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東京ディズニーランドでアルバイトをすることになった21歳の若者の3日間を描いた、ちょっと痛痒い青春小説。
ディズニーランドの舞台裏が、企業秘密めいたところまで、よく書けてますねぇ。正社員と派遣の差別問題なんかも、負の側面に思い切って悪人仕立てて、大団円は大企業の中で自浄させてくれるなんざ、さすが松岡エンターテインメント。
松岡さんも、そろそろ「千里眼」の刊行ペースを落として、こういった新しいジャンルにどんどん手を広げてもらいたい。
(2008/11/3)
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理屈抜きに面白い!!作品でした。
ディズニーランドに派遣社員として採用された後藤の3日間を描いたものですが、ディズニーランドの裏方の話をしてもいいの?って度肝を抜かれた内容でした。確かに、ディズニーランドに地下にはスタッフの通路がいっぱいあるとか、そんな話を聞いたことがあるし、ミッキーマウスの中は女の子だとか、、、そんな話も聞いたことがあります。
以前、勤めていた会社で一緒に仕事をした後輩が大学時代にジャングルクルーズのキャストをした経験のある子がいましたが、宴会でも絶対にそのキャスト真似はしなかったですね。一度、園外に出たら機密事項だったのでしょう。それくらい魔法の国は魔法の国であり続けるからいいのでしょう。なのに、この本は・・・・(^^;
とはいえ、この本は裏方の暴露本ではないので、そのあたりを期待して読んでも、趣旨が違うかもしれません。たぶん、取材をして、架空の世界を作り出したものと思われますが、あくまでも、ディズニーの裏方はこの小説の舞台であると見た方がいいでしょう。
つまり、舞台がディズニーランド(である必要はあると私は思います)というだけで、内容的には青春小説風です。主人公・後藤の登場シーンがあまりに空気を読めないタイプだったし、しゃべりも苦手なタイプという評価だったのが、勤務3日目にして人が変ったようになり、ディズニーの世界について語るというのが出来すぎていて、ある意味、コメディにようにも思えちゃいますが、この変身ぶりも夢と魔法の国での出来事って思うと、妙に納得せざるを得ないって感じです。
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「僕の育ての親は、ミッキーマウスとミニーマウスです。」と断言しても良いくらい、幼少期の僕は、ディズニーのビデオを擦り切れるまで見てたことを思いだした。
誰もが一度は何かしらの媒体を介してみたことがあるだろうし、ディズニーランドに関して言えば行ったことがあるだろう。
その裏側がどうなっているのか。フィクションながらどこまでがフィクションでノンフィクションなのか分からないくらいのリアリティで暴き出されており、ちょっとした秘密に「へぇ〜」と何度か頷く場面があった。
が・・・ほんとうにそれだけだった。3日間という設定も、主人公をはじめとしたキャラクターも、ストーリーも全く魅力を感じることが出来なかった。
こんなことするんだったら、『ディ○ニーランドの都市伝説』とでもして、筆者が掴んだ裏側を紹介するだけでいんじゃないか?
なんか孕ませようとしてるけれどまるで噛み合っていない。とにかく、後藤の勝手すぎる行動?(恐らく、こいつが熱い男だと思わせたかったのかな)に白けてしまったことが敗因かな。 ディズニーの裏側を知ることが出来たからいいけどさ。ってそんな感じ。
(2008.11.22)
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舞台が面白い
ディズニーランドが舞台の作品
普段ふれることのない舞台裏の話
すごく現実的
夢が壊れる恐れあり
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トヨクラタケルの表紙絵とタイトルに惹かれて買った。
内容、面白かった。
わくわく読めたし。
こんなこと書いて、ディズニーに怒られないのかなって
本気で信じて心配してしまった。
後になって、ア、これフィクションなのか…と気づいた。
展開が早いし、バイトが1日2日でこんな動けるのかとか
ツッコミどころはあるけど、でも面白い。
舞台裏って何でこんなに面白いんだろう。
ミッキーの中の人がカッコよかった。
プライドの高い努力家ってこんなに魅力的だったんだ。
それにしてもパレードミッキーとショーミッキーがライバルかァ…
なるほどねェと感心しきり。
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途中までは主人公に最高にいらいらするけど‥最後は夢の国らしく、ヒーローものみたいなスカッとする感じ◎
これ本当にフィクションなの?ってちょっと信じられない‥(笑)
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よくこの本の出版を、オリエンタルランド、ひいてはディズニーサイドが許したものだと、そちらにびっくり。夢と魔法の国で働きたい!という(ありがちな)(きっとそこは素敵なところに違いない)というやや勘違いくんが入ってくるのだけれど、実際の舞台裏は、全く夢とはかけ離れた組織。そんな中で彼は・・・という3日間くらいの物語なのだけれど、なにせ、ディズニーランドの裏側事情が見えてくるという時点で除き趣味的な意味で面白い!わたしはたまたま某有名キャラクターに入っている(あるいはそのもの、といわなくちゃいけないのか?)人を知っているので、それなりに舞台裏の確執は聞いていたんだけど、それがまざまざと展開されていくさまは、「うゎ、ディズニーなんて2度といけない」と感じました。が!この主人公の青年、3日間の間になぜか急成長を遂げるのです。ありえない早さで(苦笑)そこから先の、キャストたちの「夢を支える誇り」を見ていると、やはりディズニーというのは見事に作り上げられた完璧な夢の国なのだな、とも思う。いずれにせよ「家政婦は見た」的にバックステージを知りたい方は是非どうぞ。知りたくない方は手に取らない方がいいと思います。フィクションだけど、かなりリアルな部分ありますよ(笑)
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タイトルに惹かれて借りた。
ホントよくこんなの書けたなぁ 笑
馬鹿でイライラする主人公だったけど最後はきめてくれました。
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ゆとり世代の主人公が物語の主人公らしい行動をして、面目躍如、というストーリー。さくさく読めたが、それだけという感じ。
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夢と魔法と現実と・・・
こんなに裏舞台を見てしまったら夢が壊されてしまう・・・
そんな想いも杞憂に終わり、本を閉じてすぐに浮かんだのは
楽しかったディズニーランド・シーでの思い出。
また行きたくなる魔法にかかってました。
ぜーんぶフィクションだけど。
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はじめのほうはねぇー‥
「馴れ馴れしい、敬語ができない」
そんな後藤君がウザくて、読むに堪えなかった‥
‥が、
読んでいるうちにだんだん面白くなっていって
かなり面白くなって
‥だけど、後半また失速
て感じ。笑
とりわけ後半が残念。
松岡氏、力尽きたか?
オチがお粗末なだけでなく、
後藤君がアツくなりすぎてイタイなぁ‥
さすが「痛痒い青春小説(レビューより)」。
あ、あと、久川がなんとなくラルクのハイドのイメージ。
「頭部以外の着ぐるみを身につけて、愛くるしいミッキーの動きを‥」
なんてところは、
ハイドがミッキーの衣装来て真顔で手を振ってる姿が浮かんできて、
なんか面白かった。
あと、中村専務はなんか塩じぃのイメージ(笑)
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テーマパークの裏側を知らなかったわけじゃない。モトカレはテーマパークの元キャストだったし、友達だってテーマパークでお仕事している。それに、自分も常連だったからか、少しだけ事情を知ってたりした。それでもディズニーリゾートが大好きで、その気持ちは何を見ても何を聞いても変わることはない。それって、ただ単にキャラクターの持つ力なのか??そんな疑問を持ちながら手にした本でした。正直言って最初は『夢』を破壊する内容ばかりで、(もちろんそれは承知の上でこの本を手にした)読まなきゃ良かったって思う場面もしばしば。笑 けれど、物語が進んでいくにつれてオンステージしか味わったことのない『ゲスト』の私には見えない世界がリアルに思えてきて、どんどん物語りに引き込まれた。
夢とまほうの王国。ディズニーランド。そこへ足を踏み入れたら誰もが『夢は叶う』という希望に満ち溢れた笑顔になる。そこに悲しみはあたかも存在しないかのような世界。ゲートをくぐってワールドバザールから見えるシンデレラ城を見ると本当におとぎの世界そのもの。
この厳しい経済状況で、荒んだ世の中で唯一無二の夢の国が確かにそこに存在する。
何故その巨大なステージがそこに存在できるのか。それはきっとオンステージからは見えないバックステージの多大な努力が支えているから。確かに、ディズニーへ行くと、キャストさんたちはどんなことを聞いても嫌な顔一つせずに対応してくれるし、Qラインの最後尾で苛立つ人を目の前にしてもずっとニコニコしてる。大雨が降っても誰一人嫌な顔もせずに機材を守ったり片付けたり、自分たちの仕事に誇りを持っていらっしゃる。そんな一人一人の現実を生きるキャストが存在するからこそ『夢の国』がそこに存在するんじゃないかな…。
なんて思わせてくれる1冊でした。もちろん話はフィクションなので、事実ではありませんけど、説得力は抜群でした。楽しいだけのディズニーランドに少し飽きちゃったアナタ。たまにはバックステージから覗き見も悪くないのではないのでしょうか…。
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このタイトルはずるい!絶対気になるし!
主人公がウザすぎて読んでる自分が憂鬱になったけど、妙にリアルなストーリーが面白い。
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千里眼が有名な松岡圭祐の作品。
こちらもある意味驚きの内容になっています。
どこまでがフィクションなのか考えさせらえてしまいますが、とても楽しく読めました。
後読感はスッキリです。
ディズニーランドに行きたくなりました。
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私は、ディズニーランドに行ったことがない。だから、この作品はどんなものかと思い手に取った。でもこれは作者の中でのディズニーランド。
ディズニーランドの「裏」で働くようになった準社員の主人公の成長は見ていて面白い。 少しでしゃばってしまう所は読んでいて少しハラハラしてしまう。でもそれが主人公の良いところだと思っている。その性格のおかげでミッキーマウスの着ぐるみは助かり、仕事の仲間も助け、さらには周りの社員の仕事に対する思いを、真剣なものに変えてしまった! 「仕事に生きがいを感じる」、とっても素晴らしいものだなと思う。あと、読み終えたらきっとミッキーマウスの着ぐるみの中が気になってしまうだろう。