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最後の最後でいろんなエピソードを回収してスッキリ終わるんでしょ? と思いきやモヤモヤを残したまま幕切れしたのが個人的には読後感良かった。現実に置き換えて考える余地と胸のざわめきが心地よかった。
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魔王、呼吸の2話からなる話。新装版ということで、読んでみました。表紙かっこいいですね!
ある兄弟を中心に1作目は兄、2作目は弟の彼女の目線で語られます。
伊坂幸太郎作品によくある「怒涛の伏線回収劇」ではなく、政治/改憲などなんだかざわざわするような雰囲気が全体にあります。
人に自分の思うことを話させる兄の腹話術、いつもジャンケン勝っちゃう弟、不可思議なことは起こりつつ、すべてスッキリとは語られずに終わります。続くモダンタイムスで展開していくのかな....そちらも読んでみようと思います。
シューベルトの「魔王」みたいに気持ちがざわつく本でした。
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「グラスホッパー」「マリアビートル」「AX」的な小説(いわゆる殺し屋シリーズ)を期待して購入したのだけど、個人的にはイマイチだった。
いちばん残念だったのが「物語の目的がわからない」点。
アマゾンで作品のあらすじをみると「世の中の流れに立ち向かおうとした兄弟の物語」とかかれているけれど、あまり立ち向かった感がなかったかなという印象。
主人公の特殊能力もほとんど役に立たずに終わったし、面白くなる要素はあったのに、最後まで盛り上がれなかったのが残念だった。
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伊坂幸太郎さんらしい奇妙な能力を持つ兄弟(兄は自分の話したことを相手に話させる腹話術、弟は賭事に確率がいい)のストーリーに期待していたのですが…
前編の「魔王」は兄を、後編の「呼吸」は弟をメインに、政治に対する信念というか、こうあるべきだと問い掛けるような内容になってきて、結論は持ち越し!?なんかぁーでした。
結局、「モダンタイムス」を読んで下さいって終わり方。
何が言いたかったのかなぁ?!
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サラリーマンの安藤は自分が念じれば相手が口に出す能力に気付いた。
安藤は容易く流される世論に危機感を抱き一人抗うが…
大状況に対して個人は何が出来るのか。
はたして時代は変わるのか否か。
続編に当たるモダンタイムス去年読んだはずなのに覚えてない悲しみを感じた。
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また主人公が途中で死んでしまった…。
主人公に先立たれる読者の気持ちも考えてみてほしい。
話は、続くって感じだったけど、次の話になる『モダンタイムズ』は舞台50年後!?潤也が何でお金を貯めていたのか知りたかったのに…!
背景は、ファシズム前夜って感じで、ボクが考えた民主主義、みたいな『指導者』に周りが迎合していく様が恐ろしい。
主人公にしても考える前にもう少し勉強しないか?自分の頭で考えるだけでは限界あるで?と言いたくなった。
舞台が2004年とかだから、あの時代背景考えると勉強っても限界あるのが仕方ないといえば仕方ないって感じだけど。
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安藤vs犬養のファンタジー満載小説かと思ったら、安藤兄弟を中心とした文学作品という感じだった。
とても面白かった。
大きな波こそ無いが、気がつけば巻き込まれている感じが今作の内容とマッチしていた。
何気ない日常が伏線になっていて、みなまで言わずに匂わせて終わるところも、考察しがいがあってよかった。
私は今回、隙間時間に読み進めていたが、一気読みしたい作品だった。
読み返すごとに、新たな気づきや感じ方があるかもしれないと思わせられる作品だった。
夏目漱石の『こゝろ』のような。
文学作品が好きな方や、考察が好きな方にはぜひ読んでもらいたい内容だった。
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読んだ気になっていたが読み始めて読んでいなかった事に気がついた。
伊坂さんモノにしたら硬派な設定で随分と政治的な題材だと思うがおおよそ20年以上も前の出版だと知りそもそもそう言う面もあったのだなと感じた。
とは言え根底には清々しい風が吹いているような作風は通底しておりモダンタイムスへの期待も高まる。
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最後、これで終わり?って感じだった。色々な謎を読者に託した感があり、余韻が残った感がある。
二つの相反する物語ではあるが、共通的には、自分の意思で考え行動する事かなと感じた。
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わかりたいと思うけどなかなか難しいなぁ、難解だなぁ、というのが伊坂幸太郎さんに対する印象だ。
小さい存在の個人が世の中を変えられるのか?立ち向かっていくには?
伝えたいことはすごく遠回りに描かれている気がするけれど、惹き付けられる言葉がたくさんあった。
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久々に一気に読んだ!
「考えろ考えろマクガイバー」
結構日々、流されがちな私には新鮮な物語だった。
何事にも考え過ぎな兄と
直観的な弟。
途中交錯する兄弟。
何やら伏線があるけれど、
回収しきれてない感じがする。
これは次の物語への伏線?
考えろ考えろマクガイバー!
モダンタイムスを読むのが楽しみになってきた。
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なんだったのか。
何も分からないままに終わりました。
続きの本を読めば分かるのかなぁ?
でも、続きが気になる感じではないし
もし、分からなさが増えるだけだったらと思うと
読む気になるかどうか…
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正直、思ったようなラストではなく、解釈が難しい。けど、後日譚になるモダンタイムスをまだ見てないから、とりあえずそっちも読むことにした。設定は面白いと思う。
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昔少年サンデーで漫画化されてたやつ。懐かしくて買ってしまった。腹話術とか、1/10=1とか懐かしかった。漫画版はもっと続きがあったような気がするけど思い出せないので今度読みたい。
解説で「モダンタイムス」がおすすめという文章があったので次読みたい。
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安藤兄弟の特殊能力 なかなか面白い。
この突出してない微妙な能力っていうのがイイ。
作品に書かれてたように集団、群衆心理的なものは やっぱり怖い。アンディの家が放火されるような事はあってはならない。そして、これを上手く操ろうとしている犬養はとても頭が良いんだろうな。
やっぱり自分でしっかり考えて発言、行動することは大切ですね。