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筆者によれば、個人の行動は科学によってマネジメント可能だという。ここでいう科学とは、再現・検証可能であるということだ。つまり、とことん客観的でなければならない。
一般的に個人行動のマネジメントというと、「やる気」や「モチベーション」などあいまいで抽象的なことばで片付けられてしまうことが多い。このような言葉は一見個人行動にポジティブな影響を与えると思いきや、主観的であり抽象的であるために、言われた本人はどうすればいいのかが分からなくなってしまうのである。従って、真に個人行動をマネジメントしたいのであれば、科学的にそれを説明し実行させなければならない。
以上の問題意識を前提に、本書では個人行動におけるABC理論(選考条件、行動、結果条件)の三つに分解し、それぞれにおいて個人行動を促進/疎外する要素を見出していけばいいということを主張する。この提案は非常に具体的であり、誰が読んでも普段の生活に取り入れやすいものだ。そこらへんに売っている自己満足な主観論を語る「啓発書」よりよっぽどポジティブな効果があるだろう。
以上の内容を持つ本書だが、いかんせん文章が無駄に長い。愕然とするのは、終章の4ページほどに簡潔にまとめられている内容を、ダラダラと無駄に引き延ばして書いていることだ。これは本の厚さを増したいだけなのか、それとも筆者の作文能力の問題かは知るよしもないが、本書を読む場合、飛ばし飛ばしかまたは終章だけ読めば十分だろう。
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結果を変えるには行動からがお題目(「原因と結果の法則」とリンク)。
最後に行き着くのはマインドだと思う。どの行動をとることが、その人にとって満足感をもたらすのか。
目先の利益に満足感を抱くのか。
将来の利益に満足感を抱くのか。
ただし、それを感情ではない観点から、客観的に分析した著書だと思う。
そして、この仕組みを理解した上でマインドを変化させる(変化する)人が行動のできる人になるものと思う。
リーダーの仕事とは、行動を阻害する要因を取り除くこと、それを排除する仕組みを作ること(チェックリストの効用)。
有益であった。
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「続ける」方法が書いてある
①方法
「続けたい」行動には「増やしたい」行動と「減らしたい」行動がある これらはすぐに効果が出ないから続けにくい
「増やしたい」行動:やりやすくする・やりたくなる(ご褒美)・すぐ出来るようにする
ライバル行動:増やしたい行動を邪魔する行動、すぐに効果が出る対処としてはやってしまうとき・場所・環境を細かくあげて対処方法を考える
「減らしたい」行動:やりにくくする・やりたくなくなる(ペナルティ)・出来ないように環境を変える
②実践
続けるかどうか決める→最終目標・スモール目標を決め周りに公表する→行動は「何を」「いつ」「何回」出来た時のご褒美、出来なかった時のペナルティまで決める→チェックする(フィードバック)
③ビジネス
ABCモデル:AがあるからBをやった結果Cとなった
want to do>have to do want to doの人は自らご褒美をあげている
仕事ができない人は「やり方」が分からないか「続け方」が分からないか
「やり方」:行動を分解してチェックリストにする
「続け方」:ごほうび(個性に合わせて・ポイントカード)ペナルティは一時的である・ご褒美とセットであることに留意
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三日坊主は、本人が怠けていたり、性格の問題ではなく、やり方や続け方がわかっていないだけで、誰でもやれば効果が出るようにしていくのが行動科学だとのこと。自分はダメな存在だからできないという思い込みを外すヒントとなりそうな本です。
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スモールゴールを決める。
できる社員は仕事に対して動機づけ条件を創り、強化によって自発的に行動するといった仕組みを持っている。その仕事が好きだから。
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キーワード
行動科学 ABCモデル ターゲット行動 ライバル行動
メジャーメント スモールゴール ラストゴール リインフォース(飴と鞭)
継続できるかどうか
×意志の強弱
○(科学的)方法
物事が続かない理由は二つ
・やり方がわからない → 「やり方」を知ればいい
・続け方がわからない → 「続け方」を知ればいい ⇐本書の内容
ターゲット行動 勉強 ←高ハードル(時間、手間、コスト)
ライバル行動 テレビ ←すぐに成果(楽しい、美味しい)
ABCモデル
A:先行条件 テレビを見たい ←ここをコントロール
B:行動 テレビを見る
C:結果条件 楽しい
ルール:勉強したらテレビを見てもいい
A テレビが見たい
B 勉強する
C テレビが見られる
ポイント
1.行動のヘルプ 机を片付ける 好きなBGM
2.動機づけ条件 勉強したらテレビを見てもいい
3.行動のハードルを低く テキストは手元に
ステップ1 継続の決定
本当に続けたいのか?どのレベルになりたいのか?
ステップ2 ターゲット行動の決定
「やり方」の確認 ○○を毎日○時間
ステップ3 ゴール設定
ラストゴール ○月○日に資格試験で合格
スモールゴール 一日勉強した
いくつも 甘い目標 公開
ステップ4 メジャーメント(計測測定)
ターゲット行動の数値を表、グラフ化
1日(1週、1月)毎
ステップ5 チェック
ターゲット行動が合っているか
行動契約書
ターゲット行動の具体的内容
回数
いつ行うか(時間帯)
ご褒美
ペナルティ
ターゲット行動の計測、報告方法
リインフォース:強化
あめ 1週間続けたら好きな映画を見ていい
むち 読みたくもない本を読む←出来るだけ無駄なこと
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行動科学について知りたくて読書。
『「続ける」技術』 と『新版「続ける」技術』 と内容と前半が重複している。読んだ人には最終章の第7章だけ読むとリマインドと次の応用への氣づきが得られるかもしれない。
前出の2冊を何度読んでも理解できなかった”不足行動”を増やすと”過剰行動”を減らすの一覧表(p87)は修正されていた。ようやく理解でき喉元の骨がとれた氣分だ。
行動のみに着目して、分割して管理する。
本書では、応用として、人を動かし、育てる立場の管理職や教育での応用についても触れられている。
近い人ではなく、そこそこ距離感がある人たちからSNSなどを通じて応援してもらうほうがいいというアイディアは納得。試してみようと思う。
読書時間:約45分
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[関連リンク]
クラウドリーディング:vol.20『行動科学で人生を変える』 : ライフハッカー[日本版]: http://www.lifehacker.jp/2010/04/100422actionscience.html
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・行動の積み重ねが自分の望んだ人生をつくる。自分の夢を実現できる人、できない人の違いは行動するか、その行動を続けられるかどうかがポイント。
人生は行動の積み重ね。人間の行動は目に見えるモノ。世の中には「習慣があなたをかえる」といった類の本があふれているが、続けることができなければ習慣とは言えない。行動に着目し、コントロールする方法を身につける方が近道。勉強、運動など自分のためになり将来的にポジティブな結果をもたらしてくれる「不足行動」を続けるための「先行条件」「結果条件」をコントロールする「続ける技術」とは…
今年(2015年)57歳になるのですけれども、改めて中学生の時に習うレベルの英語から復習を始めました。仮にある程度の英語力を習得できたとしても、それを活かすチャンスがあるかどうかも分かりませんが、学ぶことを習慣にすることは、残りの人生に何らかの力を与えてくれると信じます。
更に時が経って今年(2018年)60歳になるのですけれども、3年前に書いた英語の勉強は滞っています^^; 唯一続いているのは、読書と、こうして「本が好き!」にレビューを書くこと…
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目標達成に対して行動を科学的に(要素還元的に)分析して効果的に実行する方法論
行動は増やしたいか/減らしたいかの2種類
それぞれに、先行条件、行動、結果条件があるのでそれを個別に把握してコントロールする。持続する環境を作る
わかりやすい。
あとは、PDCサイクルの話、プランは大目標と小目標を立