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鬼平犯科帳などで有名な池波正太郎が描く真田昌幸・真田信之・真田幸村達真田一族の盛衰を圧倒的な迫力で描く大長編物語です。
この本を読めば真田幸隆の登場から上田の陣での昌幸達親子の活躍、大坂の陣での幸村の討ち死にそして信之の徳川時代の活躍と日本史でも燦然と輝く戦国真田一族の活躍が丸ごと楽しめます。
全12巻と大長編なのですが、説明より登場人物達の会話で物語が進んでいくので読書のリズムが切られることなくどんどん読み進んでいけますし、変に物語をはしょったりしていないので途中で話が分からなくなることもないです。
物語の中では真田忍軍の成り立ちや拠点とした城の役割、状況の変化により何故真田家が表裏比興の者とまで言われても使える相手を変え、家を存続させたのかがよくわかり、真田家に関する教科書にもなる内容ですので真田家に興味がある方は是非お読みください。
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真田の忍びの活躍が壮絶でそれでいて人というものを生々しく描き出している作品。
颯爽と往く真田幸村の姿はかっこよすぎる!!
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21歳のときに読んだ本。
時代物をきちんと読んだのはこれが初めてでしたが、サラサラと読めたので、
女の人にもおすすめです。
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秀忠軍を上田城に迎えうった真田父子は、四万の大軍を釘付けとし、ついに関ケ原の決戦に間に合わせなかった。真田父子が徳川軍の約半分を削いだにもかかわらず、結束のはかれぬ西軍は家康に敗れてしまう。上田での戦いを読んだ後だと、上方での西軍の動きが本当に情けなく思えてしまいます。
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(全巻合わせての感想)
私の読書人生で、一番読んでいる時が幸せだった本。
狂ったように食べるのも寝るのも惜しんで、次へ次へと読み進み、あっという間に全巻読み終わってしまった。
何がとかじゃなく、ただただ読むのが楽しく幸せで読書の醍醐味を身にしみて体験させてくれた作品。
乗り物に弱い私がバスの中で読んでも唯一酔わなかった本で、後にも先にもその様な本には出会ったことが無い。
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真田太平記・第7巻「関ヶ原」を読了。「真田太平記」は全14巻、ちょうど真ん中のこの間はまさに中盤のヤマ場。池波正太郎はこの関ヶ原の戦いをまるで実況中継をするかのように、日・時間を追って、各武将の心理、駆け引きを書き上げている。1〜7巻までどの巻も面白く、この先も一気に読んでしまいたいが、全巻読み終わってしまうのが惜しくて、はやる心を抑えてちびりちびり楽しみながら読んでいる。
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子供の頃、児童文学で真田幸村を読み、子供ながら真田十勇士の活躍に胸躍った記憶がよみがえりました。
私の中での歴史小説ベスト5に入ります。
大好きな作品です。
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光成がもう少し西軍をまとめられれば、西軍が勝っていたかもしれない戦い。光成は頭脳明晰で、本質が分かる男だが、周りがバカに見えてしまうのだろう、将としての器の無さが悔やまれる。
真田本家を救ってくれた忠勝の男気に感服。こんな素晴らしい将が、家康の元に仕えているのだから、家康軍は、そりゃ強いよな。
この小説オリジナルであるお江、ヤゴベエ、又五郎のそれぞれの命をかけた戦いは見事。面白く読み進めることができました。
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勝てる戦だったはずの石田三成率いる西軍。
結局は徳川家康率いる東軍にが勝ったわけで
長い長い関ヶ原だったなぁーと。
真田家はというと家康の嫡子秀忠にうまいこと関ヶ原に遅れ、合戦に間に合わないようにしたわけで。
あと草の者の戦いも唸るほど大活躍だった。
あと一歩なところだったけど。
ということでこの小説もいよいよ後半になったわけだけど
これから家康の天下統一までがまだまだ先だなぁーと。
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関ヶ原の戦いの巻。
「人の世は、何処まで行っても合理を見つけ出すことが不可能なのだ。」
どうしようもない流れに、押し流されていく人々の姿が映し出される。
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西軍,というか石田三成の大局観のなさが,ずるずると西軍を敗北に引きずり込む.秀吉亡き後は,残念ながら誰一人として家康には対抗できなかったということか.真田父子の活躍度が今ひとつで,第二次上田合戦はもう少し詳しく書いて欲しかった.
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激動の一冊。天下分け目の関ヶ原、真田本家も分かれ目。今後、とくに草の者たちがどうなっていくのか・・・
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面白い、
が、誰が主役かわからなくなる。
無視するわけにはいかない重用なエポックであることは認めつつ、やはり詰め込み過ぎだとの印象。
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慶長5年の関ヶ原の戦いの巻です!
この巻は歴史的読み物として特に面白かった。
ちゃんと布陣が図になって載ってたし、合戦のようすがわかりやすかったよ。
真田昌幸・幸村親子は、西軍についたってことで高野山へ追いやられることになりました。
秀忠軍を関ヶ原の戦いに間に合わせなかったってことで、秀忠くん大激怒だけれども、殺されなくて良かったね~。
その辺りの理由も池波さんの解釈が書かれています。
真田の「草の者」たちはほとんど根絶やしにされちゃったし、さぁこれからどうなるのかな~♪
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関ヶ原の戦いが終わり、真田昌幸・幸村の配流が決まるまで。決戦を前に石田三成が西軍の期待を失っていく姿が自業自得とはいえ哀れ。