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好きを活かして活躍できる人・できない人って具体的に何が違うのかを、オタクアナウンサーである著者が、アニメ業界・動画配信等で活躍する方々と徹底討論した本になります。
4人との対談から、かけ算というのが一つのキーワードかと思いました。
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単にオタク業界への入り方ではなく、好きやこだわりを活かして生きる方法を示した本。実際にオタクを武器に生きている人との対談を通してその道を探る。
僕もオタクを武器にと四苦八苦なので肯くところが多かった。好きという感情自体が武器なのだ。
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好きを活かして活躍できる人・できない人って具体的に何が違うの?日本一のオタクアナウンサーである著者が、アニメ業界・動画配信等で活躍する方々と徹底討論し、その要件をまとめました。
〈相談相手〉
■夢を叶えたオタク・竹達彩奈さん(声優/『けいおん!』『五等分の花嫁』他)
■会社員でオタク・高橋祐馬さん(アニプレックスプロデューサー/『鬼滅の刃』他)
■意外性のありすぎるオタク・けいたんさん(ダンサー・配信者・経営者/REAL AKIBA BOYS)
■次世代オタク・尾原和啓さん(IT批評家/『プロセスエコノミー』『アフターデジタル』他)
著者:
吉田 尚記 (ヨシダ ヒサノリ)
ニッポン放送アナウンサー。2012年第四九回ギャラクシー賞DJパーソナリティ賞。「マンガ大賞」発起人。マンガ、アニメ、アイドル関係等に精通。著書に『なぜ、この人と話をすると楽になるのか』(太田出版)等
〈目次〉
まえがき 「がんばれ」って書いてある攻略本ってムカつきませんか?
第1章 オタクの時代!
■オタクの時代、到来
■クラスにはオタクとギャルしかいない説
■ジャンルは何だっていい!
■ネガティブイメージからの変遷
■オタクが必要とされる時代へ
■ワクワクする人生を送るために、オタクであれ
■好きを仕事にできる人は一握り問題
■「オタクを武器に生きていく」の定義と4つの仮説
【定義】「オタクを武器に生きていく」とは?
【仮説1】「そんなことどうでもいいでしょ」……は無視したほうがいい?
【仮説2】「この道一筋!」……じゃないほうがいい?
【仮説3】「労働=つらいことのガマン代」……ではない?
【仮説4】「将来、何になりたい?」……は考えないほうがいい?
■ひとつだけ、ほぼ確実なのは「アテンプト」
第2章 オタク人生相談! 先輩たちに聞いてみた
■「感情を考えること」を武器にする
―夢を叶えたオタク・竹達彩奈さん(声優)
■「アマチュア感覚」を武器にする
―会社員でオタク・高橋祐馬さん(アニメプロデューサー)
■「掛け合わせ」を武器にする
―意外性のありすぎるオタク・けいたんさん(ダンサー・配信者・経営者)
■友だちがいなくても、好きが仕事にならなくても、オタクは最強
―次世代オタク・尾原和啓さん(IT批評家)
第3章 オタクを武器に生きていくための攻略法
■仮説検証タイム
■「オタクの魂」とは、あなたの才能である
【見つけ方①】「自分だけが気にしていること」が才能
【見つけ方②】「世の中を変えたい」と思ったら才能
【見つけ方③】「なりたい」「やりたい」と思ったら、それはもう才能
オタクの魂が武器になる瞬間
■「大人の技術」を4つに分類する
【技術①】まず決断、そして行動
【技術②】柔軟さを保つ
【技術③】掛け算を待つ
【技術④】仲間を増やす
■それでも自信がない人へ
あとがき
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○“オタク”の定義、またオタクが世の中を変えていく方法
○自分をつかみきれないことで自信がない人、将来の夢って言われてもなあ…と困っている人に効くように思う
◎まえがき_「がんばれ」って書いてある攻略本ってムカつきませんか?
「好きなことばかりして生きていく」
「オタクを武器に生きていく」
…ための攻略本
1:オタクの時代!
・今はオタクの時代、これからはオタクが必要とされる時代
・クラスにはオタクとギャルしかいない時代
好きなものを徹底的に追いかける“オタクタイプ”
流行を追い、社会へのつながりをもとに世の中へ広がっていこうとする“ギャルタイプ”
・オタクとは…特定の趣味にのめり込み、くわしい知識を持つ人
・ネガティブイメージからの変遷
推し活など、外向きに
・オタクとは…対象を深く楽しみ、共有するスキル
・オタクはなろうとしなくてよい。なるものなのだ。
・オタクとは…自分が何にワクワクするのかわかっている人、やりたいことを見つけられている人
・AI時代でも探求する姿勢そのものは、崩されない
・好きを仕事にできる人は一握り問題
・「オタクを武器に生きていく」定義と仮説
オタクの定義…頼まれてもないのに、時間やお金を費やす対象がある人
生きるための武器…仕事、誰かから頼まれるようにすること
仮説1:「そんなことどうでもいいでしょ」
仮説2:「この道一筋」…じゃなくてよい?
仮説3:「労働=つらいことのガマン代」…ではない?
仮説4:「将来、何になりい?」…は考えなくてよい?
・アテンプト(試行)を繰り返す
2:オタク人生相談!_先輩たちに聞いてみた
・夢を叶えたオタク・竹達彩奈さん(声優)
…「感情を考えること」を武器にする
・会社員でオタク・高橋祐馬さん(アニメプロデューサー)
…「アマチュア感覚」を武器にする
プロの技術と子どものメンタル
・意外性のありすぎるオタク・けいたん酸(ダンサー・配信者・経営者)
…「掛け合わせ」を武器にする
仕事とプライベートを分けない生活を楽しめるか
「なりたい」より「やりたい」のほうが実現に近い
・次世代オタク・尾原和啓酸(IT 評論家)
…友だちがいなくても、好きが仕事にならなくても、オタクは最強
外からは見えない、だけど自分にとっては価値があるもの
「違い」は「理解」の範囲を超えると無価値になる
オタクを理解してもらうための4ステップ
【inside】→
ME→PAIR→CIRCLE→INTERPRETER
→【Out】
相手の目は見なくていい
…対峙するのではなく、一緒に好きなものを見よう
ライフワークとライスワーク
3:オタクを武器に生きていくための攻略法
1章の仮説を検証していく
オタクの魂と大人の技術を兼ね備える
見つけ方1「自分だけが気にしていること」が才能
見つけ方2「世の中を変えたい」と思ったら才能
見つけ方3:「なりた��」「やりたい」と思ったら、それはもう才能
大人の技術1:まず決断、そして行動
大人の技術2:柔軟さを保つ
大人の技術3:掛け算を持つ
大人の技術4:仲間を増やす
※オタクを武器に生きている人のそばにいましょう
◎あとがき
「この世はすばらしい」と感じられるのは、「世界は、変えられる」と思うとき。
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勇気をもらふ
まあオタクといっても生産性のあるオタクのはなし。それぞれの要点については、なるほどと納得した。オタクを武器に生きていきたいひとはかなり参考になる話である。
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興味のあることや夢中になっていることを仕事にしたいけど、好きなことばかりして生きていける?中高生時代からアナウンサーになった今もアニメ、マンガ、アイドルが好きで取材に行ったりイベントの司会を務めるアナウンサーが具体的な方法について語ります。
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2023年12月22日読了。オタクアナウンサー吉田尚記氏による、「オタクを武器に生きていく」とは?オタクであることをどう生きやすさ・仕事に展開するか?を解く本。4人のオタク識者との対談がメインで著者の序文・結論が挟み込むという構成はこれもプロセスエコノミーと言えるのかな?例えば自分がアイドルのオタクだったとして、唯一無二のアイドル通として古今東西あらゆるアイドルのデータを記憶し続けることは不可能だが、何か他の要素(アナウンサーとか)と掛け算したり「人の役に立つ」ことを軸に加えることで仕事は生まれるもので、そうやって仕事している先達もたくさんいるんだよ、というのは勇気づけられる内容。「他人が気にならないことにこだわった経験」、趣味でも仕事でもそういうものが自分にあったか?もちろんあるはずだが普段は忘れているものだな。
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私の好きな言葉
「私は「才能とは、『他の人が気にならないことが、自分だけ気になる』こと」だと思っているんですが、その「気になること」って周りから見ると、8~9割はどうでもいいんですよね。でも、気になって仕方がない。それこそが才能です。」p.31
「大事なのは、TO BE(~になりたい)ではなくTO DO(~をしたい)で考えること。」p.37
「つまり、好きなものがあったとき、自分がそれで「楽しみたい側」なのか、「楽しませる側」なのかに分離すると思うんです。これが大切なポイントなのかと思っています。」p.91、92
「「好きを仕事にしたら嫌いになっちゃうかも」みたいな話もありますが、「なるかもしれないけど、なったときに考えればいいんじゃないの」と思います。(略)飛び込むかどうかより、飛び込み方を考えたほうが楽しいですよ。」p.101
「正面に座らない方がいいというのは、会話の専門家としてよく言うんです。(略)
すると、「あなたと私」だと「VS」の関係になっていしまっていたものが、目線が同じ方を向いて、「同じ目的へ到達しましょう」「一緒に課題を解決しましょう」になるからぶつからない。これが「一緒に好きなものを語りましょう」になるとなお楽しいですよね。「いろんな違いのある人と向き合って、受け入れ合って友人になりましょう」は無理ゲーだけど、「ただ一緒に好きなものを見るだけの関係だ」って割り切ると、相手と対峙しなくてよくなるので、とたんに世間で言う"友達"が増えるんです。」p.156、p.157
感想
”オタク”というものが掛け算で武器になると知りました。私は、映画、アニメ、小説、漫画、絵画、音楽の趣味があるので掛け算で独特な世界を創作してみたいと思いました(趣味が文科系に偏っているのは残念だが)。
竹達彩奈さん、高橋祐馬さん、けいたさん、尾原和啓さんのインタビューはどれも読みごたえがありました。特にけいたさんはいい意味で頭のネジが外れている行動型の天才だと思いました。英語が喋れないのに渡米する勇気は私にはない。
「仕事=つらいこと」というイメージで就活をしているので、自分の好きなことを軸にもう一度就活の仕方を見直そうと思いました。
「会話をするときは正面に座らない」というのはとても納得しました。私は歩きながらする会話がとても落ち着くので、その理由を知れてよかったです。
高橋祐馬さんが最近のエンタメを見て、今はやりは何なのかを見ておくといいですよとおっしゃっていた(p.102)。私は最近の映画、ドラマは全く見ていないので手始めに、『愛の不時着』を見てみます。
それにしても、私が14歳の頃に、この本と出会っていたら考え方に少しは影響を与えたかもしれないと思いました(読み終わって結構、刺さる言葉が多かったので今も影響を受けているような気がします)。
小学・中学・高校生には是非読んでもらいたいと思いました。とても、素晴らしい本ですよ。