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内省系の本は増えているが、この本に書いていることは他の本で読んだことがないものが多かった。
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少なくとも自分にとっては、自己理解が進む、かつ実践的でよい本だった
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自分の為に書いてくれた本かと錯覚するほど、私にフィットした本だった。
chatterにに対する考察と対策。
それぞれの研究結果からなるエビデンスにはとても説得力があった。
chatterをコントロールする方法はいくつか参考になるものがあった。巻末に一覧にしてくれているのも大変有難い。
定期的に読み返す私の取扱説明書のような本。
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もっと早く知っていたら良かったと思う内容。苦しい時はハエになって俯瞰して、楽しい時は頭の声と自分を一致させる。シンプルだけど奥が深い。
儀式についての事例も面白かった。ナダルの儀式は心の声をシャットアウトするためのものなんだなと思うと、テニスの試合の見方が変わる。
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内容は結構面白い。提案されている解決方法は、実験に基づく客観的なものだし、簡単に実践できるものも多く、実際的。最初の解決法など、すぐに実行して効果を感じた。
ただ、翻訳がこなれておらず、大変読みづらい。特に第三章あたりまでは、内容的にもややくどさを感じ、読むのに骨が折れた。
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「内なる批判者」を「最高のコーチ」に変えるための一冊。
著者のイーサン・クロス教授は「内省の科学」を研究する実験心理学者であり神経科学者で、ミシガン大学の「感情とセルフ・コントロール研究所」の所長を務めています。
誰でも、内なるネガティブな声「チャッター(頭の中のひとりごと)」に支配されることがあります。ネガティブな思考と感情は、過去を振り返る内省の機会や未来に向けた構想をする際に、不安やストレスを引き起こしたり、行動を抑制します。
本書は、内なる声の正体を心理学と脳神経科学の知見で解説すると共に、内なる声とのうまいつき合い方を、26のツールとして紹介しています。最先端の脳神経科学や心理学の研究についての知見も興味深く、そうしたエビデンスに裏打ちされた洞察に引き込まれました。
ネガティブな思考の悪循環に陥らず、明晰で建設的な思考を選択するには、自己との会話をコントロールするという従来の発想だけでなく、他者との関わりを活用したり、物理的環境を味方にすることも含め、自分に適したアプローチを見出すことを勧めています。
アダム・グラントは、人生で最も重要な会話である自分自身との会話を根本的に変える本だと評していますが、自分だけでなく他者の中で起きているチャッターを理解する助けにもなると思います。
( オンラインコミュニティ「Book Bar for Leaders」内で紹介 https://www.bizmentor.jp/bookbar )
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ストレングスファインダーの第二の資質が「内省」なのと、常に無意識的に何かネガティブな問題を自分で抱えて長いこと脳内で思い出して悩み続ける=自分で自分を傷つけ続けるのがいやだなと思っていて、それに最適な本なのではないかと思い手に取ってみた。
ストレングスファインダー内省の人が感想を書いていた気がして、それを見て興味を持てたのだけど今見たらその感想が見当たらない…。
この本で初めて知る面白い実験結果、事実もありましたが、総じて大変読みづらい本でした。この翻訳家と私が相性が悪いのかもしれません。
英語と日本語では語順の構造が違い、この本は英語の順番のまま日本語に訳されているように思えました。英語の文章を理解してかみ砕いて日本語文章として再構築するものを翻訳と思っていたので、少々この本の翻訳には不満を抱いております。
チャッターから距離をとるという話で『夜と霧』のフランクルの話が思い浮かびました。あの壮絶なアウシュビッツ収容所を彼は生き抜きましたが、この苦しい経験を後世に語り継ぐことが自分の天から与えられた使命とし、心理学者としてホロコーストを見る、というような一人称ではない視点で過ごしていたように見受けられます。
「ここで必要なのは生命の意味についての問いの観点変更なのである。すなわち人生から何をわれわれはまだ期待できるかが問題なのではなくて、むしろ人生が何をわれわれから期待しているかが問題なのである。」(夜と霧――ドイツ強制収容所の体験記録 みすず書房 P183 L1~)
読んでいたく感動したこの一節、このコペルニクス的転回が生存率をあげたと、本書の研究を読んだ今言えるのではないか考えます。
言った後嫌な気持ちが続くからだらだらと人の悪口、仕事の愚痴を言いたくない、人に話したくない、嫌いなものにエネルギーを割きたくない。
そう思って生きてきました。
楽しかった思い出感動したことうれしかったことは積極的に手帳に日記のように書き留めています。人間(自分)の記憶力は曖昧で正確には覚えていけないから、良かったことはきちんと書いておきたいと、そうしています。
目的と矛盾しているかもしれませんが書く行為を行うことで、より記憶が強化される
気がします。正確には詳細を覚えているのではなくその出来事の有無を覚えやすい気がします。
だから嫌だったことむかついたこと、愚痴は書く行為を通して残さないようにしています。まれに日記アプリで弱音を吐くことはありますが、デジタルツールを通すと脳はそこまで覚えていない気がするのでこの方法は有効なのでは?と思っています。
SNSではあまりネガティブな発言をしないようにしています。匿名でしか使用しませんが、自分の好きな著名人がエゴサをすることを考えて、ポジティブな念を伝えたいので良かったことを残すようにしています。
と、比較的この本に書いてあるような有益な過ごし方に近いことをしている気がするのですが、脳内の独り言は冒頭に書いたように自分を蝕み続けるときがあり、悩んでいます。
距離をとることに、自分の脳がスイッチを切り替えられるかどうかが肝だと思うのですがいまいちそこの踏み込んだ話がなかったように思えて、少し物足りなさを感じました。
自分の中では運動が切り替えスイッチになる気がするので、運動の取り組みを続けていきたいなと思います。
時間、視点の距離をとる、一人称での思考から変えてみる、を心掛けたいです。
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頭の中で繰り広げられる独り言、とりわけネガティブなものに対してどうやって対処すべきかを著した良書。
どのポイントも根拠が明確で分かりやすい。すでに経験的に知っているものもあれば、ハッとさせられるものもあり、子どもにもぜひ伝えたい。ただ基本的には英語圏での話なので、日本語や日本文化ではどうか?と気になることも少しあった。
人生を生きる上でこういうライフハックは学校では教わらない。でもこれを体系的に知ってるか知らないかでは、きっと生きやすさがちょっとずつ変わってくるのではないかと思う。
対処法だけ知りたければ最後の章だけ読むのでもOKだが、その真の意味を理解するという意味でもやはり丸々一冊読んで納得感が得られる一冊。
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チャッターが始まると、自分を名前で呼んで客観的に。
俯瞰して、悩んでいる自分を見てみたり、自分に対して誰かの相談にのって語りかけたりする。
人の相談にはパッとアドバイスが出るのに、自分のことになるとできなくなるのは、チャッターで邪魔されているから。
客観的になることが大事。
日記を書いて分析はいいかも。
書き出していくと整理されていくし、書いているうちに、だんだん「気にしすぎ。つまんない悩みだな」って気付くことも多いかもしれない。
もっと深刻な悩みは、他の方法が必要だろうね。
これ読んでると、もう1人の自分を生み出すように感じて、多重人格者が出来上がる工程に似てるのかもとも思った。
もちろん、極端な話で、通常ならならない。
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あらゆる場面で
“これをすべきかどうか”“こうしたらどうしようか”などの
「頭の中のひとりごと」
を人間誰しも行っていて、そのことに触れた著書。
この頭の中のひとりごとは、
内省をすると言う人間のプラスの特徴であると同時に、
“失敗したらどうしよう”と言ったネガティブなひとりごとに苦しんでしまう特徴もあると言っていて、
それに対してどのように対応すべきかが様々な実験結果とともにまとまっている。
特に印象的だったのを備忘録がてらメモ。
1.他人の出来事だと考えて、心理的な距離を取る
自分ではなく他人の出来事のように捉えることで、
物事との距離感が取れて怒りや悲しみなどの否定的な気分が抑えられ、冷静な判断が出来る。
また、自分自身の言い訳などもメタ認知出来る。
2.時間軸を広げる
1年後にこの問題について悩んでいるか?10年後の自分から見たらこの問題はそこまで大きいことか?逆に1年前の悩みを覚えてる?などの視点も設けることで、
今の悩みの小ささを再認識出来る。
3.経験を試練と捉える
チャッターが始まるのは、ある状況を脅威であると解釈した場合が多い。克服できる試練と捉えたり、これまでの困難でもそこまでの致命傷にはなってないことを認識すると、前向きに取り組める。
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自分の内面への向かい方によって、自身を良くも悪くもしてしまう。悪くならないためのエッセンスが様々な研究の裏付けをもとに論じられる良本。
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チャッターに支配されてその事で頭がいっぱいになり、何も手につかず始終ネガティブに振り回される。そして更にチャッターを裏付けるような出来事が起こると、ほらやっぱり!だから駄目なんだ!とネガティブ速度が増してゆき、最後に壊れて志半ばで派手に転び、静かに幕引きを迎える…。
もういい加減、楽に生きたい!!と思っている自分にはわかりやすい本でした。
結局、読んだだけで満足した気になり忘れがちですが、実際に実践することが大事なので出来ることから取り組んでみようと思います。
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心の中で一人ごとを言うデメリットを知った。
また、一人ごとを言わないためのメソッドを紹介していてとても参考になった
また読み返したい
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レビューはブログにて
https://ameblo.jp/w92-3/entry-12790031901.html
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頭の中であれこれ考えて、行動ができてない時期があったので、読み始めました。
26の方法が紹介されていて、最後にもまとめがあり便利。「視点をズームアウトする」と「主語を変える」が自分にとってフィットしそう。
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坐禅とか瞑想とかのアプローチではなく、アカデミックな側からの内なる声やうるさい脳の制御法。
深遠さはないけど、だよねと思えるロジカルな説明がいい。