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元リクルートの方が多くの会社やヒトを見てきた中で、新しいプロジェクトの立上には何が必要か?をわかりやすく伝えた本です。基本経験則に基づいているものなので、「統計的にこうだから、結果こうです・・」というのは省いています。
・プレマネと専属の違い:今すぐプレマネは廃止しよう
・内部/外部含めて「リソース」を管理する重要性
→例:お客さまを受付でたらいまわしにしない。 そのためには・・
・社内でコミューン作りが重要
・サービス残業は推進しない
といった基本的な項目をあげながら、じゃあ
「交流思考」的なプロジェクトの進め方はどうすればいいのだろう?といったことを深堀していってます。
その他にもヒトに積極的に任せてみよう、そのためにはなんでも小さいところからプロジェクト化しちゃおう。「ルビ力」が重要で言葉の裏を伝えられるように(逆にいうと考えてもらえるように)しようといったプロジェクト部自体の育成にもふれています。
※よくクライアントさんとの話で「で、ぶっちゃけ話教えてもらえますか?」「いえいえ、決めるのは御社ですから」「またまた面白いことおっしゃる」とかいうのは笑話だとしてますw耳が痛いところがありますね。
おもしろかったのは
・バブル世代でやる気のない社員を再ブレイクさせロードモデルをつくる
・事務員を参謀にしてサポートさせ、PJ推進の進捗管理する
・他責の許されないと思う上司になる
・目標はノルマではなくリソース活用のアイテムととらえる
→70%の人が達成できるような全体目標の達成。
みたいなところですかね。 基本的に「社内外で挨拶がきちんとできる」「社訓を唱えても無駄!」といった精神論的なところも掲載されているので共感できない人は多いかもしれません。。
経験則からきているので「あるある」というのが多いですが、意識の高い社員がいるから出来るのかな?というのも一部あり。。 ※まそこはやり方なんでしょうが・・
ただそれをわかりつつも、ある程度実務で使える形にしようとしてるのが作者の意図を感じました。 ※通常、こういう本って曖昧にして終わるんですけどねw