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王道の児童文学だが、アラサーが読んでもすごく面白い。特に拓人たちが初めて田中さん家に訪問した場面は、声に出して笑った。
『思考停止』に陥る怖さ、これを少しでも子どもたちに伝えたい。自分で考えるきっかけになる一冊ではないかと思う。
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小学6年生の拓人たち3人と神社の管理人をしている85歳 田中さんとの友情、子どもの成長を描いた作品。
ひょんなことから田中さんと関わることになった子どもたち。いままで意識したことのない神社のこと、田中さんのことを知っていく。
管理人としてひっそりと暮らす田中さんにもたらされた子どもたちとの賑やかで和やかな交流。
優しくニコニコ子どもの話に耳を傾ける田中さんと、その日あったことを田中さんに話して聞かせる子どもたち。その光景がとても微笑ましくて優しいほんわかした気持ちになります。
それにしても子どもってすごい勢いで成長していくなぁ。やっぱり経験て大事。
我が子の成長を感じて母親がニマニマする気持ちがわかる。
田中さんが好きな食べ物について話すシーンでは私まで胸がいっぱいになりました。
椰月さんの作品は鋭い切り口のものもあれば、本作のようにじわりと沁みるものもあり幅広くておもしろい。
気になる作家さんの一人です。
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話しとしては面白く良いテーマだと思うけど、どうも子供たちが可愛いと思えないのは私だけでしょうか。「しずかな日々」の匂うようなしっとり感がなかったのが残念。
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本屋さんで一目惚れして購入。大正解。
田中さんが三人組のためにおやつを買うとき、
お祭りの中イスに座り、時を待っているとき、
はじめてチョコバナナをもらって食べたとき、
情景や田中さんの気持ちを想像して
ひとつひとつに胸がきゅうっとなった。
お兄さんの「田中さんは期待してしまうことが怖いのかもしれない」が切ない。
ただきっと田中さんは今までもこれからも、ずっと子供たちの成長と幸せを願ってるんだろうな。
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昔は俺と同い年だった田中さんとの友情
小学六年生と85歳のおじいさんとの交流の中で
少しずつ変わっていく少年たちの気持ちや考え方。
少年と田中さんとのやりとりにほっこりしたり
戦争の話に深く考えさせられたり。
戦争について語り続けることの大切さも感じさせてくれた一冊。
夫のお母さんのオススメで読んだのがきっかけ。
読み終わってから、これが児童文学だと知った。
確かにサクサクと読めた。