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SF短編コンプリート・ワークス3。
収録話数は、15話です。
どのお話も読み終わった後に、色々と考えさせられるものばかりで、やはり面白いです。
収録されているお話の中でお気に入りなのは
「どことなくなんとなく」。
主人公はある日、白い夜を経験。それ以降、どことなくなんとなく違和感がある生活が始まります。その違和感とは、変わり映えのない毎日で意外性がないこと、そして、思ったことがそのまま現実化してしまうこと。そんな毎日が繰り返されることで、主人公は情緒不安定になってしまいます。
ラスト4ページで、主人公が経験した白い夜とは?そして、違和感の謎が判明します。
他にも、「分岐点」や「大予言」、「カンブュセスの籤」などが面白かったです。
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「ウルトラ・スーパー・デラックスマン」
小池さんが最低すぎて面白い。
スーパーマンの人格が悪かったら大変なことになるな、という発想は「ザ・ボーイズ」を思い出した。
「オヤジ・ロック」
タイムトラベルによる世界改変という壮大な世界観に、セールスマンの契約という矮小なテーマが変に混ざり合っていて面白かった。
オヤジ・ロックの部分はどんな発明品でもいいはずなのに、妙にディテールに凝っている上ヘンテコで良かった。
「カンビュセスの籤」
元ネタがあると思ったら無いらしい。
発想もさることながら名前が良いな〜と思った。
「カンビュセス」はアケメネス朝ペルシア王の名前からとっているぽい。
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『ドラえもん』の作者がベッドシーンを書いていることが意外だった。
『宇宙レポートサンプルAとB』は何か読んだことあるなと思ったら『ロミオとジュリエット』のストーリーかな?
『カンビュセスの籤』はヤバい。怖すぎる。最後のコマを読んだ瞬間ゾッとした。ブラックすぎる。
良くも悪くも『カンビュセスの籤』が一番印象に残る作品だった。