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■印象に残った点
・世界で起こっているモビリティ革命を、ハード起点/売り切り型のこれまでの自動車産業の延長線上で捉えてはいけない
・顧客接点をより多く持つこと、移動データ等をより多く収集することで、購入後のCS向上の実現が可能となっている
・そのためにもコネクテッド技術(ソフト面)は非常に重要
・また、そうした車載OSの覇権を誰が握るかも大きな岐路。map等、アプリケーションで既に蓄積されたデータを持ち、モビリティサービスに活用できるGoogle等といったIT企業が覇権を握る可能性も十分ある
■個人的感想
・顧客起点をベースに世界で起こっている大胆な変化を見るにつけ、「足を知り」過ぎると、こうした発想は浮かんでこないのではないかと感じる
・より良い未来を描き、突き進むことは傲慢(または贅沢過ぎること)ではない
・むしろ小さい頃から、もっと良い未来があることを想像させる、教育やアニメーション、映画(SF等)が増えても良いのでは?
・目標と現状のギャップ=課題があるところに、解決と克服のためのイノベーションが生まれる
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CASE、MaaS、GAFA、DX、SX、GX・・・
色んな言葉が当たり前になって、絡み合っていく。
今や当たり前になってることもある。
そう思うと、やはりこの本のスタートになってるD-Labは素晴らしい起点だ。
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シリコンバレー目線だな~、という感想。米国での事例を交えつつ、DXとSXについて書かれているが、個々の企業の事例をまとめてあるという点でわかりやすく、それ以上でもそれ以下でもない。こういった動きは瞬間だけ切り取ってもあまり意味がないので、経年で定点観測していくことが重要かなと思う。モビリティ産業という言葉が出てくるが、どちらかというと自動車産業を中心としたモノづくり企業に向けた内容。
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まだまだ日本ではメジャーではないUber。
アメリカではUberの先に、「自動運転タクシー」の時代が待ち構えているという。自動運転だから、人件費がかからないので、コスト面も抑えられる。また、地域コミュニティにおいて、車が私有物ではなく共有物になっていけば、全体の台数も減り、環境負荷低減にも繋がる。週末にしか乗らないマイカーが、平日は勝手にお金を稼いできてくれる(つまり副業)という将来像には驚かされる。
自動運転なので、車の中での過ごし方も激変。車中で大画面で映画を楽しむなど、エンターテインメントサービスが充実するようだ。自動車がスマホ化するわけである。
テスラやAmazonといった企業の戦略も紹介されている。EV生産、インターネット販売という枠を超え、世の中のエネルギー需給や消費行動を丸ごとコントロールするという壮大な戦略であった。確かに合理的ではある。我々の生活、大げさに言えば人生全体が、実はこういった数社の巨大企業にカバーされている事態が、静かに進んでいる。
我々の社会基盤だけでなく、生活パターン、行動パターンの根底にある人間の心理までもが、企業がコントロールできる状態になりつつあるということか。企業理念としてよくある「社会問題の解決」という次元を超えていて、数百年先がどのような世界になっているのか、想像がつかず、恐ろしくもある。
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有料セミナーのプレゼントとしていただいた。正直無料配布の本って当たりが少ないのだが、この本はシリコンバレーならではの旬で生の情報や、世界各地でD-labの皆さんが体感した商品やビジネスモデルなど満載でとても面白い。
人生を変えた本だけ★5つにしているので、ビジネス本としては文句なしの満点、です。
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CASE(Connected, Autonomous, Shared, Electric)、DX(Digital Transformation)、SX(Sustainability Transformation)という言葉はあまり馴染みの無い言葉だと思うのですが、デジタル技術の発展によって世界が向かう高度に自動化・電動化された持続可能な世界について書かれた本です。アマゾン、ウーバー、テスラ等のアメリカの大企業の戦略について解説されているんですが、それに比べて日本の企業は。。。日本人は勤勉で教育レベルが高いんですが、一度作ったシステムを破壊して新たな技術を導入する事に対するアレルギーが強過ぎますよね。どうなっちゃうんでしょう、日本は・・・
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読み終わりました。今後の移動がどうなるか、ということをシリコンバレーにいる日本人が予想しています。
モビリティは自動運転タクシーが主流になること、そしてその覇権を握るのはgoogleから派生した自動運転メーカーかもしれない、また、トラックを中心とした物流にも、自動運転が搭載されAmazonが支配するかもしれない、というようなことが書かれています。
どちらも垂直統合のモデルですが、日本にはこういう会社が少なく、日本の強みである自動車産業も彼らにやられてしまうのではないかと不安になりました。ユーザーとしては心から楽しみですが…
点ではなく、時系列に沿った戦略を線で説明してくれているので、とてもわかりやすいです。
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DXによるモビリティとエネルギー等のセクターカップリング。
概観の理解に。
・アスピレーションによるSX型フィンテック
・テスラ・オートビッターによるアグリゲーション
・モノの検索を押さえるアマゾン
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・欧米各社のCASEの先進的な取り組みを具体事例有
・米国企業は、CASEの各要素を混ぜ合わせて複合的なソリューション開発や、顧客体験に焦点をあてたConnectedやAutomation技術を活用している一方で、日系自動車メーカーは従来の考え方の延長でしか考えられていない。
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ソーラーシティーは、顧客が初期費用を払わない代わりに、屋根に設置した太陽光パネルで発電した電力を同社から20年間購入するリース型ビジネスモデルを展開。
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(1)顧客体験
・Uber:デザイン思考によりタクシー配車、ライドシェアサービスを提供。顧客、ドライバーの体験を変革した。マルチモーダルを提供し、自動車以外の移動手段を10年で50%以上にすることを目指す。オンデマンド宅配市場は世界で1000億ドル。
・テスラ:Connected化により、「タイヤを付けたコンピュータ」を目指す。OTAをソフトウェアアップデートすることで車が進化し続ける。他、加速体験、ディーラー排除、社内エンタメ充実を図る。
・従来の製造業はToI(ハードを売るためのソフトを開発)、サービス業はIoT(サービスを実現するために最適なハードを開発)。
(2)CASE
・Connected、Autonomous、Shared、Electric
・CASEにより、①ライドシェア+自動運転でロボタクシー市場が生まれる(2兆ドル市場) ②社内エンタメ普及(ソフトウェアはハードの1.5倍市場)