電子書籍
気になる
2022/12/17 10:58
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投稿者:なるなる - この投稿者のレビュー一覧を見る
続きが気になる!!西先生の作品に今回もハマるパターンです。
紙の本
オムニバス短編
2023/01/28 21:49
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投稿者:むくどり - この投稿者のレビュー一覧を見る
6話の短編が入っていて、軽い読みごたえの1冊。
いろんなお話しがあってするすると読めます。
重めの話も軽いタッチで救ってくれるのが良い。
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3話の父と暮せば、6話めぐり逢えたら、は昔の西炯子さんぽい作品で面白かった。5話港区生まれ港区育ちは続きが読みたい。
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「男が泣く」というテーマの連作集。
色々の意味の「泣く」を描いている。
最近、アラフォー女性を主人公にした作品が多かったが、今回はちょっと毛色が違う。個人的にはこういうものが著者の良さがより感じられるような気がする。
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第1話 もし、仕事ができて奥さんのことも思いやれる男性の同僚(先輩でも上司でも後輩でも)が毎朝トイレでひと泣きして気持ちを切り替えているとしたならば。そんな事実を知ってしまったわたしは恋をしてしまう気がして困る。ため息。
落ちもとても良かった。
どれもステキなお話しでした。
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「涙の数だけ 強くなれるよ」という歌い出しで始まる岡本真夜さんの名曲『TOMORROW』はこう続きます。「抱きしめてる 思い出とか プライドとか 捨てたらまた いい事あるから」。ジーンときますね。「また」がよく利いているように感じます。過去の思い出とか体験は良い方に作用すれば結構ですが、時に考えを抑えつけてしまったり視野を狭めてしまうこともあります。そんな時には涙を流して、涙粒と一緒に溜め込み過ぎたモノを放出すれば良いのです。あくびの時に涙が出てくるのは、人体に備わった余分な思い出のオート排出機構なのではないかと私は思います。
本作はそんな涙のなかでも’男の泣き’にフォーカスした短編作品集です。’男泣き’とはまたちょっと違う気がします。
〈第1話 そこでは誰もがひとり〉…トイレの個室には百の顔があると言われています。嘘です。大人になればなるほど、泣いてる人に声を掛けるのって難しい。けど、掛けるべき時はある。
〈第2話 ハルと嵐〉…思春期の心模様は急変する。さながら春先の天気。
〈第3話 父が暮らせば〉…面白かった。序盤の重くしんみりした空気を掃き出す亡き父の性癖。とある夏の日。
〈第4話 推しの次郎〉…読んでて動悸が治まらなかった一作。まるで実話の怖い話。次郎を笑い飛ばし呆れるのは簡単だが、85を過ぎて独居させたまま距離を置いて普段無関心だった息子夫婦らにだって、こうなった一因はあるだろう。
〈第5話 港区生まれ港区育ち〉…もっと何かが起こりそうなシチュエーションでそれほど何も起きないお話。何となく予想した通りの展開。
〈第6話 めぐり逢えたら〉…面白かった!第三者の腐女子フィルターを通した勘違いオフィスボーイズラヴ劇と男同士の捻くれた因縁との入れ子構造。この涙はなんと呼べば良いのだろうか。悔し涙かなあ。
明日は来るよ、君のために。
1刷
2023.3.25