紙の本
全巻読了
2016/02/22 18:01
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:earthbound - この投稿者のレビュー一覧を見る
やっと、全巻読了しました。
最後の一巻が大阪の陣以降にスポットライトを当てています。
真田家の存亡の危機は大阪の陣以降も続くわけです。
もちろん、他の豊臣恩顧の大名の改易が続く中、信之が真田家存続のため手を尽くす部分が詳細に描かれています。
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真田家の活躍を描く戦国絵巻の最終巻、関が原に参戦せず、徳川の本体を足止めしながら負け組みとなった真田親子は捕われの身となりばがら、大阪の陣に幸村と佐助などの家臣は「日本一の兵」と言われる働きをとげる。感動の最終回、時代小説の金字塔、どんな大河ドラマより面白い
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鬼平犯科帳などで有名な池波正太郎が描く真田昌幸・真田信之・真田幸村達真田一族の盛衰を圧倒的な迫力で描く大長編物語です。
この本を読めば真田幸隆の登場から上田の陣での昌幸達親子の活躍、大坂の陣での幸村の討ち死にそして信之の徳川時代の活躍と日本史でも燦然と輝く戦国真田一族の活躍が丸ごと楽しめます。
全12巻と大長編なのですが、説明より登場人物達の会話で物語が進んでいくので読書のリズムが切られることなくどんどん読み進んでいけますし、変に物語をはしょったりしていないので途中で話が分からなくなることもないです。
物語の中では真田忍軍の成り立ちや拠点とした城の役割、状況の変化により何故真田家が表裏比興の者とまで言われても使える相手を変え、家を存続させたのかがよくわかり、真田家に関する教科書にもなる内容ですので真田家に興味がある方は是非お読みください。
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真田の忍びの活躍が壮絶でそれでいて人というものを生々しく描き出している作品。
颯爽と往く真田幸村の姿はかっこよすぎる!!
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21歳のときに読んだ本。
時代物をきちんと読んだのはこれが初めてでしたが、サラサラと読めたので、
女の人にもおすすめです。
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無邪気な源二郎/徳川を奇襲する信幸/小西の敗走と処刑/今際に出逢う幸村と佐平次…すごい長い。忍びの話と半分半分。
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http://tukiyogarasu.blog80.fc2.com/blog-entry-18.html
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家康が死去した後、秀忠はただちに信之の真田藩の取潰しにかかるが、一人生き残った草の者・お江の活躍で信之は難をまぬがれる。そんなある日、上田城に向井佐助の最期を見とった摂津の農夫が遺品を届けに現われる。信之の苦労が偲ばれる最終巻。非常に面白いシリーズでした。
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戦国時代の真田家の変遷を追った長編歴史小説です。
文庫で全12巻という長さなので、時代背景の知識をおおまかに得てから、ようやく読みはじめました。
登場人物も多くて、視点もコロコロと入れ替わるので、。予備知識として歴史の流れや大まかな登場人物を知っていないと、読破は難しいかもと思います。
印象に残るのは、真田幸村に仕える「草の者」と呼ばれる忍者集団。彼らがいる事で、武将同士の思惑が読者にも具体的に伝わり、また、合戦以外のアクションシーンも担っていて、物語にいい刺激を与えてくれます。肉弾戦あり、合戦あり、心理戦あり、政治戦略ありの盛りだくさんな内容で、男性武将だけではなく、女性登場人物にも芯の強さが感じられて、読んでいおもしろかったです。
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幸村死後の真田家について。兄・信幸の今後。どうしても真田家は幸村がクローズアップされがちだけど、信幸も凄い人なんだなと感じた。幸村は「戦」に長けていて、信幸は「政治」に長けていたと。この二人が東西に別れず暮らしていたなら、真田家はそれこそ後世に語り継がれる家になったと思う。
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(全巻合わせての感想)
私の読書人生で、一番読んでいる時が幸せだった本。
狂ったように食べるのも寝るのも惜しんで、次へ次へと読み進み、あっという間に全巻読み終わってしまった。
何がとかじゃなく、ただただ読むのが楽しく幸せで読書の醍醐味を身にしみて体験させてくれた作品。
乗り物に弱い私がバスの中で読んでも唯一酔わなかった本で、後にも先にもその様な本には出会ったことが無い。
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大坂の陣が終わりどうなることかと思ったら、江戸初期の暗闘が続いていた。
これで『真田太平記』は完結だけど、真田信之のその後を書いた小説をさらに読めと?
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真田家が乱世を生き残れた最も大きな要因は、智謀ではなく、信義の賜物であった事が、物語を通じて読み取れる。
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今まで読んだ小説のなかで一番長いはず。なかなかハッタリが効いていてストライクゾーン。多少中だるみはあったものの、ひさびさに「このまま読み終わりたくない」と思わせる小説だった。
主役から脇役までキャラ立ちまくり。もう惚れたよ、幸村には。鈴木右近、滝川三九郎といった脇役もとても印象深い。
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真田家の昌幸、信之、幸村の事を武田家滅亡から上田から松代への国替えまでを描いた大長編ですが、ボリュームも今まで読んだ歴史小説よりも非常に長くなかなかに読み応えがありました。
この本を読んだ感想ですが、う〜ん、何と言うのだろう、読み進むにつれ、「俺が俺が」という人間から「落ち着き」がある人間に自分自身が変わったいった感じがします。
真田家の3人の武将逹の人生をじっくりと描かかれていたからでしょうか?
そして真田家の3人の武将だけでなく、登場人物の生きざまや考え方はほんとに千差万別で多くの人生が人それぞれあるんだなぁと感じました。
人の人生の生きざまを描いた、なかなか大人な「歴史小説」です。