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一部とちょっと繋がったとこがあるけど、サチ子の場合は少し時代が新しく、これもまた新鮮に純情な乙女心。あぁこんな恋したいなぁって思うような(*´ェ`*)ポッ
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読んでください。ヤバイです、泣けます。高校の春休みの宿題で読んだんだけど、読み始めたら面白くって、止まらなかった。サチ子の恋する気持ちがわかりすぎて胸がキュンキュンだった(笑)「解る!!」と何度頷いたことか…!!修平も個人的には好みです。馬鹿っぽくて、可愛い。コルベ神父の信教深さ、愛情の深さに泣かされました。戦争の悲惨さが、感じられます。人の気持ちが麻痺していることが、痛々しい。
友情も愛情も、全ての美しいものを全部壊してしまうものだということが、改めて感じられます。これを読んで、戦争で起きた出来事を忘れてはいけないと思った。
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2部は昭和の長崎が舞台です。太平洋戦争の波にのまれながらキリスト教と戦争という矛盾の中で苦しむ人々が描かれています。
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第二次世界大戦中の長崎で交わった、いくつかの人生。
アウシュビッツでのコルベ神父に関わる人物の描き方に感動を覚える。
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一部と同じ題材で、所々オーバーラップさせてあるので一気に読みたい。第二次世界大戦終盤の長崎で生まれる男女の切支丹、アウシュビッツで虐待を受ける神父3人それぞれのキリスト教徒としての生。真摯で丁寧な描写が情景を思い浮かべさせて、一層胸を締め付ける。コルベ神父の最後の選択と、最後に修平がサチ子に送る手紙の部分は特に涙。そうするより他ない時代だったと思ってしまう事が、悲しくて悔しいです。
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これは。
人が生きていくうえで、1度は読むべき本だと
はっきり言えます。
読んでください。
たくさんの人に、読んで、考えてほしいです。
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第二次世界大戦の時代に長崎の街に生きた、日本人の二人のキリシタン。宣教師のコルベ司祭。アメリカ人の子供のジムとヴァン。幸せに暮らしていたはずなのに、時代によってアウシュビッツで神の教えの通りに身代わりとなって死んでいったコルベ司祭と、成長して自分が育った長崎の街に原爆を落とさなくてはならなかったジムの想いなど読むのが苦しかった。人を殺すことが罪だと教えるキリスト教が戦争を無言のうちに肯定し、戦争に行って人を殺さなくてはならないことに矛盾を感じる人たちが、また同じように悩む作者によって書かれている。秀逸な作品。
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泣きに泣いた。戦争の悲惨さ、二人の運命にも泣いたけれども、平凡な人々が皆それぞれ心の奥底に大事なものをもっているという当たり前のことにもきづかせてくれたと思う。
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サチ子と修平を見ていると、今平和な時代に生まれた自分たちは、もっと真剣に生きなきゃいけない、と思う。特攻隊で散った修平は、自らに人を愛する資格があるのか煩悶するが、それに比べて今の時代何てお手軽に「愛」が転がっているのだろう。コルベ神父の逸話では遠藤周作らしい「神と良心」というテーマがいかんなく発揮されていた。
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センター演習の問題集ででていたので興味を持った。キリストの教えと、自らの運命の間で揺れた人たちの物語。修平の場合はきちんとした語りが入っていたけれど、コルベ神父のほうはその心理が明確に語られることなかった。でも、彼は、本当にすごいな。
揺れ動いた末に心を決めた修平の最後の手紙がとても印象深い。
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第1部のキクの場合と時代設定が違うけど、同じ思いにかられる一冊。
この本、男性が詠むよりやはり女性が詠む方が心を鷲掴みにされると思う。
泣きたい時、結婚して幸せボケしている時に、ぜひ。
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キリスト教徒と戦争と。
アウシュビッツと。
ミツの孫、サチ子の話。
戦争はいけないと100回言うより、1回この本読むといい。
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一部に比べると、宗教色が薄い気がした。神への信仰というよりは、人への愛の方が描かれている気がした。
2009/4/16
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憲法で宗教の自由が認められたにも関わらず、戦争が原因でなお言われなき差別の中にあるキリスト教徒たち。しかし、戦争と言う条件下では愛する男の無事を祈る気持ちは誰も同じです。戦争により多くを失った全ての女たちを、サチ子の一生が体現しています。
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第二部は第二次大戦下での長崎を舞台とし、サチ子を主人公とした作品です。
おさななじみのサチ子と修平は互いに好意を抱きあっていた。修平は聖書の「汝、人を殺すなかれ」という教えと戦争で人を殺さなくてはならないことの矛盾に悩み、やがて特攻隊として出撃する。一方、サチ子の住む長崎は原爆にみまわれる。
この作品では、修平が矛盾に苦しんだことと、サチ子の修平を思う気持ちがすごくわかるなぁと思いました。この作品で修平が感じた矛盾は、作者自身が実際戦争中に感じたことだったそうです。
ラストではサチ子は別の人と結婚し、家庭をもっています。しかし真剣に恋をした修平の事は一生忘れていないし、忘れはしないでしょう。最後の一文の「人生はこの形でいいのだと耐えていた」にはいろいろな思いが含まれているように思います。ただひとつ違和感なのは、サチ子は耐えているのではないと思うというところ。それはそれで、きっと幸せなんだと思うけどなぁ。
また、第二部ではドイツのアウシュビッツでのユダヤ人に対する惨い仕打ちがまざまざと描かれていました。戦争の為せる業と思いつつも...やっぱりむごい。こういうことは二度と起こってほしくないですね。