紙の本
バス旅ミステリー
2023/03/11 00:57
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぽんぽん岩 - この投稿者のレビュー一覧を見る
読みはじめてから、あれっと思い調べたらシリーズものでした、でも前作までの人間関係は知らなくても大丈夫でした。ほのぼのな話と思えばがっつり犯罪が絡んだ話もあり飽きることなく読了。第一章の人情噺から第八章の哀しい終わりまで楽しめました。
投稿元:
レビューを見る
路線バス×ミステリ+安楽椅子探偵
帯に〈バス旅ミステリ〉とあるので、てっきり西村京太郎的なバストリック系かと思いきや。
敬老パスを使って都内の路線バスで小さな旅をするのが好きな元刑事と料理が得意なその妻のところに持ち込まれる日常の謎解き、という連作短編。
寡聞にしてこのシリーズ未読だったのだけどとても楽しく読んだ。まふる夫人の推理、さえてるね。それに比べて元刑事の夫とその元同僚たちの推理のダメさ。仕事を離れるとこういうものなのか。でもそこが楽しく読みやすい小説。
土地勘がないので路線バスの途中の詳しい解説や風景描写が想像でしかついていけないのが残念だけど、舞台が九州に移った章ではわからないままでも楽しいものだと思えた。シリーズ最終章ということで残念だけど、もし第四弾が出るのなら、東京を離れていろんな土地で路線バスに乗って欲しいと思った。
投稿元:
レビューを見る
シリーズ3作目。
相変わらずバス路線と場所や建造物などの蘊蓄。そしてお酒とつまみの紹介。少しマンネリ化してしまった。
最後の話だけは異色の展開だが、それはそれでアンバランスな結末で違和感がある。
一作目の面白さが2作目以降生かされなかったシリーズだつた、
投稿元:
レビューを見る
路線バスを乗り継いで目的地に行くことを楽しみにしている面々の「ちょっと不思議」な謎を追うミステリ短編集。日常の謎系かと思いきやラストには・・・
路線バスとその地域のあれこれの話をしつつ、ふとした謎があって、それをアームチェアディテクティブな感じで探偵役が解明、という流れ。路線バス乗り放題のシルバーパス持ち前提の話だったりするので登場人物が基本的に高齢者です。
シリーズもの、なんですね。読んでいていかにもそういう箇所があったので。でも過去作を知らなくても楽しめます。
一話一話がかなり短いのでさらっと読める印象。もうちょっと濃いというか読み応えのある話も好みではあるんですが、最終話は、長くはないものの、急にテイストが重く。。。
しかし、あれだな。シルバーパスで乗り放題でそのあとにうまいもの食って酒飲んで・・・という高齢者の日常がなんともうらやましいですね。
投稿元:
レビューを見る
あ、これシリーズものなのか!
と途中で気がついたけれど
おもしろいので最後まで読んでみた。
各話の主役が違う連作短編なので
ぜんぜん大丈夫でした(^ ^)
バス旅コーディネーターの須賀田と
あえてバスを乗り継いで都内をめぐる
バス愛好家の人たちが
ちょっとした謎に行き当たる。
謎を解くのは、同好の士、元刑事の炭野さん
…の、奥さん( ̄∀ ̄)
みんなの頭を悩ます「謎」を
家にいながらにして解き明かす
安楽椅子探偵なのです。
顧客データが盗まれた事件とか
犬が同じところをグルグル回る謎とか
おもしろかった。
都内だけじゃなく
東北や博多で起こった「謎」もあって
旅のミステリとしても楽しめます。
投稿元:
レビューを見る
シリーズ3作目で最終作らしい。前の2作より推理色が濃くなってるように感じて、私的にはその方がいい。バスには拘らないが、こうしたちょっとしたところを回るのは好きだな。推理の組み立ても悪くない