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【豪華寝台列車「ななつ星」をめぐる7つのストーリー】豪華寝台列車「ななつ星」での旅を舞台に、7人の人気作家が紡ぐ極上の小説と随想。あなたなら、この旅に誰と一緒にでかけますか?
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ななつ星、いつか私も乗りたい!
特急の列車で日帰り旅行をよくするけど、近くの席の人達を見ながら、この人はどこの駅から乗ってきてどこまで行くんだろう?とか、着物着て京都で降りるということはお茶会か何か?とか想像することがあります。
この物語を読んでその列車に乗っている人の数だけ物語はあるよなぁと思いました。
ななつ星だったらなおさら。
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死ぬまでにしたいことの一つ、豪華クルーズトレインの旅を、豪華執筆陣のアンソロジーで擬似体験。「ななつ星」をめぐる7編、どれもいい話だった。中でも印象に残ったのは、ラストが切ない、井上荒野さんの「さよなら、波瑠」と、母娘リモート旅が和む、川上弘美さんの「アクティビティーは太極拳」。老春、相生、家苞etc…単語をお題にした小山薫堂さんの随想「旅する日本語」も刺さった。
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恩田陸目当てに購入。
「ななつ星」を舞台にした短編集。
豪華クルーズトレインなだけに、登場人物は年齢設定が高め。
人生の節目の岐路に立っている人たちの旅を覗き込んだみたいだった。
そしてなんとなくちょっと重めだったかな。
それぞれ素敵な旅だったのだけど。
井上荒野の「さよなら、波留」が、一番好きだった。
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豪華寝台列車「ななつ星」が舞台のアンソロジー。
クラフト・エヴィング商會によるデザインの装丁がとても素敵で、小さな文庫本から寝台列車の雰囲気が感じられて、眺めているだけでうっとりします。
寝台列車の小さくて安全で、特別感のある客室。流れる景色。乗客一人ひとりにそれぞれの人生があって、それぞれの胸の中に秘められた思いが伝わってきました。
旅は人を素直にするんだろうな。一度でいいから乗ってみたいです。
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短編小説にありがちだが、面白いなと思った作品とそう思わなかった作品がある。
その差が大きいほど、本全体の評価が下がってしまう。
この本は、私にとってそう言う本だったと言うだけ。
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豪華寝台列車の「ななつ星」を題材に5人の作家と糸井重里さん、小山薫堂さんが物語や想いを綴る。寝台列車はセンチメンタルな気持ちになる。闇夜を走り抜ける中、人は過去を思い出し、その時にしかできない話しをし、解決できなかった想いを投げかける。5つの物語はどれも労りがあり、癒しもある。旅(ななつ星は旅というより乗ること自体に価値があるのだが)は不思議だ。自然と自己に向き合わせていく。
自分を見つめ直したくなる一冊だった。
お気に入りは「夢の旅路」「アクティビティーは太極拳」。
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「ななつ星」という一つの列車の中に、いろんな想いをもった人たちが同じ時間を過ごすのだと思うと、不思議だなぁと感じた。アンソロジーだからよりそう感じたのか。
この本は、乗客目線でかかれているけれど、クルー目線の作品もあればおもしろいなと思った。
三浦しをんさんと糸井重里さんの作品が特に好き。
憧れの豪華列車の旅。乗ってみたい気持ちがもっと強くなった。
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豪華寝台列車『ななつ星』を題材にしたアンソロジー。
読めば自分も乗車しているかのよう。
亡くなった誰かのことを思い浮かべながら旅をしているものが多く、パターンが似ているものが多く思えた。
ちょっと想像していたものと違ったかも。
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九州を走る豪華列車、ななつ星の乗客たちのそれぞれの事情が語られる物語。
非日常の中での日常と特別が胸に沁みる一冊。
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電車のお話は馴染みが深くて
卒論で観光列車について書いた私には
まず題材がたまらなく感じた
本のデザインも素敵だなぁと思ったら
吉田篤弘さんが関わっていて
あったかい気持ちになった
特に好きだったのは
小山薫堂さんの旅する日本語
とても綺麗だった
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観光列車をテーマとした7つの短編集
特に、小山薫堂さんの、旅する日本語っていうのが素敵で好きだった。その流れで、恋する日本語っていう本購入。
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アンソロジー。
どの作品も いいな、と思えた。ほのぼのだったりしみじみだったり。
中でも特にいいなと思えたのは、恩田陸の作品だった。とても、素敵だと思う。
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私は三浦しをん熱がまだ冷めないので、本屋に行くと、「三浦しをん」を探してしまう。
題名を見て「きみはポラリス」を思い出したこともあり、本書を購入。
でも、開けて読み始めると、JR九州のクルーズトレインを巡る7人の作家の短編集だった。北斗七星之ではない。表紙をよく見れば電車だったし、帯にもそう書かれている。すぐにカバー掛けてもらっなので気が付かなかった。
因みに、文春文庫では「甘い罠」「妖し」などをテーマに豪華な顔ぶれでアンソロジーを出している。(この本がそうであるように、初出はオール読物かもしれない)
私は、中でも川上弘美の「アクテビティは太極拳」が良かった。母親が子育て中の娘に手紙でななつ星の旅に誘うのだが、それが内田百閒の引用文で、物語もそこから始まる。旅は新型コロナで中止になり、二人はリモートで旅気分を味わうことに。母親も娘である私も魅力的で読んでいて楽しかった。
それから、アンソロジーとして単行本を出版する際に、書き下ろした2の作品、糸井重里のエッセイ「帰るところがあるから、旅人になれる。」と小山薫堂の「旅する日本語」が、とても良かった。
イラストレーターはそれぞれ違うのだけど、イラストが秀逸でページの余白も良くて、ページを捲る度にホッとするようなスッとするような気持ちになった。
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帯は、
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あなたなら、
この旅に誰と出かけますかーー?
豪華寝台列車「ななつ星」をテーマに
7人の人気作家が紡ぐ「旅と人生」
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小説5編と随想2編が収められています。
表紙の暗闇のなかの流れ星と、
車窓から漏れる灯りが素敵で。
以前、文学YouTuberの寝台列車のなかでひたすら読書する動画を見たことがありますが、列車とか旅は非日常感があってドキドキワクワクしますね。
列車をテーマにしても、オーソドックス(私の中では熟年夫婦やカップル)な物語だけでなく、友情や幽霊が出たり、感染症の流行で乗車が叶わなかった親子がいたり、糸井重里さんや、小山薫堂さんの随想だったり、とても新鮮で贅沢な一冊です。
ボリュームも少なく、雑誌をめくるような気分で読むことができました。