紙の本
お見事までの、タイトル通りの内容です。
2022/10/23 14:21
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投稿者:広島の中日ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
イギリスの西隣の島にある国、アイルランド。当書はそのアイルランドの歴史を忠実に振り返り、説明した1冊です。
お見事までの、タイトル通りの内容です。文章も読みやすく、当書を読んで初めて、アイルランドという国の歴史をしっかり学ぶことが出来ました。良い機会を得たと思います。
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貧困や北アイルランド紛争など困難に直面してきたアイルランドはいかにしてリベラルな富裕国になったか。建国100年の歴史を辿る。
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政治面は兎も角、経済面でここまでの成長(一人当たりGDPが世界2位)を見せているとは思いも寄らなかった。頭の中の情報も更新していかなければいけない事を痛感。
ECやEU加盟の恩恵を最も受けたのはアイルランドではないだろうか?加入時点では国民賃金が低かった事が優位性をもたらし、英語が話せる事や当然優れた仕事を行う人が多かった事に加え、法人減税という少なくともタイムリーな経済政策の成功等も重なり、ケルティックタイガーと呼ばれる経済成長を成し遂げた。
日本が学ぶ事は沢山ある。
喜久屋書店阿倍野店にて購入。
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かつてヨーロッパの最貧国と呼ばれたアイルランドがいかにして、人口あたりGDP世界第2位の経済大国へ成し上がってきたのか。そこには、タックスヘイブンや外資誘致、教育水準の安定という表面的な側面だけでなく、イギリスからの支配に苦しみ、IRAを筆頭に暴力と貧困に苦しんできた負の歴史が大きく関わっていた。新勢力のシン・フェイン党や、伝統的なカトリック的価値観を受け継ぐフィアナ・フォイル党、中絶や避妊をめぐる価値観の対立、イギリスの隣にありながら、全く異なる文化と歴史を育んできたヨーロッパの老大国の現代史を概観できる貴重な一冊。