
ヴァージニア州の田舎に家族と暮らす、まずしい家庭の少年。
うつむき加減で暮らしてきた毎日が、都会から引っ越してきた少女レスリーとの交流で、ワクワクするものにがらりと変わります。
森に自分達の王国を作って、存分に空想の世界にひたる二人。
「テラビシア」とは、彼らの王国の名前でした。
ただ、その幸せは、思いも寄らない形で終わりを告げることになります。
子供が受け止めるには大きすぎる事件。それは、作者とその息子に実際に起こった話がベースとなっていると知り、さらに哀しさがこみ上げます。
切ないエンディングですが、少年は、つらさを乗り越えて、今までうまく向き合えなかった家族や学校の人たちと、ちゃんとつきあっていけると思える、明るさの見えるものになっています。
作者の息子が、映画の脚本を担当したとのこと。彼にとっても、これは魂の救済となる作品に違いありません。
橋をかける、という行為に、少年の優しさと強さを感じました。
国際アンデルセン賞やリンドグレーン記念文学賞に輝いた、印象深い作品です。
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姉ふたりと妹ふたりにはさまれ、心を打ち明ける相手のいないジェシーの
唯一の慰めは絵を描くことだった。でもそれすら、家族には理解されない。
あるとき、近所に風変わりな女の子・レスリーが引っ越してくる。
友だちになったジェシーとレスリーはふたりだけの王国・テラビシアを
築き‥。
悲劇を通して家族の愛に気づき、成長していくジェシーの心模様が
丁寧に描かれている。
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子供の頃って、些細なことで喜んだりはしゃいだり。
そして、小さな世界ではほんの小さなことがこの世の終わりのような悲しみになったり。
キラキラと眩しい日々を思い出す貴重な作品。
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子供の時妄想しながらあそんでて、現実とごっこ遊びの境界線がわからなくなって、混ざったりしたのを思い出した。切ない
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この本を知ったのは偶然だった。本屋のレジに置いてあった一枚の映画のチラシ。すごく見たいと思って調べるとすでに放映は終わっていたので本を探して読んだ。悲しい結末だけど感動したし希望があると思う。たくさんの人に読んでほしい。
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主役の女の子が「チャーリーとチョコレート工場」に出ていたので気になっていた映画の原作。何気ない日常とそこに潜む問題、それを想像の世界に昇華させることで暮らしていく子どもたちの姿。これがどんな風に映画になっているのか、楽しみ!
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还有我孩子的心。知道、知道。子供だからやってしまう残酷ないたずらも楽しい。ハンドクリームにのり混ぜるなんて秀逸(笑。それから、自分の気持ち、その通り言葉にすることは何歳つになっても、本当に難しい。
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図書室にある本を読んでみました。貧しい、女兄弟ばかりの中の一人の男の子として、閉塞感を持って毎日を過ごしているジェシーに、風変りな少年みたいな女の子、レスリーが越してきて友達になる。作家の両親を持つ彼女は優れた想像力を持ち、ジェシーが今まで知らなかった豊かな世界に導いてくれるが・・・。友達へのあこがれと友情と、ちょっぴりの妬みと、現実の厳しさと、悲しい事件。でもレスリーを通して培ったものが、ジェシーを一歩大人に成長させてくれます。
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「苦しみと絶望の谷は、いつか希望の門にかわる
――もしそこに橋があるのならば」
ヘブライの予言者ホセアの言(訳者あとがきより)
風邪で、鼻水と咳が止まらない状態で読むべき本ではない。
涙と鼻水で枕元が洪水になって息ができず苦しかった。
でも読み終えると、心なしか体調も回復したように思える。
変わり者の少年と少女が過ごす、みずみずしい描写で描かれた日常、二人の王国テラビシア。
そこに橋が架かるときにはきっと雨も止み、太陽が雲間から顔をのぞかせることでしょう。
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かすかにほろ苦さが残る終わり。主人公の成長が描かれたラストはなるほどという気分。ただどうしても他の結末はなかったものかと感じてしまい、残念。悲劇パートがとってつけたようで、これといって泣ける話ではない。
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久しぶりの再読。パターソンでは『海は知っていた』(姉妹もの)ですごく泣いた記憶があるんだけど、テラビシアはその当時も、感動的なのになぜか入り込めず、今回も同様だった。なんでだろう。ただ、今ひとつ自分を理解してくれないなと思っていた担任の先生が、最後にかけてくれた言葉にはぐっときた。
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時代の流れなのかもしれない。アンデルセン賞が興った初期の頃は戦争の傷痕がまだ社会に残っていたせいか、明るい希望に溢れた作風の作家が選ばれていたように思われる。
世の中が平和になり暮らしが安定してくると、それまで見えなかった個々の人間の心の闇が浮き彫りになってきた。特に90年代以降の受賞作家はそういう傾向にある。
子ども達と言うより、実は大人が幸せを感じられないのではないだろうか?ここに出てくるレスリーの両親は他人にどう思われようと自分達のスタイルを貫ける。社会的にも経済的にも安定した、いわば幸せな大人だ。
一方ジェシーの両親は、おそらく幸不幸など考えて余裕がないのだろう。家族の生活を支えるために必死で働くとうさん。子ども達の世話に明け暮れ、家計の心配が耐えないかあさん。上の娘達も年頃になって何かとお金がかかる。
ジェシーの親も決して悪い親じゃない。けれども心に余裕がない。もう少し余裕があって親子で会話する時間がとれれば、ジェシーの心情もまた違ってきたんだろう。でも現実にはレスリーの家庭は稀なケースで、ジェシーの家みたいなケースのほうが多い。
この物語の最も大きなテーマは親しい者との死別とそこからの立ち直りなんだけど…平凡な家庭の問題がとても鮮明に提示されている。
食べるには困らない、病気や不仲などの家族の問題もない、でも、満たされていない。
[国際アンデルセン賞作家 22/35]