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33名のアートの達人は、知っていた人も知らなかった人もいたが、どの達人も知的好奇心や気品が溢れている。
こんな方々と対談される原田さん自身もアート達人なんだよなと思った。
ゆっくり生のアートに触れたいなと、美術館好きの私は刺激されまくった。
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図書館で借りて、表紙をみたとき知らない名前がずらりと30余名並んでいたので一瞬ひるみ「これ読まないで、返却しちゃおうか」と思いましたが、読んでみて凄くよかったです。
小説家で元キュレーターのマハさんがその道の達人に会いに行って、一人あたり10ページ程度の話をします。
相手は、美術館館長(国立西洋美術館、大原美術館他)から画家、作家、建築家、芸能人、ピアニスト、詩人、ビジネスマン(資生堂取締役、ココシャネル社長他)。
その道の最先端をいっている人の話が面白くないわけないですね。全部読んでよかったです。
これだけ話を聴いて勉強されている、マハさんの小説を読める私たちは幸せだと思いました。
マハさんのペンネームの由来も初めて知りました。
一番心に残ったのは帯広の六花亭の社長、小田豊さんへのインタビュー。小田豊さんの話ももちろんですが、マハさんが中学一年生のとき初めて、バレンタインデーのチョコに六花亭のホワイトチョコを選び、そのチョコを『詩とメルヘン』という詩画雑誌にイラストを描いていらした飯野和好さんに編集部気付けで送ったら、素敵なチョコレートをありがとうございますとお返事をもらったという話です。フキノトウの絵の包装紙がすごくお洒落でよかったとマハさんはおっしゃっていました。
『詩とメルヘン』は私が中学生の時やはり愛読していた雑誌で、一度だけやなせたかしさんに投稿した絵を採用していただいたことがあるのと、六花亭は中学の時、札幌に住んでいたのでフキノトウの包装紙がとても私も懐かしく思いました。
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芸術新潮のインタビュー連載 「原田マハ、美のパイオニアに会いに行く」をまとめて本にしたもの。芸術新潮2冊持ってたのでそれはすでに読んでいた。原田マハが、美に関わる色んな人にインタビューしている。興味ある話も色々あるが人選は好みなので星4つで。個人的には美術館や建築関係の話に興味を持った。
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マハさんがインタビューするアートの達人たちの言葉はどれも心に響くものだった。
自分の知らない達人も沢山いた。形や対象は違えど、それぞれの方のアートに対する思い、情熱、夢を諦めない事が成し得たものがあって、当たり前だけど全てが小説ではなく事実であることの説得力は絶大。
マハさんの達人への質問もその魅力を引き出す力があり、敬愛の念が溢れてる。
目からウロコな事がいっぱいで、とても感動出来る一冊でした。
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私の地元には、磯崎新さんの設計した美術館があり、ゴッホやモネ、ドガを展示している美術館がある。
そんな恵まれた環境にいながら、どちらの美術館にも年に一度くらいしか足を運ばない。
そのくせ、本書を読みながら「磯崎新」や「ゴッホ」「モネ」を検索して触れた気になっている。
なんてもったいないことをしているのか。
行こう、明日行こう!
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アートの達人たちとの対談。特に安藤忠雄さんやベネッセの社長さんなど、見たことあったり行ったことのあるアートの話は面白かった。アートは人生に無くても生きていけるもの、ではなく、無ければ生きていけないもの、と言い切れるのが素敵。
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小池一子 「西武と佐賀町」
エキジビット・スペース 床と天井高 森村さん 内藤令 大竹伸朗
セゾン美術館 時代精神の根拠地として
福武總一郎 「直島」
在るものを活かして ないものを創る
赤字になったら 個人で補填する
継続しないと ノウハウは溜まっていかない
青木淳 「京都府美術館」
1933年開館 現存する美術館としては最古
古い時代に新しい時代のレイヤーを重ねる
青森県立美術館 使いやすくはないけどうまく運転したらすごいスピードで走る
森佳子 「森ビル」
都市づくり 中心には美術館とコンサートホール
サントリーホール 森美術館 都市生活の中で楽しむ
アーカイブも展示 プロセスにこそドラマがある
安藤忠雄 「本の森」
若い時から寄り道の時間が人生には必要
100歳までの人生を全うするには知的体力も
残す努力 建てられた目的と機能を超えて 人々の心に残る風景を作る
本や音楽が身近になかった10代
原俊夫 「原美術館」
デンマーク クヌデゥ ヤンセンのルイジアナ現代美術館から祖父の私邸を美術館に
コレクションは自分で選べ 認知されるまで20年はかかる
李禹煥「腺より点より」アーティストのリビングに飾ってあるものは、いいもの
収蔵品は売ったことは無い
槇文彦 「東京」
都市の良しあし 美しさだけでなく機能性も シャンゼリゼを歩いて楽しいか?
日本の言葉や自然のやさしさ
建築には消費されつくされない場所性や価値が大切
夢は外からの力で消えるようなものではなく、
自分の内的な世界で自由に作れるもの 信念などで自己拘束しないで自由に
谷川俊太郎 「詩」
プロダクトデザイナーになりたかった
最初に買った車はシトロエン2CV 柳宗理と親しかった父親が褒めてくれた
子供の歌の歌詞を書くのが仕事の始め NHK「みんなのうた」「ラジオ歌謡」
事実を言葉では一割も言えない
言葉と詩を疑っているのが詩を書くエネルギー
言葉は他者からの刺激で出てくる
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「藝術新潮」連載時に3分の2ほどは読んでいたので、斜め読み。いつものアート愛に満ちたマハさんは対談でも、それが滲み出ており、それを感じるだけでも読む価値ある。
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原田マハと様々なアートの達人との対談の様子を書いた本。こんなに有名で沢山の人と対談をしているのがとても凄い。
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どうしても会いたい! アート小説の名手・原田マハが突撃取材したのは、33人の先達。アートな体験にもとづいた宝物のような言葉がつまった対話集。『芸術新潮』連載を改題、修正。
贅沢な対話集。
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アーティスト、コレクター、美術館長など芸術に関わるいろんな立場の人との対談。必ず初めての美術体験を聞いている。
どの人も流石の経歴や信念をお持ちで興味深い。ただもともと大好きな大野和士、いせひでこ、谷川俊太郎との会話は楽しく拝読。
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興味のある章だけ
アートがなくても生きていけるけど
アートがあるほうが豊かなのは当たり前だ。
ファーストアート、なんやろうな、記憶にない。
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33人の先達と
アート小説の名手との
宝物のような対話集
お話を聞いているような気分で
読んでいただきたい1冊です。
図書館スタッフ
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著者が美術館館長や建築家、音楽家、漫画家などに会いに行き、インタビュー形式でその人の半生や仕事について紹介するというもの。
「芸術新潮」での連載を本にしたものらしい。
33人もの個性豊かな美術や芸術全般のプロフェッショナルたちの考え方やこれまでの生活について知ることが出来て面白かった。
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美術愛好家の自分には理解が及ばないような高尚な対談もありましたが、興味深い対談集でした
こんなふうに世の中が理解できたら有意義なんだろうな
マハさんは懐が深いなー
光明皇后がキュレーター
京都 和歌思い出す感覚
日本人が印象派に惹かれる訳
全然知らない人ばかりじゃない
わかる自分を嬉しく思う
装丁が残念
芸術新潮連載時はきっと美しいグラビアだったのだろう
惜しいなーそれでマイナス★ひとつ
↑
ネット上でポーラのページに雑誌レイアウトがあった
予想通り読みやすいしキレイでした