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螺旋プロジェクトを、未来から逆行して読んでいるので(吉田篤弘が大好きだから!)海と山の対立度合いに、もしかして!といまさら気づきました。詳しく書くとネタバレになるので伏せます。
本作には、どうやら前の時代(作家)から引き継いでいる登場人物がいるようです。
時代背景は明治、山縣有明内閣の頃ですが詳しい時代背景が分からなくても、サクサク読めます。
全体の感想としては、ものすごく面白い!でもないけれど、ものすごくつまらない!でもない、中間くらい。
差別や人種間の対立なんかに対する警鐘、教訓は今ひとつ新鮮味にかけるというか、私には刺さりませんでした。
巻末の八作家座談会が素敵でした。
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螺旋プロジェクト4作目。この物語の転機になりそうなストーリー。悲しく哀しい争いを続けてきた族同士が初めて交わる。
哀しくも温かいストーリー。
それでも、この争いは続くのか。
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シーソーモンスター、もののふの国に続き螺旋シリーズ3作品目読了。初めての作家さんだったけど面白かった!海族と山族の全面対決、戦闘シーン満載で男性に好かれそうなストーリー。
どんな結末になるか最後まで分からない、ハラハラドキドキな展開だった。
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螺旋プロジェクト、3作目として読んだ。スケールが大きいのに、スっと読める作品。本当に凄い。海族、山族、因縁の争いをずっと仕掛け続けて来たのが終わったのか?と思ったが、その争いはスケールの大きさ問わず、ずっっと続いてることを再起して(個人間での対立や都内での対立のこと。国同士や銃、武器を使わずとも。)、なんとも言えない気持ちになった。山族と海族はやはり一緒に居ることは出来ないのだろうか。鈴も無くなってしまい、灯も帰ってきた瞬間、新太郎はまた争いに出かける。
「対立したい」という気持ちがなくても、一緒に時を過ごせる運命には無いのだろうか。
展開はベタだなと思った。海と山の戦い呑みを背景に書いているからなのだろうけど、そのまんまの海と山の争いだけ。もうひとひねり欲しかったかもという気持ちもあった。
海と山が手助けし合い、国を守るという形になった所もある意味作者の味と捉えた。
薬丸岳さんの作品を初めて読んだ。「明治時代を背景に」だけでここまで練り上げられるのかと感服した。作品内での伏線回収もしっかりされていて凄かった。違う作品も読んでみたいと思った。
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海と山、争う運命にありながら、惹かれ合うこともある。憎悪を抱き、それでも助け合い正しい生き方をしようと奮闘する主人公たち。引力のぶつかり合い、反抗心…。程よい重みもあり、文体や展開も読みやすかったです。
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螺旋プロジェクトを読む中でこの作家さんを初めて読みました。
山族と海族の対立による若者3人の運命が、最初から最後まで疾走感をもって描かれていてとても面白かった!
まだ全時代読みきれていないけれど、1番海と山の対立が明確で、その中に葛藤も感じてよかったです。その中にも「そうだったの?」という伏線回収があり、一気読みできる爽快な読み心地でした。
この作家さんの他の作品も是非読みたいと心から思いました。