紙の本
娘がいじめをしていました (シリーズ立ち行かないわたしたち)
2024/02/09 15:07
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投稿者:まんまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
終わりのほうが凄くよかった。本当にいじめってこういう事だと思う。治安がいい学校に行かせたい。
自分にも子供がいるから色々考えさせてくれた。
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いじめた、いじめられた子どもの母親たちがメインで話が進む
子どもたちの心情描写はなく、本当はどう思っているのか何がきっかけだったのかわからないまま
保護者会での他の親たち、自分の子どもはそんなことしない関係ないと必死になっている姿(振り向いた見開き)怖かった…
いつ自分がこの立場になってもおかしくない、想像するきっかけになる本だと思う
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子どもは「ほんとのこと」なんて、言わないと思ったほうがいい。
とくに、やった方は。
なので、この「娘がいじめをしていた」ほうのお母さんは、ある意味とても客観的に自分の子どもを見られていると思う。
だいたいの「いじめをしている」子の親は、自分の子どもの「やってない」を鵜呑みにするんだよなぁ。
どの親も、自分の子どもが「いじめられていないか」を気にするのと同じくらい、「いじめていないか」に敏感であってほしい。
それができない世の中に、一石を投じる作品であると思います。
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いじめられていたのが小春ちゃん、いじめていたのが愛ちゃん、そして傍観者の詩織ちゃんが登場人物として出てきます。
いじめは許せないって思って、加害者を罰する意味で事を大きくしたのは詩織ちゃんママだろうけど、拡散されたいじめ動画を撮ったのっておそらく詩織ちゃんなんだろうね。冒頭で愛ちゃんが、詩織ちゃんに一緒に動画撮ろうって誘われてるって言ってるし。
いじめに加担してるんだけど、自分の子どもはいじめをしないと思ってるんだろうね。
最終的には愛ちゃんがいじめられるようになってて、拡散されたおかげで見知らぬ人に暴行される結果になってるし。悪いことしたからって、見知らぬ人(しかも大人)から攻撃される筋合いはないよね。
うちにも小さい子どもがいるので、いじめ加害者、被害者になったら、とか、スマホ持たせて変な動画撮ったり撮られたりしたら、とか、いろいろ考えさせられる作品でした。
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自分の子どもが、いじめをしていたら?されていたら?と想像すると、十分にあり得る話だと思った。
それを上手にケアできるか不安な気持ちが増え、もっともっと本人が話しやすいように、思っていること考えていることを聞けるようになりたいと改めて思った。
いじめる方もいじめられる方もどちらが悪いとかではなく、集団の空気感が大きいと私は思っている。
悪者を探すのではなく、みんなでそういう空気感に抗い、理解し合うことが大切なのだとはおもうけど、なかなかそれだけ余裕をもって接する時間もないのが昨今なのだと思う。
そんな中で、どれだけ向き合えるか。それは個人だけの力ではなく、関わる人の集団の力が必要で、みんなで支え合う気持ちが大切なのだろう。
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あぁ、イヤイヤ期とか終わったら少しは子育て楽になるのかな、というのは幻想だと教えてくれた一冊。そうだよな、数年後にはこういう可能性と向き合うんだよな、としみじみ感じながら読んだ。
30minもかからずに読めると思うので、タイトルが気になった方には一読を勧めたい。
(ただ、何か答えが提示されているわけではないので、その点は留意)
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本当に自分の周りでも普通ありそうなことで、展開が気になってどんどん読み進めた。
今はSNSの威力が強くどんどん拡散されて炎上してしまうので大変な時代だと思った。
いじめというのは自分がやっている感覚はなくても相手がいじめと感じたらいじめになってしまうので些細なことからいじめに繋がると思った。
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ああそうか、今でもこういうのあるんだな。それも、SNSつきで。変わったところと変わらないところと。やはり引っ越すのが一番の解決策になるのだろう。
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作品にはあまり関係ないんだけど…でもずっっっっっと気になっている。
「いじめ」なんて軽い言葉で表すの、本当にやめてほしい。
ただの人権侵害だし、立派な犯罪だから。
犯罪であることがはっきりと伝わりやすい呼称にしてくれないだろうか…
わたしは中高でその、いじめという名の人権侵害を受けていたけど、常日頃怒られていた親には話してもどうせ怒られるかもと思って言えなかったので、親に言えた小春ちゃんが本当に偉い。
そして、小春ちゃんが話しやすいように環境を整えてくれたお母さんが偉い。
犯罪者・愛をがっつり怒ってくれたお母さんもよい。
父たちは一様に使えない。
で、愛は許せない。
まず、お母さんから「いじめなんてないよね」と聞かれたときに、ニコニコしながら「みんな仲良いよ うちのクラス」と言ったのがすごく気持ち悪い。
どの口が言ってんだよ。
お母さんから問い詰められたときに誤魔化したのも気持ち悪い。
「そんなのでいじめだなんてひどいよ」?「そしたら勝手にこけて…」?あー犯罪者ってこういう思考してるんだなーとイライラした。
怒られるって分かってるなら、ダメなことって分かってたよね?
なのに、なぜ犯罪者になった?
お前は泣くなよ。お前の1億倍以上、小春ちゃんは泣いてんだよ。
あとになっていじめられてるのも、正直ざまあみろとしか思えない。
ネットに晒されたのも、転校することになったのも、身から出た錆。
犯罪者は一生犯罪者としての十字架を背負って短い命を生きていけ。
された側は一生忘れないし、一生憎むし……と思い続けるだけ。
高校のときにわたしのことをいじめていたやつが、ハタチくらいのときにバイク事故で亡くなったんだけど、ざまあみろとしか思わなかったな。
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いじめられた側の親子目線でのストーリーと、いじめた側の親子目線でのストーリーがあり、一例ではあるものの、こういうことをしたらこうなるというイメージができた。
予期せぬことが起きたら人は慌てるもの。本で心の準備をした。
小6の娘も興味を持って読んだ。
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いじめをしている女の子の親といじめられている女の子の親。
それぞれの目線で描かれているので、俯瞰的に対比し読み進めることができた。
親としての責任感や葛藤、夫婦間での意見の相違、様々な人間関係が生々しかった。
いじめる側にもフォーカスしているのが新鮮で勉強になった。