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やっちまった...続編だったのか~。
前作知らなくてもおもしろく読めたけど、やっぱり気になってしまうのはおもしろかった証拠かな。
重すぎず軽すぎず、いろんな要素が盛り込まれつつも偏らず深すぎず、個人的に言うところの「適度本」。
強く永く、届けたいと思える相手と気持ちがあるってきっと幸せなことなんだろうな。
初読みの作家さん、他作品もいつかきっと。
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前作も読んで面白いなと思っていました。
ふと図書館に寄ってみるとこの本が見つかって、続編ならぜひ読みたい!と思って、手に取りました。
前作もほっこりするような、だけど胸がきゅっと締まって、少しだけ人の悲しみに触れるようなそんな作品でしたが、今作も同じ感じでした。二作目以降になると、あれこれと挑戦してみようと、前作と雰囲気を変える本もあるので、全体的な雰囲気が変わっていないことに安堵しました。
この本って、登場人物が悲しい過去を抱えていることが多いんですけど、その悲しさを荷物とその荷物を運ぶ七星が優しく運ぶことで、心がほぐれていって、読んでる私も温かい気持ちになれる、そんな作品です。だから読んでみて良かったなと思いました。
また続編出たらいいなと思います。
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「天国宅配便」の第2弾…。「天国宅配便」とは、依頼主の死後、預かった遺品をしかるべき人のもとに届けるサービス、配達は七星律という女性が担っている…。今回も4作の連作短編+エピローグという構成です。
・父とカメラと転売人:以前お笑い芸人を目指していた男性が主人公、現在は転売業だが仕事で知り合った人から 高価なカメラを託され、その人の息子探しをすることに…。
・七十八年目の手紙:主人公の女の子は、祖母に届いた天国宅配便の文字を解読して読んであげたい一心で行動を 起こすのだが…。
・最後の月夜を君と:温室を構える富豪の跡取り息子と、庭師の女性との約束と、ヒスイカズラの花言葉…。
・わたしの七人の魔女:7人の老女から、今はバイトで生活をつないでいる女性に贈り物がされる…。
・エピローグ:「天国宅配便」が依頼主から受取人に届かないケースについて触れている。
転売人の基樹のお話は、お笑い芸人を目指していたことだけあって、読んでいてちょっと笑えたりして、よかったです。一番じんわり染み入ったのは庭師の岩子と跡取り息子の広之のお話です。ヒスイカズラ、実際に見たこともあるんで、なおのこと心に響いたんだと思いますが、いいお話でした。どのお話もやっぱりすごくよかったです。この作品って依頼人はすでに他界しているわけだけれど、その依頼人が受取人に遺品とともに、これから先の人生をポジティブに生きるための気づきを与えてくれるんですよね~。
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今回も故人の想いの詰まった最期の贈り物に温かな気持ちになると同時にちょっぴり切ない物語。
七人の魔女はタイトルからは想像できない内容で心がキュッと締め付けられる感覚だった。自分もおばあちゃん子だったからこの手の話に弱い。カメラの話は途中でオチがわかったけど腹落ちした。続編あるのかな〜
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前作同様要所要所で涙。
今回はなんだかこの宅配業者の存在が現実に実在するものとして物語を読み進めることができた。
人生最後に誰かに届けてほしいものがあるとしたら自分はどうするだろう。
届けたあとの反応を知ることが出来ないなら生きているうちに届けたいなと思ってしまう現実主義の今日このごろ。
もう会うことのできない人に受け取ってほしいものがあるとしたら死期をみたタイミングがベストになるのか。。
色々考えてはみたけど送るより受け取るほうが嬉しいのかもしれないな。
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シリーズ2作目。
亡くなった人から届く宅配便っていう設定自体が、なんとも切ない。
今作も自分と重ねたりしながら読んだ。
第3話「最後の月夜を君と」が一番好きだった。
宅配便の中身がわかってからラストの辺りが、二人の関係性を表していて素敵。
また続編があるといいな。
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天国からの宅配便続編。かなさんレビューありがとうございます。
またうっかり寝る前に読んでしまい涙止まらず寝付けなかった。
父親と息子との分かり合えなさ、戦時中の収容所での友情、秘めた想いを温室で育てあったその後、近所のおばあちゃまたちとの演技指導など、登場人物毎に物語の設定が変わり、独特な空気感を持つな魅力的で人たちが多い構成。展開のわかりそうでわかってなくて種明かしされる。
生前に伝えきれなかった想いをかかえていた側の心情を考えるととても切ない。伝えたかったことを届けられたら、それぞれに新しい息吹が生まれるような心地よさ。
七星のおひさま満腹教はいいなあ、今からしよう。
「お腹いっぱい食べて、日に当たると、だいたいなんでもOK」
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今回もほっこり。
ぎゅっと胸が苦しくなることもあったけど
最後はあったかい。
7人の魔女、素敵だ。
今が続けば良いと思ってしまうけど
愛を持って手放すことも時には必要だ。
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前作に続き続けて読んでしまった。前作もうるうるしてしまったけど、今作も中々胸が締め付けられてしまった。けど前向きになれる話。
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天国からの宅配便第2弾。第1話は転売人のところに来たライカのカメラによって、本来受け継ぐべき息子に譲ることができ、自分自身も親と向き合うことができた。第2話は78年前の暗号の手紙が届けられた。第3話は満月の晴れた夜に届けてほしいと依頼された空の箱。病弱の広之と幼馴染の植木職人の岩子。ヒスイカズラの画像を検索したら情景が浮かび上がってきた。第4話の7人の魔女ことおばあちゃんたちは後々のことを考え、心を鬼にしてネグレクトされていた亜美を遠ざけただけだった。お腹いっぱい食べて日に当たるとだいたいなんでもOK
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これってシリーズになっていたんだー!
と、慌てて図書館で借りた1冊。
遺品が届いて迷惑している人も最終的には喜びになるのがこのお話しのいいところ!
今回も心温まるお話しばかりでした。