紙の本
無理のある展開
2024/05/01 11:49
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投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
ローマ教皇への謁見とカラヴァッジョとの巡り合いがこの下巻のクライマックスなのだろうが、特にカラヴァッジョとの巡り合いに違和感がある。カラヴァッジョと俵屋宗達 この二人がめぐり逢い、お互いの願いと実力を再確認する という山場なのだからもっとじっくりと時間を掛けるストーリーにすべきだと思う。妙に史実に囚われて数日以内に話をまとめなくてはいけない としてしまったので、大変に駆け足で深みに欠ける話になってしまっている。
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(上)はとっても良くて先が楽しみでスラスラと来たけど、(下)は少しくどく感じた。風神雷神のお話しだろうけど
印刷技術は?その為にもう一人船出したような??
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システィーナ礼拝堂のアダムの創造も、サンタ・ダリア・デッレ・グラツィエ教会の最後の晩餐も、直接見たから感動する気持ちがよく分かる。イタリアに再訪したいものよ。
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んー、、、上巻が非常によかっただけにちょっと残念。
他のかたのレビューにあるように失速感が否めない。
キリスト教の宗教色強し。
ポルトガルに上陸してからの展開がスローすぎ。そんなにページを割かなくても〜というくらい。
ただ、宗達少年が最後まで魅力的だった。
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旅の半ばからローマ到着までの各地での様子や歓迎の宴。四人の使節の様子そして宗達の想い。
いよいよ出港するまでの彼ら。記録に残っている以外の思いや様子の詳しさに五人の少年の姿が生き生きと浮き上がって目の前で動いているような、喋っているような気がする。
キリスト教が禁教となり鎖国していく日本と彼らの将来を思うと残念な気持ちもするけれど、その時彼らは精一杯輝いていたのだ きっと
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時代小説の類は、あまり好きではなかったのですが、
それも気にならないぐらい一気に物語に引き込まれました。
あの時代にヨーロッパに渡った少年たちの冒険と、絵画の話が交差していき、時空をこえて繋がるその壮大なストーリーは圧巻でした。
遣欧少年使節など、教科書に一言載っていた程度の扱いでしたが、思えば偉業を成し遂げた、それこそ歴史的な出来事だったはず。
このぐらいの熱量で学べたら歴史も面白いのに…
暗記なぞ、意味がない勉強して過ごしてました。
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どこまでフィクションでどこまでが真実か分からないけれど、それもまた良いと思える作品でした。意外なところで現実に戻ってしまい、冒険の最後までは見届けられない感じは少しありましたがとても引き込まれる作品です。
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上下間に跨る長い話でしたが途中からのめり込み下巻はほぼ一気読みでした。天正遣欧少年使節団の少年と若き日の俵屋宗達の話で絵画を中心として話が進んでいくので、ダビンチコード 的な感じですが、あちらよりはミステリー要素がなく爽快な冒険譚という感じです。
織田信長やヴァリニャーノ、フェリペ2世と当時の錚々たる方々も登場し、作者の方も最後にフィクションとしっかり書かれてますが、こんなことが起きててもいいよね、と思えるような爽やかな話でした。こちらの作者の方の本を読んだのは初でしたが、機会があれば別のものも読んでみたいです。
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歴史において残されたものの、奇跡。
日本を出てローマへ行き帰ることの壮大さがすごかった。
人々が生き生きと描かれ、出会いがすべて、面白かった。
「歴史は、ときに残酷である。」
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豊かな想像力と壮大な世界観。
史実の一角に焦点を当て、ここまで創り上げる物語が、面白くてたまらない!
最初は難しいなと感じた部分もあったけど、途中からの展開が読んでいて引き込まれる。宗達たちと同じ時代に生きているよう。
物語だけでなく、美術の表現にも命が吹き込まれている。人物をはじめて、全てが熱く生き生きとしている。とても読み応えがある物語だった!
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息子が習い事の教室で風神雷神の模写をしているので、興味を持って買ってみた。
日本史の教科書で習った俵屋宗達と天正少年使節団が頭の中で生き生きと動いていた。どの登場人物も魅力的です。
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下巻はローマが主たる舞台。いつのまにかイタリア語が堪能になっている宗達。上巻に比べて、やや失速した気がする。
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どこまでがフィクションでどこまでがノンフィクションなのか。教科書の中の“名前だけの存在”だったマンショ、ミゲル、ジュリアン、マルティノ、宗達達が遠い昔に生身の人間として生きていたと、リアルに感じられた。いつか風神雷神を見てみたい。狩野永徳、レオナルドダヴィンチ、ミケランジェロ、カラヴァッジョの絵を見てみたい。
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俵屋宗達だけでも凄いのに、カラヴァッジョまで出てくるとは!確かに、この2人がもし出会っていたとしたら、と考えたらワクワクしますね♪
改めて俵屋宗達とカラヴァッジョの作品を見返してみました。
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事実同士を結びつけて、その余白を物語として埋めるのがなんでお上手なんだろう!原田マハさんにはいつも脱帽。