投稿元:
レビューを見る
東京で釣のライターとして生活をしていたアラフォーの主人公は、ライターとして生計が立たなくなったことから、釣りを仕事にすることをやめ、佐賀の実家である民宿ひなた屋を継ごうと思い、帰省。ところが、そのひなた屋は厳しい状態。佐賀で就活をしてもなかなかうまくいかないところに、東京に残した主人公の交際相手がギックリ腰で入院。交際相手には不登校の女子中学生がおり、しばらく預かることに。なぜか、この2人が危なかった民宿ひなた屋を立て直すことになるというお話。
この作品の良さは、つまずきはしたものの、再生しようと頑張る人に甘いというのがよく、こんなにトントン拍子で良くなるわけ無いやろ?という現実はおいておいて、頑張ってる姿、好きなことをやっている楽しさが伝わってくるところが良いです。
自分の好きなことをやって仕事をするっていうのは理想ですが、物凄く大変です。
夢に敗れて生活をするために好きなことではないことをするというのも普通ですが、本作品のように、一生懸命打ち込んだことはどこかで生きて来るということもあるので、無駄にはならないということや、少しつまずいても前向きにさえどこかでなればやりたいことも見つかって明るい道が切り開けるかもしれない。
そして、頑張っている人にはいろいろと助けてくれる人もいる。
うまくいっているときは決して自分の力だけでうまくいっているものでもないということも改めて思いました。
現実は本作品のように甘くはなく現実は厳しいといえばそれまでかもしれませんが、こんな世界があっても良いじゃない?頑張ってるんだからと思えるそんな作品だと思いました。
そして、アイデアは私のもしかするとあなたの足元に落ちているのかもしれませんね。
投稿元:
レビューを見る
人生、最後まで分からんよ、ってなメッセージ。
釣りや料理のシーンは手順の説明が丁寧なので、
実際に試したい方にはガイドブックの役割も出来るのではないかと思う。
投稿元:
レビューを見る
釣りが生業だった男と斜陽気味の実家の民宿
二つが交わり…って感じは良かった
ただ1つ1つのポイントとなる部分は弱いけど多め
軽いテンポが好きな人はいいのかな?
終盤は更に軽く、ん?って感じ
投稿元:
レビューを見る
上手くいかない事が重なっていた人達が経験を活かしたり知恵をしぼったりして、成功していく様は読んでいて気持ちが良い(^o^)♪でも、あと少し先が知りたい!(゚∀゚*)って所で、急に終わった(・_・)キョトン
投稿元:
レビューを見る
帯に惹かれて、読んだ作品。
著者初読み。
主人公の粘児はプロの釣り師として、活躍することを望んでいたが、記事を書いていた雑誌も廃刊になり、地元に戻り、実家の民宿を継ぐことを目論んでいたが、すでに実家の民宿は宿泊客が減っており、両親は畳むことを考えていた。
民宿で働くことを頑なに拒む母親に、何とか地元で職を得ようともがく様子が描かれるが、父親が入院することになり、婚約者の娘・希美を一時的に預かることで、一気に流れが変わる。
粘児の持ち前のアイデアと、希美の起こす奇跡で閉館寸前だったひなた屋はV字復活を遂げていく。
分かりやすいサクセスストーリーであり、登場人物もギスギスしてなく、いい話なんだけど・・・
導入部分である粘児がひなた屋に関わる部分までが長いのと、釣りが全く分からないので、釣りの説明の部分が多すぎて、個人的にはなかなか読み進めるのに時間がかかった。
極端に改行が少なく、説明文章が長いのが、この作家さんの特徴なのかな?
最近の作家さんは、ページ数を稼ぐ為なのか、改行も多いし、説明も会話で済ませることが多いから、久しぶりに読みにくいと感じてしまった・・・
投稿元:
レビューを見る
釣りライターとしてそこそこの地位を築いた主人公だったが、雑誌の廃刊が続き、仕事を失う。
実家の民宿を継ぐべく田舎に帰るも、両親からは「今さら…」とすげなく断られ…。
再就職もうまくいかず、バツイチ子持ちの彼女とも遠距離になり、彼女の子供ともうまくいっていない。
無い無い尽くしの主人公だが、そこは「物語」なので、そこから起死回生の逆転劇が始まる。
こんな風に物事がとんとん拍子にいけば苦労はないのだけど、でも「好き」を極めること、足元を見つめることはたしかに大事だろうなぁと思う。
この先の未来ももう少し読んでみたいと思った。
投稿元:
レビューを見る
うまいストーリーメイキング。しかも、先を焦がれさせる終わり方。何にもネガティブなところがなくて、何にも終わっていない娯楽大作でした。おもしろい!
投稿元:
レビューを見る
プロの釣り師を目指し、故郷を後にしたものの釣りライターとして何とか食つなぐのが精いっぱい、そんなライター生活も釣り雑誌の廃刊で無職になったアラフォー男が主人公。実家の民宿を継ごうと故郷に帰るも、母親からは拒否され、職探しをするも父親の病気で実家を手伝うことに。そこに結婚を考えている女性の不登校の娘がからみ、民宿を盛り立ててゆくというひなたストアーの民宿版のお話し。
いつものパターンだけれどにやにやしながら読める一冊でした。
投稿元:
レビューを見る
面白かった!この一言に尽きる。ビジネス小説ではないんだけど、この逆転劇のような話に仕事へのモチベーションが上げられ、湧き上がってくるワクワク感が止まらず、最初から最後まで読んでいるのが楽しくて仕方なかったです。途中から「これってドラマ化とか有りかも?」という邪念が頭をよぎり(笑)それからは粘児は誰かな・・・綾野剛さんとかどう?と勝手に配役をしてて楽しさが加速してた。希実・知希とのその後も気になるので、是非シリーズ化というか続編を望む!
※欲を言えば、簡易メモ的でもよかったので作中に出てくる料理のレシピがほしかった。
投稿元:
レビューを見る
「ひなた弁当」「ひなたストア」に続く三作目。
主人公は夢破れて地元に帰って来た男性。
家業の民宿を継ぐ話かと思いきや母親からは罵詈雑言。
旧友のツテで就職面接に臨むが…
今回のキーマンは交際相手の連れ子の娘。
ひなたシリーズはどれも人との縁や絆を感じさせるが、今回は主人公がこれまで培ってきたスキル(調理や釣り)が身を結ぶという話になっている。
自分自身、共感することがあり、今回も楽しく読めた。
ただ、娘のキャラが途中で豹変するのはどういうこと…?と思った。何かしら理由があるようなことは書かれていたけど。
ともあれ、こういう「立て直し物」は好きなので満足です。
筆者の文章も淡々としていて読みやすいです。
釣りの描写は「ひなた弁当」同様釣りがしたくなってきます。
いわゆる「立て直し」が好きな方
郷土愛を感じたい方
におすすめです。
投稿元:
レビューを見る
話の流れはほっこりして好きだったが、魚釣りや魚のことがよくわからない&イマイチ興味が持てない中で、それらを全面に出している話だったのでしんどかった。
シリーズの中ではひなたストアが1番良い。
投稿元:
レビューを見る
ひなたシリーズ第三弾。今回は民宿再生のお話。主人公はプロの釣り師を目指していたが、夢破れ、交際相手の連れ子の不登校女子中学生・希実と実家の民宿を手伝うことになる。希実に釣りを教えるが、希実が釣りあげた魚が民宿の名物料理となり、民宿が再生していく。サクセスストーリーでハッピーエンド、楽しめました。
投稿元:
レビューを見る
こんなにとんとん拍子に上手く行かないのが人生
だけど、山本甲士先生の作品は現代のおとぎ話
いい感じになる処を見て居たいんだよね(´・ω・`)
投稿元:
レビューを見る
ひかりの魔女を書かれている山本甲士さんの作品。
山本甲士さんの作品は
家族や人情、日常の奇跡みたいなものが
よく描かれていて、ほっこりするというか、私も頑張ってみようかなと思わせてくれる作品が多い印象。
今回は民宿ひなた屋での物語だが
ひなた弁当やひなたストアもお気に入りの作品。
経営、営業の難しさや楽しさも感じつつ
どれも陰ながら応援したくなる作品。
民宿ひなた屋はまだこれ続きあるのでは?
とも思うし、まだまだ成長途中な気もするので
続編が出るようであればぜひ読みたい。
投稿元:
レビューを見る
だいぶ温めてしまった。直ぐに読まないとって事。やっぱり面白い面白すぎて最後の場面に終わる寂寥感に浸る。てっきり知希さんが来るのがハッピーなのかと途中だけど思ってしまう。民宿を舞台にしたのも良いし同時進行で希実との付き合い方を書いてる、色々と好きな場面があるし出だしで希実が正面から意見を言うのと真正面に受け止めるのと 最後に母親に迷惑掛けたくない自分の目で父親になれるのか見極めるとかね、師匠に○○でげすとか 素振りするとかひなたの絵を描くとかとても良い子でした。アイデアが溢れて進むのが好き