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『藤子・F・不二雄SF短編コンプリート・ワークス』6巻。
皮肉めいたオチが多かったかな、という印象の6巻。中でも「倍速」ですね。
あれはいい。非常にいいオチだと思います。下ネタではあるのだけど、人の本質は変えれないよ、という皮肉ね。ふっとぶ万能感。
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12話収録されていて、どれも面白いです。
特に面白かったお話は2話。
「倍速」
生まれたから何をやってものろまな主人公が「倍速時計」を手に入れ、人よりも何倍も速く動くことができるようになるお話。ドラえもんにも出てきそうな秘密道具のお話ですが、オチがクスッと笑えて好きです。
「親子とりかえばや」
互いの事を理解できない親子が、ある日突然入れ代わり、子どもは親の、親は子どもの1日を過ごすことになるお話。年齢、立場、価値観などバックグラウンドが違えば、理解し合うのは難しいですね。意見が違う相手がいたとしたら、そういう考えもあるんだと、相手の事を少しでも理解しようとする気持ちを持ちたいなと思いました。
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『倍速』
公エン猥シャツ罪で腹抱えて笑う女性、付き合いたすぎる。
結婚したところで終わると思ったら、オチが大人な下ネタでめっちゃ笑ってしまった。
『昨日のおれは今日の敵』
主人公がだらしなすぎて好き。
『倍速』もそうだけど、ひみつ道具系の短編は大人でものび太くらいだらしないやつが出てくる。
その場でクルクル回ってタイムスリップするのもなんか情けなくて良い。
『鉄人をひろったよ』
主人公がずっと独り言でボケてて良かった。
目をテンにしながら「おぬしにとってもしあわせではあるまいか。」とか言うの白々しすぎて面白い。
SFというか普通にコメディ。
『有名人販売株式会社』
これめっちゃドラマ化してほしい。
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「百年も千年も後の世まで語りつがれるのは不思議噺に限るのでございます。つまり、古今東西を問わず、人は皆不思議な物語が好きなんですな。」
と、あとがきにあるように間違いなく、そうだと思いました。古事記、宇治拾遺物語などの古典の不思議話が現在まで語り継がれています。しかも、今もなお、影響を与える作品もあります。
私も、10年、100年と人を幸福にさせる物を残して死んで行けたら幸いです。
SF短編集を読み進めたのか、新しみを感じなくなってしまいました。
『倍速』『異人アンドロ氏』『有名人販売株式会社』が印象に残りました。
『有名人販売株式会社』の女の子が現実にいたら素敵だろうなと思いました。あの性格は素敵すぎる。