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冒頭に掲げられている本書の目的は「みなさんのお子様が通うことになる学校の良さ、その魅力を見出すきっかけを作るところにあります。」
まさに、タイトル通り。
第一章「変わる中学受験」。中学受験を取り巻く最新の環境を概観します。
第二章「令和の中高一貫校」。時代の流れを受け、また学校の生き残り競争のなか、私学は今まで以上に?学校ごとに特色ある教育を打ち出してきている。その実例をいくつか紹介している。
第三章「男女別学、共学という選択」。これは表題通り。書かれている内容も前著や類書でもよく語られている内容。
第四章「進学校、大学附属校、そして寮制という選択」。これも表題通りの内容。それぞれの学校の特色をいくつか学校をピックアップしつつ紹介。
第五章「志望校選びで親が悩むこと」。これはAERAの連載に寄せられた保護者からの相談集。参考にはなる。
さて、上述の通り5章構成の本書だが、個人的には本書の一番良かったことは、それ以上に各章の間に挟まっている「学校訪問」というコラム。
実際に著者が私学を訪問しインタビューした内容が9校分掲載されている。
今まさに、私学の校長らは何を考え、今後どのような子たちを育てていきたいと思っているのか、どんな個性をもった学校なのかが生き生きと伝わってくる。
このコラムだけでなく、全体を通してとにかく学校へのインタビューをベースに書籍化しており、私学の息遣いが感じられる一冊。
必ずしも、自分が興味ある学校が取り上げられているわけではないわけだが、本書を読みとおすことで、志望校を見る際にどのような切り口で見ていこうか、という参考には大いになる。
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子が受験するにしてもまだ時間はあるし、ってのんびり構えていたんだけど、一般的にはもう考え始めないといけない時期らしい。この段階で、もう自分の頃とは時代が違う。本書は東京の学校について語られているから、具体的に志望校を選ぶための参考にはあまりならないんだけど、選ぶポイントについてはそれなりに勉強になる。とはいえ、そこでもやはり、東京みたいに選択肢があり過ぎて悩むような状況ではないので、結局、レベルに合わせて選ぶしかないってところに落ち着きそうな気がするけど。
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おわりに引用された手紙を新聞で読んだ記憶が蘇りました。当事者の親、という立場が近付いてくる中で、参考になればと思い流し読み。結局は、気の持ちよう、ということなんでしょうか
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中学受験をされる家庭が押さえておくと良いポイントについて過不足なく客観的に書かれているので、非常に参考になりました。
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2023年5月23日読了。子どもの通う塾の塾長の著書、「令和の中学受験」とあるが、コロナでの各学校の対応を見て、電車で長時間通学してでも私学に行くべき、と考える保護者が増えたことにより中学受験の競争率は上がっている、ということか…。子どもの学習時間確保・宿題のスケジューリングから体調管理、併願校の選定などとにかく中学受験には両親の管理能力が問われるわけで、それが受験の難しさ・面白さでもあるのだな。男女別学のよさ・意義について多くのページが割かれているのが興味深い。自分は男子の付属高校出身だが、確かに安心して自分の興味に熱中できる環境ではあったかもしれない。子どもの模試の結果に一喜一憂してプレッシャーをかけるのではなく、両親も粘り強く、子どもを応援しつつ受験を乗り切る必要があるのだなあ。
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高い偏差値の中学だけがいいというわけでなく、いろいろな切り口があるんですよ、という、きちんと調べていただいてはいるが、実際に役立てることが難しいお話
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受験校を選ぶための一般的な判断基準や、中学校の分類や校風などが参考になる。
特定の中学校の紹介も詳しく書かれており、具体例から各校の魅力が伝わってくる。