電子書籍
面白いんだけど
2024/04/24 15:21
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投稿者:にこださぶ - この投稿者のレビュー一覧を見る
1930年代のフランスミステリーの実力がわかる作品なんだけど、登場人物が覚えられなくて困った。ファーストネーム、ラストネームが混在し、ニックネームまで使われて、おまけにフランス人の名前なのでたいへんだった。内容的には満足で、密室トリックも構成も良く考えられていた。もし作者の作品がこれからも出るのであれば、訳文を何とかして欲しい。
紙の本
大満足です
2023/08/27 11:10
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投稿者:桜川ゆな - この投稿者のレビュー一覧を見る
実質密室状態だったところから下手人はどうやって逃げたのか…というのが勿論メインの謎なのだけれども、それ以上に名探偵がd……(これ以上はネタバレになってしまうため云えない…うぅ…)。
いやもう大満足よ。このコンビによる作品はもう数冊あるらしい。翻訳されて欲しいなぁ。
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引越してくると「この館から出ていけ」と脅迫状が届き… 純度満点の古典本格ミステリー #禁じられた館
■あらすじ
事業で成功を収めている富豪が、立派な館に引越しを決める。ただし、かつての所有者が不幸になってしまったという怪しげな館であった。
そんな彼のもとに「この館から出ていけ」との脅迫状が届くのであった。
■きっと読みたくなるレビュー
久しぶりに古典ミステリーを読ませていただきました。
まさに本格ミステリーで、脅迫状、怪しいキャラクターや個々の思惑、不可能犯罪の発生、探偵による様々な解法の提示、そして衝撃的な真相…
1930年代のミステリーですって。いやー素晴らしい。
まだまだ古典は読み切れてないんですが、こんな良作を発掘&翻訳していただいて、ファンとしては大変ありがたいです。
謎解きの設定自体は比較的オーソドックスですが、展開がいいですね。次々登場してくる刑事や弁護士などの探偵役が翻弄されていく様がお見事。
さらに曰くありげな登場人物たちがイイ!
みんな弱い人間ばっかりで、いまにも犯罪起こしそう。全員が怪しすぎるっ
そして事件当夜の描写が震えるんですよ。古い白黒の映画を見ているようで怖い怖い。
謎解きも綿密で、ひとつひとつがロジカルで本格ミステリーの重厚感たっぷりでてる。真相もはぁ?という驚きとともに、一方でなるほどなぁ~と思わず声に出してしまうほど納得感が高かったです。
読み応え十分、純度満点のヴィンテージミステリー。楽しく読ませていただきました。
■絶賛推しポイント
本作は序盤の引き込みがスゴイんですよ。
館に引越して来たら「この館から出ていけ」って脅迫状が届くんですよ。
でも当の主人は、そんなの知らねーよって居座り続ける展開。
ついに殺害予告の日が近づいてきて…
これは熱い!本格ミステリーファンとしては読み手が止まらなかったですね。
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飲食産業で成功を収めた富豪のヴェルディナージュが、マルシュノワール館に引っ越してくる。これまでの所有者には常に災いがつきまとってきた曰く付きの館だ。
再三舞い込む「この館から出ていけ」との脅迫状。
果たして雨の夜、謎の男の来訪を受けた直後、館の主は変わり果てた姿で発見される。
どこにも逃げ道のない館から忽然と姿を消した訪問者。捜査が難航するなか、探偵トム・モロウが登場し…。
フランスミステリーといえばツイスト博士シリーズのポール・アルテがすぐに思い浮かびますが、それよりも50年も前に書かれた本作は、なかなかどうして面白かった!次作も早く翻訳されないかなぁ。
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1932年にフランスで出版されたミステリー。
古典ミステリーとして、楽しく読めました。
「なぜ犯人は執拗に住人を館から退去させようとしたのか?」や
「どうやって犯人は現場から逃げることができたのか?」が
謎となっているミステリー。
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というのが目くらましで、
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「殺人の瞬間に誰にも見られずに射撃地点に居ることができたのは誰か?」
を証言を突き合わせて考えていくと犯人が分かるというものでした。
ただ、事件には「被害者の偶然の協力」があり、
もしこの偶然がなければ犯人はどうするつもりだったのだろうか?
がちょっと気になりました。
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殺人があった館から消え失せた訪問者の謎を巡る、真っ向からの不可能犯罪もの。古い話だしこの辺かなと思っていると足下をすくわれる。ミステリとしては終盤の畳みかけが素晴らしく、実に愉しい。ただ読み物としては、いけ好かない連中のうんざりするようなやり取りがほとんどで、魅力的なキャラクターの一人も登場しないシロモノなのでいささか厳しい。滑稽小説として読めばいいんでしょうけどね。
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第一部で事件の発生までを描き、第二部で捜査、第三部で「素人探偵登場」と、まぁお作法通りの黄金パターン。とても良い。さらに捜査の最中に、各自がいろんな犯人を想定して推理を述べるので、多重推理モノっぽいテイストまで出てきて、盛り沢山の1冊。
登場人物がどれもカリカチュアライズされていて、ある意味コメディにも読めるところが味わい深くとても楽しい。これ、ぜったいフランスのオシャレなミステリー映画にしてくれるとたぶんとても良さそう…。映像化に向いてる。
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このミスで紹介されていて気になり、購入。
探偵役、結局その人?という驚きが大きかった。
だれが謎を解くのか後半まで明かされずというのは新鮮。私立探偵が一枚噛んだのは結局ビジネスだったということなのでしょうか。
巻末より 埋もれている古典名作を見つけようとする、訳者の方の情熱と楽しそうな様子がとても素敵でした。これからの名作発掘も応援しています!
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いやいや凄い。1930年頃の作品。古典ミステリー
らしく全てが仰々しく始まる。一転面白くなるのは素人探偵が出てきてから。ポアロと似ているが、どちらが先なのかな。前半退屈したが、後半は凄く面白かった。
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埋もれた傑作とのこと、確かに面白く読ませて頂いた。
殺人が行われた時の状況を繰り返し書かれているのには、多少飽きもしたが、見事に事件が解決された。
しかし、その解決の決め手の一つの事柄が、成程と思わせれる反面、その事をその時に、その場に居た人たちは何故に気が付かないのだ。
隠す暇もないし、痕跡が消えるのには相当の時間が掛かるのだから、その事だけが疑問として残るんだよね。