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〇2章からが断然面白かった。祀られている神さまのことを知ると神社巡りがより充実したものになりそう。
〇中高生には、コミックやゲームなどで出会う神様や妖怪のことから神話や民話に興味を広げてもらえるといいな。
〇入門書に
●神様の系譜
天つ神、葦原中国の天つ神と国つ神、根の国の黄泉の国の神
古事記や日本書紀など神話に登場する神、民族神、もとは人間だった神
・神がおわす場所、宿る場所
自然物、社、お札、神棚
かつては神仏は渾然一体となって信仰されていたが、江戸期・明治維新を経て「神仏判然令」により神仏分離がすすめられた。
・日本を形作った古事記の神様
有名選手どころの神様を一柱ずつスポットを当てる
●ダークヒーローと異形の神様
八岐大蛇、玉藻前、酒呑童子、牛鬼など。
鵺が大阪港の紋章とは知らなかった。
民俗学的なものを掘り下げるともっと面白くなりそうだけど、紙面的には限界か。
鍛冶職人の神は天目一箇神。一つ目の神様
八咫烏はなぜサッカーと縁が出来たか。
●物から仏まで、森羅万象の神様
お稲荷さま、家にいる神様、来訪神(なまはげや年神さま)、七福神、道祖神、付喪神、御霊、人神、庚申さんなど。
鯨骨の鳥居
牛頭天王…須佐之男命と同一視されている
●ありがたい神様のスゴいご利益
縁結びの神、勝負の神、安産の神、病気平安の神、商売繁盛の神、豊作の神など
神社アイテムの起源
・破魔矢…東京:新田神社 平賀源内考案の矢守
〇蛭子神=恵美須神という説があるらしい。だったらいいな!
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日本神話の解説書系で1番わかりやすかったと思う。
図と文章のバランスも良く、古事記だけじゃ知り得ない実際の神社や伝承話などにも手が届く。
資料としてとても優秀だったので星5!
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神仏習合から分離までの経緯の概略を踏まえて神々をダイジェストで解説。なんでお寺にも神社にもお賽銭があるんだろうという事がなんとなくわかった。各神様?の相関関係がわかるというよりは、概略がわかる内容。より深く知りたくなった。天岩戸など他の文明にも共通するエピソードや、成り立ちが共通している神々がいる事実。神話の共通点て不思議。
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とても面白かったです。
1章から4章までで、大まかに以下のようなことが書かれています。
日本には、大きく分けて神話に出てくる神様と神話に出てこない神様がいます。神話に出てくる神様は古事記や日本書紀に詳しく魅力的に書かれています。神話に出てこない神様については、地域の信仰であったり、仏教の伝来、もともとは人だった神様まで、様々です。それぞれの神様の個性やご利益について、魅力的に書いてある本です。
日本の神様を知ることは、究極的には日本人とは何なのかを知ることだと、僕は考えています。仏教の伝来前からどの様に神道は形成されて、仏教伝来後にどの様に変遷したのかを想像したり、この本で得た知識を、近くの神社で披露して宮司さんとお話したりと楽しめました。